ソーラーローンは結局お得?メリットやデメリット・金利を徹底解説!
「ますます値上げする電気代対策に太陽光発電が欲しい!」と考えていても、まとまった予算が用意できずにお困りの方は多いのではないでしょうか?
金融機関では太陽光向けに「ソーラーローン」という融資プランを用意していますが、各社金利がバラバラなため適当に選ぶと「他社のほうがお得だった…」と後悔することも。
そこで本記事では、「ソーラーローンの特徴や仕組み」「注意すべき金利タイプの違い」「借り入れるメリットやデメリット」をわかりやすく解説していきます。
記事の後半には、気になる「大手銀行や信販会社のソーラーローン金利の一例」もご紹介していますので、太陽光の設置に興味がある方はぜひご覧くださいね!
目次
【頭金0円で融資】ソーラーローンとは?特徴や仕組みをご紹介
ソーラーローンとは、主に太陽光パネルやパワコンなど、太陽光設備の設置やリフォームに対して融資が受けられるローンプランのことです。
住宅ローンのような厳しい審査がなく、カーローンや一般ローンに比べて「低金利」であることが特徴であり、新築や改装時の予算不足をしっかりカバーしてくれます。
ソーラーローンは返済期間が「1年〜15年」と幅広い点も人気の理由であり、頭金も不要であることが多いため予算を用意しなくても利用できる点が強みです。
15年の長期ローンを組めば月々の返済額は微々たるものですので、「高騰する電気代対策」や停電対策の切り札としてソーラーローンの注目度は高まっています。
【金利タイプの違い】ソーラーローン借入時に気をつけたい注意点は?
ソーラーローンの借入時に特に気をつけたい注意点は「固定金利・変動金利どちらかの金利タイプを選ぶ必要がある」ことです。
それぞれの金利タイプの特徴や違い・注意点を以下にまとめました。
金利タイプ | 特徴・注意点 |
固定金利 | ・契約時に設定された金利が完済時まで変わらない ・借入金額の計算がわかりやすく、返済プランが立てやすい ・金利は変動金利より高めに設定されていることが多い |
変動金利 | ・金融情勢によって半年に一度、金利の見直し・変更が行われる ・固定金利より金利が低いことが多いが、返済額が高くつくリスクもある ・ソーラーローンは変動金利が多いため、お得なプランを見つけやすい |
2つの金利タイプにはそれぞれメリット・デメリットがあり、一概に「ソーラーローンならこちらがおすすめ!」と断言はできません。
「着実に返済したい」人には固定金利を、「金利を安くしたい」人には変動金利が人気ですが、金融機関によっても金利は変わるため、プランは時間をかけて厳選したいですね。
ソーラーローンを利用する際のメリット・デメリットを徹底解説!
つぎに、ソーラーローンを活用して太陽光発電を導入するべきメリットや、借り入れを決める前に気をつけたいデメリットをくわしく解説していきます。
【メリット①】長期ローンが組める!太陽光の収益で負担をカバー
ソーラーローンで太陽光発電を設置する大きなメリットは、「保証人なし、低金利で最長15年の長期ローンが組める」ことです。
ローンの借り入れ期間が長いほど「毎月の返済額が少なくすむ」ため、家計の負担をほとんど気にせず、太陽光の「停電対策・節電効果」の恩恵を受けられます。
また、太陽光発電の「使い切れない電力を売電できる」という強みもソーラーローンと相性抜群。
パネル枚数によっては返済額の大半を支えることも充分可能です。
太陽光パネルの寿命は「25年〜30年以上」と非常に長いため、ローン完済後も活躍してくれます。
先行投資としてローンで導入するメリットは大きいといえるでしょう。
【メリット②】保証人不要がうれしい!設置した太陽光が担保代わりに
ソーラーローンを利用するもうひとつのメリットは、「設置するパネルが担保代わりになるため、保証人・保証料ともに要求されない」ことです。
さらに、ほとんどのソーラーローンが「頭金0円で融資を受けられる」点も見逃せないメリット。
予算に余裕がなくても借り入れできる点は心強いですよね。
保証料なしの住宅ローンなどは「金利が上乗せされる」ケースも多いですが、固定金利のソーラーローンなら保証料の有無で返済額が上がることもありません。
「ローンで太陽光を導入したいが、親族や両親に心配はかけたくない…」とお考えの方には、保証人・保証料なしで気軽に契約できるソーラーローンは非常におすすめです。
【デメリット①】借入時の固定金利・変動金利の判断が難しい
ソーラーローンを含む、住宅関連のローンで気をつけたいデメリットは「固定金利を選ぶか、変動金利を選ぶか判断が難しい」ことです。
一般的には固定金利より変動金利のほうが低金利であるケースが多いものの、昨今の急激な物価上昇などを考えると「絶対にお得!」とは断言できません。
変動金利のプランによっては「金利が上がっても返済額は最大1.25倍まで」しか上がらないという取り決めが設けられている場合もありますが、やはり返済額の増加は困りますよね。
「どうしても金利タイプが決められない…」とお困りの方は、ローン比較サイトやファイナンシャルプランナーに相談するなど、一度フラットな視点で第三者に相談する方法もおすすめです。
【デメリット②】返済中の「災害」による損壊には注意が必要
ソーラーローンで意外と見落としがちなデメリットは、「台風や地震などでパネルが壊れると、ローンの返済だけが残ってしまう」ことです。
ほとんどの太陽光メーカーは「災害による故障は保証対象外」であるため、災害による損壊を補償してもらうには「自然災害補償」という保険に加入する必要があります。
ソーラーローンによっては「返済期間中は自然災害補償が無償で付いてくる」プランもありますので、完済するまでは補償を受けることを強くおすすめします。
太陽光発電の修理費は「数十万円」以上かかるケースも多いもの。
万が一の災害でも安心して過ごせるよう、パネルの保証内容はしっかり把握しておきたいですね。
【徹底比較】主な金融機関や信販会社のソーラーローンの金利は?
つづいて、大手銀行や金融機関、信販会社などのソーラーローン金利の一例を、まとめて以下にご紹介していきます。
【大手銀行のソーラーローン金利の一例】
銀行名 | 金利 | タイプ | 返済期間 | 上限額 | 保証人 |
2.75% | 固定 | 1年〜15年 | 20万円〜1,000万円 | 不要 | |
1.99%〜2.875% | 変動 | 6か月〜15年 | 50万円〜1,000万円 | 不要 | |
1,97%〜2.17% | 固定 | 11年〜15年 | 無制限(契約者の年収で決定) | 不要 | |
1.9%〜14.5% | 変動 | 1年ごとに更新 | 〜800万円 | 不要 | |
3.475%〜3.775 | 変動 | 1年〜15年 | 10万円〜1,000万円 | 不要 |
【大手信販会社のソーラーローン金利の一例】
会社名 | 金利 | タイプ | 返済期間 | 上限額 | 保証人 |
2.75% | 固定 | 1年〜15年 | 10万円〜1,000万円 | 不要 | |
2.45% | 固定 | 1年〜15年 | 10万円〜1,000万円 | 不要 | |
3.6% | 固定 | 1年〜15年 | 10万円〜1,000万円 | 不要 |
上記の金利や上限額は2023年2月時点のデータを元に記載していますが、今後の金融情勢によっては上下することも考えられます。
特に「変動金利」を採用している金融機関は「半年ごと」に金利が変更される可能性があるため、常に最新の情報をチェックしておきましょう。
【裏ワザ】ソーラーローンの金利や返済額を抑える2つの方法とは?
ソーラーローンの金利や返済額をかしこく抑えるには、「①金利の低いプランを厳選する」「②住宅ローンの借り換えで利益を得る」2つの方法がおすすめです。
金利の低いプランを厳選するには「ネット比較サイト」の相見積もりが便利ですが、低金利なプランほど審査が厳しい傾向があるため、審査落ちする可能性もあります。
返済額の大きな住宅ローンは借り換え先が見つけやすく、浮いたお金を太陽光の導入費にまわすことで、ソーラーローンで借り入れる金額をグッと減らせるでしょう。
たとえば、「750以上の金融機関・16,000以上のプラン」からプロが借り換え先を提案する「KARIKAKU」などを利用すれば、自分で調べるより楽で利益も期待できます。
【まとめ】ソーラーローンは頭金0円で低金利が魅力!検討する価値あり
太陽光発電や蓄電池の導入費用を気軽に借りられるソーラーローンは、「電気代対策に太陽光は欲しいけどお金がない…」とお困りの方にはピッタリのプランです。
ソーラーローンは「頭金0円・無担保」かつ「保証人・保証金」も不要であることが大きな特徴。
さらに、金利も一般ローンより低く、最長15年の長期返済にも対応しています。
金利や返済期間、借り入れ上限額などは金融機関によって大きく違いますので、じっくり検討したり、ローンの専門家に相談するなどして最適なプランを選びたいですね!
▼関連記事はこちら
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!