パワコンの価格はいくら？交換目安と価格・メンテ不良時のリスクも！

太陽光パネルの設置を検討していると、必ずついてくる「パワコン」という言葉。

ともなれば、気になるのは「パワコンとはどういうものなのか」という点ではないでしょうか。

今回の記事では、パワコンとはどういうものなのかはもちろん、パワコンの交換目安やメンテ不良で起こり得るリスク、パワコン交換にかかる費用を紹介します。

太陽光パネルの設置を検討している方、必見です。

パワコン価格を徹底解説！そもそもパワコンとはどんなもの？

太陽光パネルと必ずセットで耳にするパワコン。

実はパワコンは通称で、正式名称は「パワーコンディショナー」です。

今回の章では、パワコンはどのような働きをするものなのかについて、具体的に解説します。

太陽光発電の中核を担うもの

パワコンは、太陽光発電の中核を担うものとして存在しています。

たとえば、太陽光発電で発電された電力は「直流電力」といって、実はそのまま家庭で使うことはできません。
家庭で使うことのできるのは「交流電力」で、パワコンは直流電力を交流電力へ変換する役割を担っているのです。

つまり、パワコンがなければ、太陽光パネルが発電した電力を家庭で使うことはできないのです。

さらに、パワコンの性能が落ちてしまえば、太陽光パネルが発電した電力の数％（最悪の場合は数十％）を溝に捨てることになってしまいます。
太陽光発電において、パワコンがいかに重要なポジションに存在しているかがお分かり頂けたことでしょう。

万一の火災などを防ぐ役割もある

パワコンは、火災などのリスクを防ぐ役割も担っています。

たとえば、太陽光発電を所有していない家庭は、契約している電力会社から電線を通じて電力を送ってもらっています。
電力会社の電力は、電圧や周波数などが一定の品質に維持されているため、安全で安心です。

家庭にある太陽光発電に関しては、パワコンが電圧や周波数を一定の品質に保つ働きをしています。

つまり、パワコンの力で、火災などのリスクを防ぐことができるというわけです。
パワコンは、とても大事に労わりながら使ってあげる必要がありそうですね。

パワコンの価格！交換目安やメンテ不良で起こり得るリスクは？

前章で、パワコンがいかに大切なものかがお分かり頂けたかと思います。

しかし、パワコンにも寿命というものがあり、半永久的に使い続けられるものではありません。

今回の章では、パワコンの交換目安や交換しない場合に起こり得るリスクを紹介します。

パワコンの交換目安について

パワコンの交換目安（寿命）は、10〜15年程度といわれています。

一方、太陽光パネルの寿命は20〜40年程度といわれているので、太陽光パネルの寿命をまっとうするためには、1度もしくは2度のパワコン交換が必要になるということです。

つまり、太陽光パネル所有者にとって、パワコンの交換は避けられない道ということ。

絶対にやることであれば、それなりの知識を付けておきたいですね。

交換しない場合に起こり得るリスクについて

パワコンの交換頻度は非常に高いので、少数派ではあるものの「パワコンの交換をしなくても平気でしょ！」と思ってしまう方も多いでしょう。

しかし、パワコンの交換をしない場合、以下のようなリスクがあります。

• 変換効率が悪くなる
• 停電などのリスクが突然発生する可能性が高まる

パワコンは、太陽光発電の中核を担うものだと前章で解説しました。

だからこそ、パワコンを故障したまま放置or寿命を過ぎても使い続けている場合、太陽光発電の恩恵を感じられる割合が極端に低くなります。

まず、変換効率が極端に悪くなるので、売電に回す電力が少なくなったり、家庭で使用できる電力が極端に少なくなったりします。

つまり、太陽光発電の恩恵をあまり感じられなくなり、家計的に大きなダメージを追うことになるでしょう。

また、パワコンは経年劣化により出力が落ちるので、突然停電が発生するなどのリスクも考えておく必要が出てきます。

パワコン価格！パワコン交換時にかかる費用の相場は？

パワコンには寿命があること、交換しないと大変なことになることが分かりました。では、パワコン交換時には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。また、パワコンの交換がお得にできる可能性についても解説します。

一般的には30万円前後が相場

パワコンの交換費用は、30万円前後が相場です。

しかし、パワコンはメーカーや性能ごとに価格が異なります。
相場よりも安く済む場合はもちろん、相場よりも高くつく場合もあるので、予め「パワコン交換貯金」ができたら良いですね。

保証期間内であれば無料でできる可能性も

パワコンの交換費用は30万円前後と、とても高額なことが分かりました。

しかし、パワコンは電化製品ゆえ「保証期間」が設けられています。
つまり、保証期間内の交換であれば、無料でできる可能性が十分にあります。

パワコンの保証期間はメーカーごとに異なりますが、多くのメーカーで10年もしくは15年の保証期間を設けています。

したがって、ふと「パワコンの性能が悪くなってきた」「太陽光発電の変換効率が悪くなってきたような気がする」などといった懸念を感じるようになったら、早期にパワコンの交換を検討すべきです。

パワコンの交換価格は高額！保証期間内にパワコンの交換を要検討！

今回の記事で紹介した通り、パワコンの交換価格は非常に高額です。

だからこそ、比較的多くの人が「まだ使えそうだし交換はもっと先でも良いか」と思ってしまっていることでしょう。

しかし、パワコンの経年劣化が進むと、太陽光発電の恩恵を感じることができなくなってしまいます。

また、停電のリスクなども上がってしまいます。

これらのデメリットを受けないためにも、パワコンが寿命を迎える前にパワコンの交換を前向きに検討していけると良いでしょう。

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