電気代が高くなった理由は何?電気代の節約方法についても解説!
昨今、電気代の高騰に頭を抱えている方が多いことでしょう。
電気使用量は昨年同時期と変わりないのに、電気代だけが高くなっている原因が気になりますよね。
今回の記事では、電気代が高くなる主な理由と電気代の節約方法を紹介します。
電気代が高騰している今、電気代について今一度しっかり勉強しておきましょう。
目次
電気代が高くなった?!電気代が高くなる主な理由は何?
冒頭でお話しした通り、昨今は電気代が異様に高くなっています。
電気使用量は昨年同時期と変わりないのに、電気代だけが年々高くなっている理由には何があるのでしょうか。
まずは、電気代が高くなる主な理由を3つ紹介します。
燃料費調整額が値上がりしているから
電気代が高くなる理由は、燃料費調整額が値上がりしているからです。
燃料費調整額とは、燃料調達にかかる費用を私たち消費者が負担しているもののこと。
つまり、電気代が高くなっている理由の一つに、燃料費の高騰が関係しているのです。
燃料費が高騰している主な理由は、新型コロナウイルス感染症や円安です。
どういうことなのか、具体的に解説します。
新型コロナウイルス感染症による影響
新型コロナウイルス感染症が燃料費高騰の理由となっているのは、需要と供給のバランスが崩れているからです。
世界各国では、新型コロナウイルス感染症が世界的にパンデミックを起こしていた当時、外出禁止令が発令されていました。
つまり、電力の供給量が急激に減速したのです。
しかし、電力需要量はパンデミック前と変わっていません。
要は、新型コロナウイルス感染症の影響で電力の需要と供給のバランスが崩れ、燃料費が高騰の一途を辿っているのです。
円安による影響
昨今の急激な円安も、日本の燃料費が高騰している理由の一つです。
エネルギーの多くを輸入に頼っている日本は、円安で損をしてしまいます。
今までと同じエネルギー量を輸入しているにも関わらず、円安によって支払い額が多くなり、結果として私たち個人が負担する燃料費調整額が高くなっているのです。
再エネ賦課金が値上がりしているから
電気代が高くなる理由は、再エネ賦課金が値上がりしているからです。
再エネ賦課金とは、再生可能エネルギーが普及すればするほど負担額が大きくなるもののこと。
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーには、売電制度があります。
太陽光発電を所有している家庭は、売電制度を利用して、発電した電力を契約している電力会社に売ることが可能です。
売電することで、毎月わずかながらも収入を得ることができるのが売電制度の強みになります。
しかし、実際に売電費用を負担しているのは電力会社ではなく、電気契約をしている私たち個人なのです。
つまり、再生可能エネルギーが普及すればするほど売電費用が大きくなり、私たち個人が負担する再エネ賦課金も高くなっていくのです。
国内のエネルギー供給源が減少しているから
電気代が高くなる理由は、国内のエネルギー供給源が減少しているからです。
実は、2010年と2020年の国内のエネルギー供給量を比較すると、2020年は2010年に比べて12.9%も減少しているのだとか。
わずか10年でエネルギー供給源が12.9%も減少した理由は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で福島第一原発の稼働が停止したから。
また、エネルギーの無駄が多いとされている火力発電が軒並み停止していることも、国内のエネルギー供給源の減少の理由です。
とはいえ、2011年以降、再稼働した原発が多い事実もあります。
関西電力高浜原発や美浜原発、九州電力川内原発が有名です。
再稼働できる原発を有効活用し、輸入に頼る割合を減らしていければ、電気代が高くなるデメリットを防ぐことが可能になります。
まずは、国内のエネルギー供給源を増やしていく働きが必要といえるでしょう。
電気代が高くなった?!電気代の節約方法には何がある?
電気代は、間違いなく年々高くなっています。
しかし、燃料費調整額や再エネ賦課金などを個人の力で安くすることはできません。
だからこそ、一人ひとりが電気代の節約を心掛けた生活をしていかなければならないのです。
最後に、簡単にできる電気代の節約方法を4つ紹介します。
太陽光発電や蓄電池を導入する
電気代の節約方法として、太陽光発電や蓄電池を導入することが求められます。
太陽光発電を導入すれば、売電でわずかながら売電収入を得ることが可能です。
さらに蓄電池を併用すれば、太陽光発電の余剰電力を蓄電池に貯めることで、電力会社からの買電を減らすことができます。
つまり、収入が増えて支出が減るのです。
ちなみに、太陽光発電と蓄電池を購入すると、初期費用が大きくかかってしまうデメリットはあります。
しかし、実は最初の10年で元は取れるといわれているので、安心してください。
また、太陽光発電や蓄電池を導入しておけば、非常時にも安心できるというメリットもあります。
ぜひ、災害対策としても、太陽光発電や蓄電池の購入を前向きに検討してみてください。
電力会社や電力プランの見直しを行う
電力会社や電力プランの見直しも、電気代の節約方法として有効です。
特に、いま現在、大手電力会社と電力契約を結んでいる家庭は、2016年の電力自由化で電力事業に新規参入した「新電力会社」への乗り換えを前向きに検討してみてください。
新電力会社は、数百ある競合他社と顧客の争奪戦をしなくてはならないため、消費者目線のお得な電力プランを打ち出しているケースが多いです。
たとえば、電気・ガス・インターネット・スマホをすべて契約すると電気料金が割引になる「セット割」や、一人暮らし世帯向けの「一人暮らし向けプラン」など、様々な電力プランがあります。
各社、インターネット上で簡単に見積りを作成できるので、お時間のある時に一度見積りを作成できると良いでしょう。
最新の省エネ家電を購入する
電気代の節約方法として、最新の省エネ家電を購入することも挙げられます。
最新の省エネ家電に買い替えたほうが良いのは、同じ家電を10年以上使っている場合。
特に、電気使用量の多い冷蔵庫やエアコンなどを10年以上使っている場合、最新の省エネ家電に乗り換えたほうが電気代は確実にお得です。
以下は、経済産業省 資源エネルギー庁が発表している、10年(9年)前の家電と最新の省エネ家電を比べたものになります。
家電 | 10年(9年)前のものと比べた際の省エネ率 |
冷蔵庫 | 約40~47% |
エアコン | 約17% |
テレビ | 約42%(9年前との比較) |
LED電球 | 約86%(一般電球比) |
省エネ率が高いということは、それだけ電気代も安く済むということです。
冷蔵庫やテレビを10年前後使っている家庭は、電気代節約のために初期費用を惜しまない気持ちが必要といえるでしょう。
「大型家電の買い替えはちょっと…」「大型家電は最近替えたばかり」という家庭は、普段よく使うリビングや子ども部屋などの照明を、一般電球からLED電球に交換しましょう。
便利家電の使用頻度を少なくする
便利家電の使用頻度を少なくするのも、電気代の節約に効果的です。
便利家電とは、いま流行りの以下のような家電のこと。
- 食洗器
- 衣類の乾燥機
- お掃除ロボ
- ディスポーザー
- 自動トイレ
忙しい現代人のため、快適に暮らせる便利家電が人気になっています。
たしかに、便利家電に囲まれた生活を送ることで、限られた時間に余裕が生まれます。
しかし、便利家電は基本的に電力を必要とするので、電気代が大きく膨れ上がるデメリットは避けられません。
電気代の節約を意識するのであれば、以下のような心がけが必要といえるでしょう。
- 食器は手洗いして自然乾燥
- 衣類は外干しで電気代をかけない
- 自分で掃除機をかける(時間短縮で電気代節約)
- 生ものはそのままゴミ箱へ
- 来客時のみ自動トイレ機能を使う
電気代を節約するため、多少の不便は仕方ないと割り切る生活も大切です。
電気代が高くなった理由は様々!電気代を積極的に節約していこう!
今回の記事では、電気代が高くなった理由を紹介しました。
電気代が高くなった理由は複数ありますが、残念ながら私たち個人でどうにかできるものではありません。
だからこそ、電気代の節約を各家庭で行っていく必要があるのです。
今回の記事で紹介した電気代の節約方法を実践することで、わずかではあるものの電気代が安くなったことを実感できることでしょう。
ストレスにならないものから、ぜひ実践してみてくださいね。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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