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深夜電力が「契約しないと安くならない」は本当?料金プランの仕組みとエコキュート利用時の注意点

その他リフォーム 2025年11月04日更新

「エコキュートを導入したから、夜間の電気代は自動的に安くなるはず」「深夜に電気を使えばお得」——そう考えていないでしょうか。

結論から言えば、その認識は誤りです。「深夜電力」の恩恵を受けるには、電力会社と専用の「時間帯別料金プラン」を契約しないと安くならないのが実情です。標準の料金プランのままでは、たとえ深夜にエコキュートを稼働させても、電気代は一切安くなりません。

この記事では、深夜電力の仕組みと、エコキュートや太陽光発電を利用するご家庭が知っておくべき料金プランの注意点について、以下の3つの要点を中心に専門家の視点で解説します。

  • 「深夜電力」が安くなる仕組み: なぜ「契約」が必要なのか、標準プランとの違いを解説。
  • 契約のメリットと「罠」: 時間帯別プランは、夜間が安い代わりに「昼間が高額」になるリスクを伴います。
  • 最適なプランの選び方: エコキュート、太陽光発電、蓄電池の有無や、ライフスタイル別の最適解を考察します。

電気代の節約を目指すなら、ご家庭の機器や生活スタイルに合った「料金プランの最適化」が不可欠です。この記事を読み、ご自身の契約内容を見直すきっかけとしてください。


目次

「深夜電力」は契約しないと安くならない!料金プランの根本的な仕組み

【この章の要旨】
電気料金プランは大きく2種類あります。多くの家庭が契約している「標準プラン(従量電灯)」は24時間単価が一定ですが、「時間帯別プラン」は夜間単価が安い代わりに昼間単価が高く設定されています。「深夜電力」とは、後者のプランで提供される安い夜間単価のことを指します。

「深夜電力」という言葉が誤解を生みやすいのですが、これは「深夜に使われる電気」全般が安いという意味ではありません。「時間帯別料金プラン(深夜電力プラン)」を契約した家庭にのみ適用される、特定の時間帯(例:午後11時~翌朝7時)の安い電気料金単価($kWh$)のことを指します。

なぜ契約が必要なのか、2つのプランを比較すれば明確になります。

1. 標準プラン(従量電灯プラン)

これは、電力自由化(2016年)以前から存在する、最も一般的なプランです(例:東京電力の「従量電灯B」など)。

  • 特徴: 電気料金の単価は、時間帯に関わらず24時間一定です。(※使用量が増えるほど単価が上がる「3段階料金」が一般的)
  • メリット: 昼間にどれだけ電気を使っても、夜間と同じ単価で計算されます。
  • デメリット: 深夜に電気を使っても、単価は一切安くなりません。

2. 時間帯別プラン(深夜電力プラン)

エコキュートやIHクッキングヒーターなどのオール電化住宅向けに設計されたプランです(例:東京電力の「スマートライフプラン」、関西電力の「はぴeタイムR」など)。

  • 特徴: 時間帯によって電気料金の単価が変動します。
  • メリット: 深夜帯(例:午前1時~午前6時)の単価が、標準プランより大幅に安く設定されています。
  • デメリット: 昼間の時間帯(例:午前9時~午後5時)の単価が、標準プランより大幅に高く設定されています。
比較項目 標準プラン(例:従量電灯B) 時間帯別プラン(例:スマートライフプラン)
深夜単価(例 1:00-6:00) 単価は一定(例 30.00円/kWh) 安い(例 17.78円/kWh)
昼間単価(例 9:00-17:00) 単価は一定(例 30.00円/kWh) 高い(例 35.76円/kWh)
※上記は東京電力エリアの料金(2024年時点の一例)であり、あくまでイメージです。実際の単価は電力会社、プラン、燃料費調整額によって大きく変動します。
出典:東京電力エナジーパートナー「スマートライフプラン」「従量電灯B」

このように、「深夜電力」の恩恵を受けるためには、標準プランから時間帯別プランへの「契約変更」が必須であり、それは同時に「昼間の電気代が上がる」というリスクを受け入れることでもあるのです。

【まとめ】
深夜電力で電気代を安くするには、標準プランから「時間帯別プラン」への切り替えが必須です。しかし、それは「昼間の電気代が高くなる」ことと引き換えです。


エコキュート設置家庭が「深夜電力プラン」を契約すべき理由

【この章の要旨】
エコキュートは、電気代が最も安い深夜の時間帯に集中的にお湯を沸かす(貯湯する)前提で設計された給湯器です。時間帯別プランを契約しなければ、エコキュート最大のメリットである「ランニングコストの安さ」を享受できません。

では、なぜエコキュートを設置する際、販売店や工事業者は「深夜電力プラン(時間帯別プラン)」への変更を強く勧めるのでしょうか。それは、エコキュートの動作原理と密接に関係しています。

エコキュートは「夜間に働く」ように設計されている

エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)は、タンクにお湯を貯める「貯湯式」の給湯器です。その最大の節約機能は「学習機能」にあります。

過去のお湯の使用量を学習し、「明日の朝までに必要なお湯の量」を予測します。そして、**電力会社が設定した「深夜電力時間帯」(例:午前1時~6時)になると自動で稼働**し、ヒートポンプで効率よくお湯を沸かし、タンクに貯め込みます。

この「最も安い時間帯に、必要な分だけ沸かす」という動作により、ガス給湯器や電気温水器に比べて圧倒的なランニングコストの低さを実現しています。

標準プランのままエコキュートを使うとどうなる?

もし、標準プラン(従量電灯)のままエコキュートを使った場合、どうなるでしょうか。

エコキュートは設計通り、深夜(例:午前1時~6時)に稼働します。しかし、標準プランではその時間帯の電気代単価は昼間と全く同じです。つまり、**エコキュートが持つ「安い夜間電力で沸かす」という最大のメリットを、自ら放棄している**ことになります。

もちろん、ヒートポンプ技術自体(空気の熱を利用する)の効率が良いため、古い電気温水器(ヒーター式)よりは安くなりますが、本来得られるはずだった節約効果(時間帯別プラン利用時との差額)は得られません。

【まとめ】
エコキュートの導入と深夜電力プラン(時間帯別プラン)の契約は、節約効果を最大化するための「セット」です。エコキュートを設置した、または検討している方は、必ず料金プランの見直しも同時に行いましょう。

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深夜電力プランの「罠」と太陽光発電・蓄電池による対策

【この章の要旨】
深夜電力プランの最大の「罠」は、昼間の電気代が高額になることです。日中在宅が多い家庭は、かえって電気代が上がる可能性があります。このリスクは、昼間に発電する「太陽光発電」と、電気を貯める「蓄電池」を導入することで、効果的に回避・対策できます。

「夜が安いなら、時間帯別プランに契約しないと損」と考えるのは早計です。前述の通り、このプランには「昼間が高額になる」という重大なリスク(罠)が存在します。

罠1:日中在宅型のライフスタイル

以下のようなライフスタイルのご家庭は、時間帯別プランに変更した結果、かえって電気代がトータルで高くなる可能性があります。

  • 日中は家族の誰かが在宅している(専業主婦(夫)、未就学児、高齢者)
  • リモートワーク(在宅勤務)が中心である
  • 日中にエアコン、テレビ、PC、掃除機、洗濯乾燥機などを頻繁に使う

これらのご家庭は、最も単価が高い昼間の時間帯に多くの電力を消費するため、深夜の節約分(エコキュートなど)を相殺し、さらに上回る電気代が請求される恐れがあります。

罠2:旧プランの廃止と新プランの動向

2016年の電力自由化に伴い、かつての「電化上手」(東京電力)のような、深夜電力の割引率が非常に高かった旧・オール電化プランの多くは、新規受付を終了しています。

現在の新しい時間帯別プランは、旧プランに比べて「昼間と夜間の単価差」が縮小している、あるいは「ピーク時間帯」が複雑化している傾向があります。そのため、「昔ほどお得ではない」と感じるケースも増えています。

対策:太陽光発電と蓄電池の活用

では、エコキュートを使いつつ、昼間の高い電気代リスクを回避するにはどうすればよいでしょうか。ここで活躍するのが「太陽光発電」と「蓄電池」です。

  • 太陽光発電:
    最も単価が高い「昼間」に発電し、家庭の電力をまかないます(自家消費)。これにより、電力会社から高い電気を買う必要がなくなります。太陽光発電は、時間帯別プランの最大の弱点を完璧にカバーするソリューションです。
  • 家庭用蓄電池:
    さらに蓄電池があれば、
    1. 太陽光で発電して余った電気(昼間)を貯める
    2. 単価が最も安い「深夜電力」を貯める
    この両方が可能になります。貯めた電気を、単価が高い「昼間」や「夕方」に使うことで、電力会社から買う電気を極限まで減らすことができます。

【まとめ】
時間帯別プラン(深夜電力)は、昼間の在宅時間が長い家庭にはリスクがあります。このリスクは、太陽光発電による「自家消費」と、蓄電池による「電力のシフト」によって、最小限に抑えることが可能です。

【簡単チェック】ご家庭の電気代、まだ安くできる?

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ご家庭に最適な電力プランの選び方

【この章の要旨】
最適な電力プランは、ご家庭の「設備(エコキュート、太陽光、蓄電池の有無)」と「ライフスタイル(昼間在宅か否か)」の掛け合わせで決まります。契約変更の前に、電力会社のポータルサイトでご自身の「30分ごと」の電力使用量を確認することが不可欠です。

「深夜電力プランを契約しないと安くならない」のは事実ですが、かといって「契約すれば必ず安くなる」わけでもありません。ご家庭の状況別に、プラン選択の考え方を整理します。

ケース1:エコキュートのみ(太陽光なし)

  • 夜間不在型(日中も仕事などで不在):
    迷わず「時間帯別プラン」への変更を推奨します。昼間の電力消費が少ないため、高額な昼間単価の影響を受けにくく、エコキュートによる深夜電力のメリットを最大限に享受できます。
  • 日中在宅型(リモートワーク・専業主婦(夫)):
    慎重な判断が必要です。「標準プラン」のままの方が、トータルで安くなる可能性があります。時間帯別プランに変更する場合は、洗濯乾燥機や炊飯器(予約)などを、可能な限り夜間(または朝晩)にシフトさせるライフスタイルの見直しが必須です。

ケース2:エコキュート + 太陽光発電(蓄電池なし)

「時間帯別プラン」との相性が非常に良い組み合わせです。

  • 夜間:安い深夜電力でエコキュートを稼働。
  • 昼間:高い昼間単価の時間帯は、太陽光発電で電力を自家消費し、買う電力を減らす。
  • 余剰電力:余った電気は売電できます(ただし売電単価は年々下落傾向にあります)。

ケース3:エコキュート + 太陽光発電 + 蓄電池

現時点で、電気代を最適化する「最強」の組み合わせです。

  • 夜間:安い深夜電力を蓄電池に充電。エコキュートも稼働。
  • 昼間:太陽光発電で自家消費。
  • 朝晩・雨天:太陽光が稼働しない時間帯や、発電量が少ない時は、深夜に貯めた安い電気、または太陽光の余剰分で貯めた電気を蓄電池から使います。

これにより、電力会社から高い電気を買う時間を極限までゼロに近づけることが可能です。

契約変更の前に「電力使用量の見える化」を

最適なプランを選ぶには、ご家庭が「いつ・どれだけ」電気を使っているかを知る必要があります。契約中の電力会社の会員ページ(Webポータル)にアクセスし、「30分ごとの電力使用量」のデータを確認してください。

このデータを見れば、「昼間の消費」と「夜間の消費」のどちらが多いかが一目瞭然となり、ご自身に最適なプランを判断する強力な材料となります。

【まとめ】
最適なプランは家庭ごとに異なります。エコキュート導入を機に、太陽光や蓄電池の導入も併せて検討し、ご自身の電力使用量データを基に総合的なシミュレーションを行うことが、将来的な高騰リスクに備える最善策です。

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深夜電力の契約に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 深夜電力は契約しないと本当に安くならない?

はい、安くなりません。 日本の多くの家庭が契約している「標準プラン(従量電灯)」は、24時間電気料金の単価が(ほぼ)一定です。深夜に電気を使っても、昼間と同じ単価で請求されます。

「深夜電力」とは、電力会社が提供する「時間帯別料金プラン」を契約した人だけに適用される、安い夜間料金のことを指します。このプランを契約して初めて、深夜の電気代が安くなります。

※契約変更は、ご契約中の電力会社のWebサイトやコールセンターから申し込むことができます。

Q2. エコキュートを設置したらプラン変更は必須?

法的な義務(必須)ではありませんが、節約効果を最大化するためには「強く推奨」されます。

エコキュートは、電気代が安い深夜時間帯にお湯を沸かす前提で設計されています。もし標準プランのまま(高い単価で)深夜にお湯を沸かすと、エコキュート最大のメリットである「ランニングコストの安さ」を享受できなくなってしまいます。

※ただし、日中の電力消費が極端に多いご家庭の場合、あえて標準プランを継続する選択肢もゼロではありません。

Q3. 太陽光発電がある場合、深夜電力プランは不利?

いいえ、むしろ「有利」になるケースが多いです。

深夜電力プランの弱点(デメリット)は、「昼間の電気代が高額になること」です。しかし、太陽光発電はその「高い昼間」に発電し、電力の購入(買電)を抑えてくれます(自家消費)。

つまり、エコキュート(夜間)と太陽光発電(昼間)が、時間帯別プランの「安い夜」と「高い昼」のそれぞれでメリットを享受・デメリットを相殺してくれるため、非常に相性が良い組み合わせと言えます。

※さらに蓄電池を導入すると、電気の自給自足率が格段に高まります。

Q4. 昔の「深夜電力(電化上手)」プランに戻せない?

残念ながら、一度解約した場合、戻すことはできません。

東京電力の「電化上手」や「おトクなナイト8・10」など、2016年の電力自由化以前に提供されていた旧・オール電化プランは、その多くが新規申し込み受付を終了しています。

これらのプランは割引率が非常に高かったため、現在も契約中の方は、引っ越しやプラン変更で解約すると二度と戻れないため、慎重な判断が必要です。これから契約する方は、現在提供されている新しい時間帯別プランから選ぶことになります。

出典:東京電力エナジーパートナー「(2016年3月31日をもって新規ご加入の受け付けを終了したプラン)」

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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