エコキュートを購入して後悔!?【理由と失敗例を紹介】
今回は、エコキュートを購入して後悔してしまった理由についてまとめてみました。
実際、エコキュートを購入して後悔する人が一定数いるようです。
そこで本記事では、後悔する理由を、エコキュートの上手な使い方を紹介していきます。
エコキュートの購入を検討している方におすすめの記事です。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
エコキュートとは?
そもそもエコキュートとはなんなのでしょうか。
エコキュートとは、ヒートポンプ技術を用いることで、電気でお湯を沸かすことができる電気給湯機のことを指します。
通常のガスを用いた給湯よりもランニングコストが下がりやすいことで、注目を集めました。
エコキュートを購入して後悔する7つの理由
エコキュートを購入して後悔する理由は以下の通りです。
- 初期費用が高い
- 元が全然取れない
- 電気代が割高になる
- シャワーの水圧が弱い
- お湯切れの可能性がある
- 飲み水として使いづらい
- 騒音問題が発生
それぞれ解説していきます。
理由①:初期費用が高い
エコキュートは、一般的な給湯機と比べると、初期費用が非常に高いです。
一般的な給湯機は7万円〜30万円ほどですが、エコキュートは30万円〜70万円の価格となっています。
一応、地方自治体によっては補助金が設けられていると思いますが、それでも初期費用は十分高くなるでしょう。
理由②:元が全然取れない
一般的な給湯機よりランニングコストが安いとはいえ、初期費用が高いため、元が全然取れない可能性があります。また、エコキュートは寿命が比較的短く、故障もしやすいため、長期的に活躍する前にリタイアすることもあります。
エコキュートを用いて節約しようと考えている方は、元がしっかり取り返せるかどうかを検討する必要があるでしょう。
理由③:電気代が割高になる
各家庭の電力プランや、エコキュートの使い方次第では、電気代が予想以上に割高になる可能性があります。
エコキュートを用いた節約の基本形は「夜の安い電力でお湯を沸かし、日中で使うこと」です。
しかし、例えば夜間電力がそこまで安くない電力プランに設定していたり、躊躇なく日中に給湯してしまうと、電気代が割高になってしまいます。
生活スケジュールをしっかり振り返る必要がありそうです。
理由④:シャワーの水圧が弱い
エコキュートは水圧が弱い傾向があります。
そのため、シャワーの水圧が弱くなり、満足いく体験ができない可能性が考えられます。
場合によっては、一般的な給湯器に比べて半分以下の水圧になる可能性もあるそうです。
ただし、最近のエコキュートは水圧が強いモデルも発売されるので、そこまで気にしなくていいかもしれません。
理由⑤:お湯切れの可能性がある
エコキュートのタンク容量によっては、お湯切れの可能性があります。
基本的にエコキュートは、夜間の電力でお湯を給湯しておいて、日中でそのお湯を利用するスタイルです。
しかし、昼間にお湯を使い切ってしまうと、お湯切れを起こしてしまうのです。
もし、昼間にお湯切れを起こしてしまうと、昼間の高い電気で急騰しなければいけなくなるので、結果的に電気代が高くなってしまいます。
最近は、エコキュートのお湯切れを防ぐ機能も搭載されています。
ですが基本的には、各家庭の利用状況に合わせたタンク容量を選ぶべきでしょう。
理由⑥:飲み水として使いづらい
エコキュートのお湯は、飲み水として使いづらいデメリットがあります。
なぜならエコキュートは、お湯をタンクに貯めておく給湯機なので、通常の水道水の消毒成分が抜け落ちてしまう可能性があるからです。
さらに貯湯タンクの中に汚れが付着する場合があり、飲用水に適さないものになることもあります。
どちらにせよ、エコキュートで給湯されたお湯を飲むことは推奨されていないため、お湯を使いたいのであれば、ポットでお湯を作る手間が必要になるでしょう。
理由⑦:騒音問題が発生
エコキュートが稼働する際は、ごくわずかですが音が発生します。
音量は40dBほどとなっており、具体例を出すと「図書館の室内」と同じぐらいの音の大きさです。
しかし、エコキュートが稼働する時間帯のほとんどが深夜帯です。
そのため、40dBくらいの微小な音が、近隣住民の睡眠を邪魔してしまうケースが発生してしまうのです。
エコキュートを上手に使う方法
ここまでエコキュートを導入すると後悔する理由を紹介してきましたが、ここではエコキュートを上手に使う方法を紹介していきます。
方法は以下の通りです。
- 夜間電力プランに変更する
- 用途をあらかじめ想定しておく
- コスパではなくQOL向上を狙う
それぞれ解説していきます。
夜間電力プランに変更する
エコキュートを利用するのであれば、夜間電力プランに変更するのはほぼ必須でしょう。
夜間電力プランは、通常の電力プランに比べ、夜間帯の電力料金が安く、逆に日中の電力料金が高く設定されています。
そのため、夜間に給湯するシステムのエコキュートは、夜間電力プランに最適だといえるのです。
最近は新電力会社が提供する電力プランがお得な傾向があるので、ぜひ見直してみてください。
用途をあらかじめ想定しておく
エコキュートを導入するのであれば、用途をあらかじめ想定しておくこともおすすめです。
先ほども紹介した通り、エコキュートを飲用水で利用するのは難しいので、お風呂のみの利用にするのがおすすめとなります。
このようにして、エコキュートを「何でも屋」にするのではなく、一定の用途をあらかじめ想定しておくことで、思わぬトラブルを回避できるでしょう。
コスパではなくQOL向上を狙う
エコキュートはランニングコストの低下による節約効果が見込まれることが多いです。
しかし、故障トラブルや、生活リズムの変化によって、最終的に節約が見込めない場合もあります。
そこで、コスパではなくQOL向上のためにエコキュートを導入するのがいいのではないでしょうか。
最近のエコキュートは、毎日のお風呂体験を向上させる機能を搭載しています。
「お風呂の時間を楽しくしてQOLを向上させる!」という名目があれば、節約効果に変に躍起になることもないでしょう。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- エコキュートには多くのデメリットがある
- エコキュートは節約アイテムではなくQOL向上のためのアイテム
- エコキュートを導入するのであれば、夜間電力が安い電力プランにするのは必須
エコキュートを購入して後悔してしまうパターンの多くが、エコキュートにどのような性質があるのかをよく理解しないまま購入してしまうパターンが多いような気がします。
まずはエコキュートにどのような性質があるのかを理解して、それが本当に自分に必要なのかどうかを吟味するようにしましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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