【徹底解説】エコキュートのお手入れ・メンテナンスの方法とは?
エコキュートは水をお湯に変えているだけだから、お手入れなんか必要ない!
そのように考えてはいませんか?
実は、様々な物質が水道水には含まれており、それが蓄積することで、エコキュートに不具合が生じてしまうのです。
それ以外にも様々な不具合の要因があるため、エコキュートを使うにあたって、お手入れやメンテナンスは必須だと言えます。
そこで、本記事ではエコキュートのお手入れ・メンテナンスの方法について徹底解説していきます。
目次
エコキュートのお手入れやメンテナンスをしないとどうなる?
エコキュートのお手入れやメンテナンスをしないと、以下のような不具合が生じます。
お湯がくさくなる
エコキュートのタンクには、水道水に含まれる石灰質などが蓄積し、垢が発生します。
その垢によって、お湯から異臭がするようになります。
お湯に汚れが混じる
エコキュートの配管部分には、パッキンが利用されています。
このパッキンが劣化してくると、パッキンの欠片である黒い粉がお湯に混じるようになります。
お湯の色が変色する
エコキュートの過熱部分には、銅が使用されています。
その銅が少しずつ溶出して、浴槽の石鹸汚れなどと結びつき、お湯の色を変色させることがあります。
健康被害は全くありませんが、お湯を使用していて、気分が良いものではないです。
故障する
少しずつ蓄積した汚れやゴミは、最終的にエコキュートを故障させることに繋がります。
直すためには、業者を呼んだ修理で済んだとしても、最低でも数万円は要することになるでしょう。
エコキュートのお手入れ方法
次に、自分でできる、エコキュートのお手入れ方法について解説していきます。
フィルター清掃
浴槽のフィルターを外し、定期的に清掃しましょう。
浴槽のフィルターに汚れやゴミが詰まっていると以下のような問題が発生してしまいます。
- 追い炊きの効率低下
- 衛生状態の悪化
- エコキュートの故障原因
最低でも週に1度程度は清掃を行いましょう。
配管清掃
エコキュートと浴槽は配管で繋がれており、この配管を通してお湯が浴槽に流れ込みます。
お湯が流れているときは、お湯によって配管に汚れは蓄積しにくいです。
しかし、お湯が止まっている時には、配管にどんどんと汚れが蓄積してしまいます。
そのため、半年に1度程度は、専用の洗浄液を利用して配管清掃を行いましょう。
ただし、自動洗浄機能を持ったエコキュートをご利用されているのであれば、特に清掃は必要ありません。
タンク/ヒートポンプの水抜き
タンクやヒートポンプには、先述のように、水道水に含まれる物質が少しずつ溜まり、汚れが蓄積されていきます。
この汚れを解消するために、それぞれ水抜きを行うことで、汚れを外部に排出しましょう。
このメンテナンスは年に、2・3回程度行うことが推奨されています。
リモコン
リモコンに水垢やカビなどの汚れが蓄積すると、ボタンが押せない、ボタンが反応しないといった不具合につながります。
定期的な清掃を必ず行いましょう。
エコキュートのメンテナンス方法
ここからは、自分でお手入れをすることはできないものの、年に2・3回程度はメンテナンスするべきポイントを紹介します。
これから紹介するポイントで不具合が発見された場合、自力での修理は非常に難しいため、業者を呼ぶようにしましょう。
パッキン
配管部分に使用されているパッキンが破損すると、先述のように、お湯に黒い粉が混じることになります。
戻し弁
エコキュートの下部につけられており、エコキュートの水圧を保つために使用されています。
エコキュートの下部からお湯や水が出ていなければ、メンテナンスは終了です。
もし、お湯や水が漏れていた場合、戻し弁を操作するレバーを押したり、ひいたりすることでお湯や水の漏れを止めましょう。
最後に、レバーを手前に引いてお湯や水が出てくれば、問題ありません。レバーを奥に戻してメンテナンスは終了です。
漏電遮断器
漏電による事故を防ぐための機械です。
メンテナンス方法としては、最初に漏電遮断器についているテストボタンを押し、次に電源レバーを切ります。電源レバーが切れたら、問題はありません。
電源レバーをONに戻してメンテナンスは終了です。
長期間お手入れ・メンテナンスをしなかった場合の対処法
長期間お手入れやメンテナンスをしていないと、想像以上の不具合が内部で生じている可能性があります。
業者を呼んで、1度入念なお手入れをしてもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
お湯は日々使うものであるだけに、気持ちよく使いたいもの。
本記事がお手入れやメンテナンスの参考になれば幸いです!!
最後に本記事の内容を3行でまとめさせていただきます。
- エコキュートのお手入れやメンテナンスを怠ると、汚れや異臭などの不具合、最悪の場合は故障にもつながる。
- タンクやヒートポンプ、配管などは定期的なお手入れを行うと良い。
- パッキンや漏電遮断器などは自力でのお手入れはできないものの、定期的にメンテナンスを行い、不具合が生じたら速やかに業者を呼ぶとよい。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
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