エネファームの初期費用や維持費はいくら?寿命を延ばす方法も!
昨今、需要が高まっているエネファームですが、初期費用や維持費はいくらなのかが気になりますよね。
今回の記事では、エネファームの概要やエコキュートなど似ている名前を持つシステムとの違い、初期費用や寿命、維持費の相場、エネファームの寿命を延ばす方法を解説します。
目次
エネファーム導入費用が知りたい!エネファームってどんなもの?
まずは、エネファームとはどういうシステムのものなのかについて具体的に解説します。
また、エネファームと似た名前を持つシステムとの違いも解説するので、ぜひしっかり目を通してみてください。
エネファームの概要
エネファームは電気とお湯を同時に作り出せるシステムで、家庭用燃料電池といわれるものです。
発電時にガスを利用するものの、その時に排出される熱を利用して給湯するため、二酸化炭素を排出しません。
つまり、非常にエコなシステムで、地球温暖化防止の一役を買うともいわれています。
また、発電時の排熱を利用して、床暖房や浴室乾燥機などを動かすこともできます。
利便性の高さがわかりますよね。
電気とガスの両方を使うので、電気もしくはガスが止まった場合も、通常通りに稼働しているライフラインを使うことで発電や給湯ができるため安心です。
エコキュートとの違い
エコキュートは電気給湯器のことです。
再生可能エネルギーの一種である大気中の熱を利用して、ヒートポンプ技術を使ってお湯を沸かすシステムで、エネファーム同様、地球環境に優しい省エネ給湯器といわれています。
エネファームとの違いは、エネファームはガス契約が必須なのに対し、エコキュートは主にオール電化家庭で使われるなど、ガス契約が不要な点です。
エコジョーズとの違い
エコジョーズは、省エネ効果が非常に高いガス給湯器です。
従来のガス給湯器は、約20%の熱を無駄にしているといわれています。
しかし、エコジョーズは、従来のガス給湯器で捨てられている約20%の熱を再利用できるシステムを導入しているので、無駄を最小限に食い止めることが可能です。
つまり、従来のガス給湯器よりも省エネで、地球環境問題に貢献できる商品です。
エネファームの費用が知りたい!初期費用や維持費を紹介!
続いて、エネファームの初期費用の相場や寿命、維持費の相場を紹介します。
エネファームの初期費用の相場
エネファームの初期費用は、メーカーやエネファーム自体の性能によって異なります。
ただ、一般的には100〜140万円ほどで取引されていることが多く、初期費用の捻出に頭を悩ませる家庭も多いようです。
ただ、エネファームは省エネ製品なので、国や自治体からの補助金を受けることができます。
補助金を受けることで、実質負担額を最小限に抑えることができるため、補助金制度をしっかり勉強しておくと安心でしょう。
エネファームの寿命
エネファームの寿命は20年と決められています。
20年経過後は、燃料電池ユニットが自動的に停止する仕組みとなっているため、個人の判断で20年を超えてエネファームを使い続けることはできません。
エネファームが20年で寿命を迎えてしまう理由は、発電時に水素ガスを使用するため、その機能が最長20年で寿命を迎えてしまうからです。
とはいえ、20年経過後も通常のガス給湯器として利用し続けることは可能です。
エネファームの維持費の相場
エネファームは、設置後10年目で最初の定期メンテナンスを受ける必要があります。
ただ、基本的には最初の10年間は定期メンテナンスが無料なため、費用面での負担はありません。
費用面で大きな悩みの種となるのは、10年〜20年目までの定期メンテナンスです。
定期メンテナンスの無償期間終了後は、定期メンテナンス費用として1回10万円ほどかかってしまいます。
部品の交換などが加われば、定期メンテナンス費用はさらに膨れ上がります。
エネファームは非常に良いシステムですが、維持費が大きくかかってくるのはデメリットといえるでしょう。
エネファームの初期費用は高額!寿命を延ばす方法は?
エネファームの初期費用や維持費は高額でした。
だとすれば、できる限り不具合を防いで寿命を延ばしていきたいですよね。
最後に、エネファームの寿命を延ばす方法を2つ紹介します。
定期的なタンク内の水抜き
エネファームの寿命を延ばすためには、定期的なタンク内の水抜きが必要です。
タンク内に汚れが溜まってしまうと、お湯張りのときに汚れが一緒に付いてきてしまいます。
それを防ぐために、定期的にタンク内の水抜きを行い、タンクの底の汚れなどを一掃するようにしましょう。
専門業者による定期メンテナンス
エネファームの寿命を延ばすため、専門業者による定期メンテナンスが重要です。
定期メンテナンスは、エネファームの設置業者やガス会社などが行ってくれるため、特に消費者側が何かアクションを起こす必要はありません。
前章でも解説しましたが、エネファームの定期メンテナンスは無償期間が過ぎてしまうと大変高額です。
だからこそ、まずは無償期間が過ぎる前に定期メンテナンスを行い、その後はメンテナンス費用を毎月コツコツ積み立てていけると良いでしょう。
エネファームは短命!維持費も高いので導入時はしっかり検討を!
今回の記事では、エネファームの概要やエコキュート・エコジョーズとの違い、エネファームの初期費用や寿命、維持費、寿命を延ばす方法を紹介しました。
エネファームは、従来のガス給湯器と違って非常にエコな商品です。
だからこそ、従来のガス給湯器を使っている家庭は、ぜひエネファームへの交換も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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