外装塗装の助成金と補助金の違い【申請手順~注意点を解説】
「外壁塗装には助成金が出るの?」と疑問を持つ方も少なくありません。
外装塗装をするときに助成金を利用することは可能です。
助成金を受け取れる条件や申請方法を理解することで、スムーズに助成金を受け取ることができますよ。
今回の記事は、助成金を受け取る条件・適用されるケース・注意点などを紹介します。
目次
外装塗装の助成金とは?【補助金との違い】
財源 | 申請期間 | 審査の結果 | |
助成金 | 雇用保険 | いつでも | 条件を満たせば貰える |
補助金 | 税金 | 年に1回 | 件数・上限を超える場合は審査に通りづらい |
どちらも国や自治体からお金が支払われるので、返済義務がありません。
助成金はいつでも申請できる一方、補助金は決められた期間に申請する必要があります。
助成金は補助金よりも応募期間が厳しくなく、審査に落ちづらいので受給しやすいです。
しかし受給までに時間がかかりやすいため、すぐ受け取ることができません。
不正受給の申請もあることから、審査項目や審査に時間がかかる場合が多いです。
外装塗装の助成金がもらえる5つの条件
外装塗装がもらえる条件は、以下の5つです。
- 工事の着工前に申請する
- 遮断・断熱効果のあるエコ塗料を使うこと
- 税金を納めていること
- 必要書類が提出できること
- 自治体が指定する業者に依頼すること
それぞれの条件や注意点について解説します。
工事の着工前に申請する
着工前に申請しないまま、外装塗装をおこなうと助成金をもらうことはできません。
工事をする前は工期のスケジュールを入れて、忘れずに助成金の申請をしましょう。
遮断・断熱効果のあるエコ塗料を使うこと
助成金を受け取るためには、国や自治体で指定された塗料を使わなければなりません。
遮断塗料は、太陽の光を反射するため室内の温度を下げる効果があります。
対して断熱塗料は、防音・結露の予防になり、室内の温度を快適に保ちます。
遮断塗料より断熱塗料は価格が高くなりやすい傾向ですが、助成金の対象のため価格を抑えることができます。
税金を納めていること
過去に税金を支払っていない場合は、助成金を受け取ることはできません。
申請者だけでなく、いっしょに住んでいる家族が税金の滞納がある場合も、助成金を受けることができない可能性もあります。
必要書類が提出できること
助成金の申請には以下の書類が必要になります。
- 工事に関する見積書
- 建物の登記事項証明書(建物の所有者を証明するもの)
- 施工前の建物写真
- 税金に未納がないことの証明の書類
上記のほかに「委任状」「貸主の承諾書」などの書類が追加される場合もあります。
委任状は、申請者やその家族ではない場合に必要になり、借家の場合は、貸主の承諾書の提出が必要です。
自治体が指定する業者に依頼すること
助成金の申請は、自治体が指定する外装塗装業者に依頼することが条件です。
助成金を受け取るためには、施工業者が自治体内の法人、もしくは個人であることが条件になります。
確実に受け取るためにも外装塗装業者が自治体の条件を満たしているのか確認しましょう。
外装塗装の助成金を受け取るまでの手順と注意点
外装塗装の助成金を受け取るまでの手順は以下のとおりです。
- 自治体で助成金の申請をする
- 決定通知書が届く
- 塗装工事開始塗装工事終了
- 工事終了の報告書を提出
- 工事後の住宅確認決定通知書が届く
- 助成金の受給
助成金を受け取るまでの手順は、お住まいの地域によって違うため確認しましょう。
助成金の交付が決まった後に、外装塗装業者と契約することで助成金を利用することができます。
また報告書の提出は工事が完了してから、1ヵ月~2ヵ月以内の期限が多いです。
報告書の提出に必要な施工前・施工後の写真を撮っておくことで、助成金の申請がスムーズになります。
外装塗装の助成金が適用・適用外になるケース
火災保険は外装塗装が適用になる・適用にならない場合があります。
火災保険が適用になるケース・適用にならないケースについて解説します。
外装塗装と火災保険が適用になるケース
外装塗装と火災保険が適用になるケースは以下のとおりです。
- 台風・竜巻・落雷の被害
- 雨・洪水などの被害
- 大雪などの被害
- 人的な被害
台風で石や木がサイディングを傷つけた場合、地震の影響で外壁にひび割れが起きた場合、車が外壁に衝突した場合なども火災保険の対象になる場合があります。
外装塗装と火災保険が適用されないケース
外装塗装と火災保険が適用されないケースは以下のとおりです。
- 経年劣化の場合
- 工事費用が免責金額より低い場合
経年劣化による色あせ・剥がれなどは、火災保険の補償外になります。
またリフォーム工事の費用が免責金額より低い場合は、塗料の種類を免責金額より高いものに変更して火災保険を適用するようにしましょう。
外装塗装の助成金は住宅ローン減税が受けられる!
国の「減税制度」があり、住宅ローンで外装塗装をすることで税金がやすくなります。
外装塗装の住宅ローンを組む場合に以下の条件があてはまると、住宅借入金等特別控除を受けることができます。
- 住宅ローンの返済期間が10年以上であること
- 居住用の住宅であること
- 床面積の1/2以上が居住用であること
- 工事完了後、2ヵ月以内に入居すること
- 増改築等の日から6か月以内に居住
- 工事後の床面積が50㎡以上であること
- 外装塗装の費用が100万円以上
- 合計所得金額が3000万円以下であること
外装塗装の費用が安くなりづらい場合は、国の制度を利用してみることをおすすめします。
外壁塗装の助成金が受け取れる【関東エリアを紹介】
助成金を募集している一部の関東エリアは以下のとおりです。
- 埼玉県八潮市
受付期間 | 令和4年6月21日~令和4年12月23日 |
対象者 |
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助成金額 | 10万円(税別)以上の工事の場合:工事費の30%(千円未満切捨て:補助金の上限は10万円) |
提出書類 | 要問い合わせ |
助成対象工事例 |
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- 千葉県市川市の場合
受付期間 | 令和4年4月18日~予算がなくなるまで |
対象者 |
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助成金額 | 対象工事費の3分の1(限度額10万円) |
提出書類 |
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助成対象工事例 |
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- 東京都あきる野市
受付期間 | 令和4年7月1日~令和5年2月28日 |
対象者 |
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助成金額 | 工事費の5%(上限10万円) |
提出書類 |
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助成対象工事例 |
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- 群馬県桐生市
受付期間 | 令和4年4月20日~令和4年10月31日 |
対象者 |
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助成金額 | 基本補助と加算補助の合計(最大30万円、1,000円未満は切り捨て) 基本補助:対象工事費の10%(子育て世帯は、対象工事費の20%)、限度額20万円 加算補助:対象工事費の10%(子育て世帯は、対象工事費の20%)、限度額10万円 |
提出書類 |
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助成対象工事例 |
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- 栃木県宇都宮市
受付期間 | 令和4年4月1日~令和5年2月28日 |
対象者 |
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助成金額 | 住宅改修工事費の10パーセント(上限10万円) |
提出書類 |
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助成対象工事例 |
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- 茨城県水戸市
受付期間 | 令和4年4月1日~令和4年11月30日 |
対象者 |
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助成金額 | 助成対象工事費の10%(限度額10万円) |
提出書類 |
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助成対象工事例 |
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外装塗装の助成金を使ってお得に塗り替えしよう!
お住まいの自治体が外装塗装の助成金を行っていない場合は火災保険の利用を検討するようにしましょう。
もしも火災保険の対象の場合、外装塗装の費用が受けられる傾向があります。
助成金は、募集期間なくいつでも申請することが可能です。
助成金の条件を満たせば外装塗装の一部の費用を補助してコストを抑えることができるでしょう。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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