リミックスポイントの蓄電池『remixbattery』を徹底解説!
今回はリミックスポイントの蓄電池『remixbattery(リミックスバッテリー)』について解説していきます。
メリットとデメリットを解説していくので、蓄電池の導入を検討している方におすすめの記事です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
リミックスポイントとは何者?
リミックスポイントは2004年に設立された企業で、エネルギー事業だけでなく、自動車事業、レジリエンス事業、金融関連事業を展開しています。
金融関連事業に関しては、最近何かと話題になっている暗号資産の取引交換所の運営を手がけているようです。
“変化を楽しみ、新しい「スタンダード」を創造する”というビジョンを掲げており、社会が変化するタイミングで生じる課題のソリューションを手がけています。
その一環として、家庭用蓄電池事業を展開しているようです。
リミックスバッテリーの性能・保証・価格
リミックスポイントの蓄電池『リミックスバッテリー』の性能は以下の通りです。
太陽光直流入力 | 最大入力電圧(DC) | 450V/回路 |
MPPT回路数 | 3回路 | |
定格入力電圧(DC) | 330V | |
最大入力電流 | 14A/回路 | |
MPPT追従範囲 | 70〜450V | |
連系運転時出力 | 定格出力電圧 | 単相3線式 AC101/202V |
定格出力有効電力 | 5.9kW | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
定格出力電流 | 29.2A | |
自立運転時出力 | 定格出力有効電力 | 5.9kW |
定格出力電圧 | AC101/202V | |
定格出力周波数 | 50/60Hz(自動判別) | |
蓄電池モジュール | 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
サイクル寿命 | 8,000回 | |
環境条件 | 耐塩害対応 | 有(重塩害エリアは不可) |
使用標高 | 2,000m以下 | |
PCS使用温度範囲 | -25℃〜60℃ | |
電池使用温度範囲 | -10℃〜55℃ | |
充放電温度範囲 | 充電範囲0℃〜55℃ 放電範囲10℃〜55℃ | |
冷却方式 | 強制空冷 | |
騒音レベル | <30dB(環境温度35℃以上でファン自動回転 <40dB) | |
寸法及び重量 | 蓄電システム本体 749W×1,627H×289D(mm)/157kg 増設蓄電池ユニット 640W×897H×289D(mm)/97.5kg |
リミックスバッテリーの保証は設置完了日から10年間で、有償ですが5年間の延長保証も利用できます。
また、蓄電池容量保証も10年間、地震・津波・噴火以外の自然災害補償も10年間ついています。
価格については公開されていないため、見積もり依頼してみるといいでしょう。
リミックスバッテリーのメリット
リミックスバッテリーのメリットは以下の4つです。
- 既存の太陽光システムと併用できる
- 全負荷型と特定負荷型を選べる
- 4つの運転モードがある
- 保証が充実している
それぞれ解説していきます。
既存の太陽光システムと併用できる
リミックスバッテリーは、様々なメーカーの既存太陽光システムと併用することが可能です。
そのため、メーカーに縛られることなく、リミックスバッテリーを導入することができます。
また、太陽光システムと蓄電池を併用する場合、通常はパワーコンディショナが2台必要です。
しかしリミックスバッテリーはハイブリッド蓄電池システムであるため、パワーコンディショナを2台導入する必要がありません。
既に太陽光システムを導入している方にリミックスバッテリーはおすすめです。
全負荷型と特定負荷型を選べる
リミックスバッテリーは全負荷型か特定負荷型かを選ぶことができます。
そもそも、蓄電池システムには全負荷型と特定負荷型の2種類が存在します。
全負荷型は家全体に電気を供給できる仕組み、特定負荷型は特定のエリアだけ供給する仕組みのことです。
全負荷型は停電時でも普段と変わらない生活を過ごすことができ、特定負荷型は必要最低限に電気を供給できるメリットがあります。
どちらも一長一短ですが、通常の蓄電池システムはどちらか片方のスタイルしか選択することができません。
しかしリミックスバッテリーであれば、ご家庭の生活スタイルに合わせて全負荷型か特定負荷型かを選択することができます。
ご自身の生活スタイルに合わせたい場合にリミックスバッテリーはおすすめです。
4つの運転モードがある
リミックスバッテリーには以下の4つの運転モードがあります。
- 環境重視
- 節約重視
- 備蓄重視
- 停電時
利用者はこれらの4つのモードを目的に合わせて使い分けることができます(停電時モードは停電時のみ利用可能)。
特に備蓄重視モードは、これまでにありそうでなかったモードで、災害発生時などの緊急時に役立つでしょう。
保証が充実している
リミックスバッテリーは保証が非常に充実しているといえます。
リミックスバッテリーは設置完了日から10年間、機器保証・蓄電池容量保証・自然災害補償が付帯されます。
また、有償ですが機器保証を5年間延長することが可能です。
これらに加え、太陽光システムを既に導入済みの家庭の場合は、既設太陽光パネル保証(有償)も申し込むことができます。
これは蓄電池設置による太陽光システムの自然故障を保証するもので、修理・交換が無料となります。
リミックスバッテリーのデメリット
リミックスバッテリーのデメリットは以下の2つです。
- ブランド価値が低い
- 初期投資が大きい
それぞれ解説していきます。
ブランド価値が低い
リミックスバッテリーはブランド価値が低いです。
少なくとも大手電器メーカーに比べるとブランド価値が相対的に低いのは言うまでもありません。
もちろんブランド価値が低いことが、製品の質に直結する訳ではないでしょう。
しかし安心感という意味では、日立やパナソニックのようなブランドのある企業に比べると、少々不安があるのも事実です。
例えば、もし仮に蓄電池の保証期間内にリミックスポイントが倒産してしまった場合は、保証を受けられなくなる可能性が出てきます。
ブランド価値を気にしてしまう人に、リミックスバッテリーはおすすめできません。
初期投資が大きい
リミックスバッテリーに限った話ではありませんが、蓄電池は初期投資が大きいものです。
特にリミックスバッテリーの場合、価格が公表されておらず、見積もりを依頼してから価格が提示されるため、セールストークに惑わされる可能性もあります。
そして初期投資が大きくなると、仮に長期的に電気代を節約できたとしても、コスト分を回収できない可能性があるのです。
蓄電池導入によってコスト回収が見込めるかどうかを吟味するようにしましょう。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- リミックスポイントはエネルギー事業以外にも自動車事業や暗号通貨事業も手がけている
- リミックスバッテリーは保証が充実している
- リミックスバッテリーは大手企業の蓄電池に比べるとブランド価値が低い
リミックスバッテリーは情報やレビューが豊富でない蓄電池なので、もし導入を検討する場合は、見積もりの際にしっかり情報収集することをおすすめします。
また、見積もりの段階で複数のメーカーとやり取りできれば、俯瞰的に比較することができるでしょう。
セールストークに惑わされず、客観的な視点で選ぶようにしてみてください。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!