Sungrowの蓄電池スペックや価格を徹底解説!
光熱費の節約や停電対策などのメリットが多く、近年需要が増えている蓄電池。
一般家庭だけではなく、工場やオフィスなどの企業でも、蓄電池を導入する会社が増えてきました。
今回は、そんな蓄電池の中でもSungrow(サングロウ)社の蓄電池を紹介します。
Sungrowでは、現時点で家庭用蓄電池の販売はありません。
しかし、今後Sungrowから日本に向けて、家庭用蓄電池の販売がされる可能性は十分あります。
今回は、Sungrow社が販売している産業用蓄電池「ST159KWH-50HV」について解説していきます。
目次
蓄電池を販売しているSungrowは大手メーカー!
Sungrowは1997年に創設された中国のメーカーです。
主に太陽光のインバーターを手がけており、グローバル実績は15%を超えます。
さらにSungrowの2018年の売上高は、1600億円に達しています。
太陽光インバーターの他にも、風力発電インバーターや蓄電池なども取り揃えており、エネルギー業界では世界的シェアが高い大手メーカーだと言えるでしょう。
日本法人は2024年に設立された中国メーカー
Sungrowは、2011年に日本法人を設立しています。
日本だけではなく、アメリカやドイツ、イタリアなど世界に26以上の拠点を構えるグローバルな大手メーカーです。
日本でもSungrowのパワーコンディショナーの導入事例は多く、再生エネルギー業界において、主要メーカーの1つとなっています。
Sungrow蓄電池の特徴は5つ!
Sungrowが現在販売している蓄電池は、現在1種類しかありません。
独自の技術を採用して長寿命を叶え、蓄電容量を増設することが可能な高性能蓄電池です。
Sungrowが販売している蓄電池は、産業用(商業用)の蓄電池なので、一般家庭で導入することは難しいのが現状です。
特徴① 独自の技術で長寿命を実現!
Sungrowの蓄電池は、空調設備が上部に設置されています。
空調設備が上部に設置されていることにより、セルレベルでの温度制御が可能になり、長寿命を実現しました。
蓄電池は、産業用、家庭用ともに決して安いとは言えない設備です。
長寿命を実現したことにより、コストパフォーマンスも高くなり、安心して長期間使用することが可能になります。
特徴② システムの拡張も可能!
Sungrowの蓄電池は、後からシステムを拡張することが可能です。
並列接続が可能なので、簡単にシステムを拡張することができ、蓄電容量を増やしたくなっても対応することが出来ます。
蓄電池の導入時は、蓄電容量は大きな悩みの種になりやすいです。
しかし、Sungrowの蓄電池であれば、後からシステムを拡張することが可能なので、蓄電池導入時に蓄電容量について大きく悩まなくてよいことがメリットだと言えるでしょう。
特徴③ 故障前のアラームや故障個所の特定が可能!
Sungrowの蓄電池は、バッテリーシステムを安全に管理するための監視機能が搭載されています。
適切な状態監視ができるので、万が一異常が起きてしまっても、早く簡単に異常箇所を特定することが可能です。
また、高速遮断やアーク対策もされており、安全を保つための対策も高いと言えるでしょう。
産業用の蓄電池は多くの電力を扱うため、故障が起こってしまうと、発火などの危険性が高まります。
その点、Sungrowの蓄電池は監視システムや高速遮断などの安全機能が充実しているので、安心だと言えるでしょう。
また、万が一故障が起こってしまっても、迅速に故障個所を特定することが可能なので、すぐに修理することが可能になっています。
特徴④ 液晶1つで簡単操作が可能!
蓄電池に限らず、複数の液晶や操作パネルで操作しなければいけない機械は、どうしても使い勝手が悪くなってしまいます。
しかし、Sungrowの蓄電池は液晶1つで蓄電池の操作が可能になるので、分かりやすく使いやすいと言えるでしょう。
どれだけ性能の良い蓄電池でも、使い勝手が悪いと維持や使用に労力がかかります。
Sungrowの蓄電池では、液晶一つで蓄電池の操作や故障原因の特定が可能なので、導入しやすいことがメリットです。
Sungrow蓄電池の価格やスペックは?
寿命が長く、使い勝手がよいSungrowの蓄電池。
オフィスや商業施設に向いているので、容量が大きいことが特徴です。
Sungrowの蓄電池「ST159KWH-50HV」のスペックや価格をまとめました。
Sungrowの蓄電池を導入する際には、ぜひ参考にしてみてください。
ST159KWH-50HVのスペック
Sungrowの蓄電池「ST159KWH-50HV」は、蓄電容量が159.0kWhです。
一般家庭で導入する蓄電池は、10kWh前後が平均です。
蓄電容量159.0kWhの蓄電池は、一般家庭では導入する必要はないでしょう。
オフィスや工場で導入する際には、システムの拡張できるので、必要に応じて蓄電容量を増やすことが可能です。
使用可能温度は-25度から45度なので、日本では大抵の場所に設置することが出来ます。
下記にSungrowの蓄電池「ST159KWH-50HV」の主なスペックを表にまとめましたので、導入を考えている方は参考にしてみてください。
蓄電容量 | 159.0kWh |
定格AC出力 | 50kVA |
最大AC出力 | 55kVA |
定格電圧 | 400V |
使用温度範囲 | -25度から45度 |
保護レベル | IP54 |
産業用蓄電池ST159KWH-50HVの価格は?
残念ながら、Sungrowの蓄電池「ST159KWH-50HV」の価格は公表されていませんでした。
しかし、Sungrow社のホームページの資料によると、仕入れ先を一本化し低価格を実現していると記載されています。
詳しい値段は、販売業者に問い合わせるしかありませんが、現在日本で販売されている産業用蓄電池に比べると、価格が抑えられている可能性が高いでしょう。
Sungrow蓄電池の評判や口コミまとめ!
残念ながら、蓄電池の価格同様に「ST159KWH-50HV」の口コミは見つかりませんでした。
しかし、口コミがないというのは、悪いわけではありません。
Sungrowのような大手メーカーの口コミが少ないのは、それだけ蓄電池を含めた商品が良いからなのかもしれません。
どうしても、人は不良品や使い勝手の悪い商品を手にしてしまったときに、口コミとして評価を下したくなってしまいます。
対して、買った商品に満足した場合はどうでしょう。
購入した商品に満足した場合と、満足できなかった場合、どちらの方が口コミを書きたくなるでしょうか。
そう考えれば、Sungrowの蓄電池に限らず、口コミが少ないのは必ずしも悪いとは言い切れないのではないでしょうか。
Sungrow社では家庭用蓄電池はまだ販売されていない
Sungrow社では、現時点で家庭用の蓄電池は販売されていません。
しかし、再生エネルギーの有効活用や、光熱費の削減が可能な点から、家庭用蓄電池の需要は世界中で高まっています。
高性能な産業用蓄電池を販売している大手メーカーのSungrowであれば、家庭用蓄電池の販売の準備をしていてもおかしくありません。
Sungrow社の蓄電池が気になる方は、今後の家庭用蓄電池の販売に期待しましょう。
Sungrowの蓄電池は独自の技術で長寿命が魅力!
今回は、主に太陽光のインバーターを手がける大手メーカー「Sungrow社」の蓄電池について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
Sungrow社の蓄電池は、独自の空調設備が搭載されており、長寿命を実現した点が魅力だと言えます。
今後、Sungrow社から家庭用蓄電池が販売される可能性も十分あります。
気になる方はSungrow社の動向に注目してみましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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