【徹底解説】太陽光発電のデメリットとは?設置して何年で元が取れる?
昨今、普及の一途を辿っている太陽光発電ですが、多くの家庭で設置するほどメリットがあるものなのでしょうか。
今回の記事では、太陽光発電のデメリットとメリット、設置して元は取れるのかを解説します。
目次
太陽光発電を購入する前に考えたい!主なデメリットには何がある?
太陽光発電の設置を検討する際に気になるのが「全国的に普及しているけれどデメリットはないの?」という部分ではないでしょうか。
答えとしては、残念ながら太陽光発電にもデメリットは多数あります。
今回の章では、太陽光発電の主なデメリットを5つ紹介します。
初期費用が膨大
太陽光発電の最大のデメリットは、初期費用が膨大なことです。
多くの一戸建てで採用されている容量3〜5kWhの太陽光発電ですが、設置費用は120〜170万円ほどかかります。
なかなか「他の家が設置しているから我が家も設置しよう!」と安易に思えないことが分かるでしょう。
屋根の負担が大きくなる
屋根の負担が大きくなるのも、太陽光発電のデメリットの一つです。
1枚15kgほどのパネルを屋根に設置するのですから、当然のことといえるでしょう。
新築住宅の場合は特に問題ありませんが、リフォームで太陽光発電を設置する場合、屋根の状況によっては事前に補修が必要な場合もあります。
この際、補修費用が別途かかることは頭に入れておきましょう。
日照時間で発電量が大きく左右する
太陽光発電は、日照時間で発電量が大きく左右するのもデメリットです。
そもそも太陽光発電は太陽光を元に発電するものなので、太陽光があればあるほど発電します。
したがって、日照時間が少ないといわれる地域では大きな恩恵を受けられないかもしれません。
必ずしも恩恵を受けられるわけではない
必ずしも恩恵を受けられるわけではないのも、太陽光発電のデメリットです。
太陽光発電は、日照時間はもちろん、自宅の周辺環境でも発電量が大きく変わります。
太陽光発電の寿命は30年以上といわれていますが、30年以上も自宅周辺の環境が変わらない保証は何処にもありません。
だからこそ、太陽光発電は懸念されてしまうのです。
悪徳業者に騙されてしまう可能性がある
太陽光発電では、悪徳業者に騙されてしまう可能性が否定できないというデメリットもあります。
昨今、太陽光発電が大きく普及していますが、だからこそ消費者の無知に付け込んだ悪徳業者も急増している現実があるのです。
悪徳業者に騙されないようにするには、太陽光発電に対する知識を付ける必要があります。
太陽光発電はデメリットだけではない!主なメリットは何がある?
前章では、太陽光発電のデメリットを紹介しました。
デメリットだけを聞くと「太陽光発電はちょっと危険かも…」と思ってしまうでしょうが、メリットもしっかりあるので安心してください。
今回の章では、太陽光発電の主なメリットを紹介します。
電気代を節約することができる
太陽光発電のメリットは、電気代を削減することができることです。
少なくとも日中の電気代を削減することができるので、電気代が高い家庭では大きな恩恵を実感できることでしょう。
電気代の更なる削減を願うのであれば、太陽光発電と家庭用蓄電池の併用がおすすめです。
停電を免れることができる
停電を免れることができるのも、太陽光発電のメリットです。
太陽光発電を所有している中で停電が発生した場合、太陽光さえ出てくれれば停電を免れることができます。
停電を免れることができれば、スマホの充電やテレビの視聴はもちろん、冷蔵庫を稼働させ続けることが可能になり、冷暖房も利かせることが可能です。
長期的な停電対策となると、太陽光発電の他に家庭用蓄電池などの蓄電機能付きのシステムが必要になりますが、短期間の停電対策としては太陽光発電だけでも十分な効果を発揮してくれるでしょう。
地球環境に配慮した生活を送ることができる
太陽光発電は、地球環境に配慮した生活を送ることができるメリットがあります。
そもそも太陽光発電は、再生可能エネルギー(再エネ)といって、エネルギーが枯渇せず地球環境も汚染しない、新たなエネルギー源としてメジャーになっているものです。
昨今、地球温暖化の進行速度が速くなっているといわれていますが、太陽光発電を所有すれば地球環境問題に貢献できる家作りができます。
今の時代に合ったシステムを導入できるのは嬉しいですよね。
太陽光発電の初期費用が高いデメリット!設置して元は取れるの?
太陽光発電は初期費用がとても高額ですが、その高額な初期費用を払ってまで設置することに意味はあるのか(元は取れるのか)について、具体的に解説します。
設置後10年で元が取れる可能性が高い
太陽光発電は初期費用が高額です。
しかし、売電で収入を得たり、発電した電力を自家消費することで電気代を削減できます。
したがって、実は設置後10年で元が取れる可能性が非常に高いといわれているのです。
ただ、これはある程度まとまった発電量が見込まれる場合にのみ適用される話しになります。
太陽光発電の設置当初から発電量があまり見込まれない場合、元が取れずに太陽光発電が寿命を迎えてしまう可能性も無きにしも非ずです。
太陽光発電を所有していれば停電対策になりますが、あくまでも発電量が見込めた場合にのみ恩恵を得られるもの。
だからこそ、時代のブームに捉われず、本当に家庭に必要なものなのかをしっかり考えてから太陽光発電の購入に進めると良いでしょう。
家庭用蓄電池と併用で初期費用回収ペースをさらに上げられる
太陽光発電は多くの場合で10年前後に初期費用を回収できますが、家庭用蓄電池を併用すると初期費用の回収ペースをさらに上げることが可能です。
家庭用蓄電池はその名の通り、電力を蓄えられるシステムのこと。
家庭用蓄電池があれば、太陽光発電が発電した電力を売電せずに蓄電し、それを夜間に使用することで電気会社からの買電量を減らすことが可能です。
売電しない理由は、売電価格が年々下落傾向にあるからです。
特に卒FITを迎えた家庭は売電価格がさらに下落するので、売電するよりも自家消費したほうが100%お得とまでいわれています。
つまり、家庭用蓄電池を利用して電力会社からの買電量を減らしたほうが経済的なのです。
太陽光発電はデメリットとメリットが共存!前向きに設置の検討を!
今回の記事では、太陽光発電のメリットとデメリット、太陽光発電を購入して元は取れるのかを解説しました。
昨今、多くの一戸建て住宅で設置されている太陽光発電ですが、実は万人受けするシステムではないことが分かりました。
ただ、設置後10年前後で元が取れるシステムといわれているため、メリットとデメリットを天秤にかけてメリットが上回るのであれば、ぜひ購入を前向きに検討してみてください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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