東北電力の値上げはどれくらい?料金シミュレーションをした結果!
値上げにともないプランの見直しが必要かと悩んでいる人も多いでしょう。
2023年4月より東北電力は25%上がり、電気代の高騰の影響を受け続けています。
今回は各プランの値上げ前後や節約方法などについて解説していきます。
目次
東北電力が値上げする理由【燃料価格の高騰が原因】
東北電力が値上げする理由は、燃料価格の高騰が原因です。
高騰の原因は、ウクライナ侵攻や円安の影響で、火力発電に必要な「液化天然ガス」の輸入価格が大幅に値上がりしたからです。
東北電力は火力発電所の大きさが日本3位で供給量が多い分、燃料価格の高騰により収益の影響を大きく受けました。
東北電力は2023年4月より電気料金の値上げをしましたが、再び同年の6月から25.47%値上げするとのことです。
東北電力が値上げする電気料金プラン
東北電力の電気料金プランの値上げ前後について解説していきます。
2023年4月からどのくらい電気料金が上がったのか、契約プランを見ていきましょう。
従量電灯B・Cプラン
▼基本料金
契約電流 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ前後の差額 |
10A(1kVA) | 330円00銭 | 385円00銭 | 55円 |
15A | 495円00銭 | 577円50銭 | 82.5円 |
20A | 660円00銭 | 770円00銭 | 110円 |
30A | 990円00銭 | 1,155円00銭 | 165円 |
40A | 1,320円00銭 | 1,540円00銭 | 220円 |
50A | 1,650円00銭 | 1,925円00銭 | 275円 |
60A | 1,980円00銭 | 2,310円00銭 | 330円 |
▼電力料金
電力量 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ前後の差額 |
~120kWhまで | 22円05銭 | 31円79銭 | 9.74円 |
121kWh~300kWhまで | 28円80銭 | 38円68銭 | 9.88円 |
300kWh以上 | 32円75銭 | 42円89銭 | 10.14円 |
(引用元:電気料金新旧単価一覧表)
低圧プラン
▼基本料金
値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ前後の差額 | |
1kW | 1,260円00銭 | 1,323円30銭 | 63.3円 |
▼電力料金
季節 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ前後の差額 |
夏季 | 19円42銭 | 29円29銭 | 9.87円 |
その他の季節 | 17円97銭 | 27円84銭 | 9.87円 |
(引用元:電気料金新旧単価一覧表)
よりそう+eねっとプラン
よりそう+の中でも、契約数の多い「ようそう+eねっとバリュー」の値上げ前後を紹介します。
▼基本料金
契約電流 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ前後の差額 |
10A(1kVA) | 270円00銭 | 330円00銭 | 60円 |
15A | 440円00銭 | 522円50銭 | 82.5円 |
20A | 605円00銭 | 715円00銭 | 165円 |
30A | 935円00銭 | 1,100円00銭 | 165円 |
40A | 1,265円00銭 | 1,485円00銭 | 220円 |
50A | 1,595円00銭 | 1,870円00銭 | 275円 |
60A | 1,925円00銭 | 2,255円00銭 | 330円 |
▼電力料金
電力量 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ前後の差額 |
~120kWhまで | 31円15銭 | 31円79銭 | 0.64円 |
121kWh~300kWhまで | 37円90銭 | 38円68銭 | 0.78円 |
300kWh以上 | 41円85銭 | 42円89銭 | 1.04円 |
(引用元:電気料金新旧単価一覧表)
東北電力が値上げするプランをシミュレーション【世帯人数別に計算】
一般家庭で多く契約している従量電灯プランの値上げ前後の差額を求めてみました。
▼従量電灯Bプラン
世帯別 | 契約アンペア数 | 戸建て/集合住宅の平均使用量 | 値上げ前 | 値上げ後 | 差額 |
1人暮らし | 20A | 186~219kWh | 4,164~5,260円 | 7,397~9,105円 | +3,233~3,845円 |
2人暮らし | 20A~30A | 272~331kWh | 20A:6,159~7,651円 | 20A:10,844~13,339円 | 20A:+4,685~5,688円 |
30A:6,489~7,981円 | 30A:11,299~13,724円 | 30A:+4,740~5,743円 | |||
3人家族 | 30A~40A | 313~386kWh | 30A:7,492~9,474円 | 30A:12,927~16,160円 | 30A:+5,435~6,686円 |
40A:7,822~9,804円 | 40A:13,312~16,545円 | 40A:+5,490~6,741円 | |||
4人家族 | 30A~40A | 316~436kWh | 30A:7,574~10,832円 | 30A:13,060~18,375円 | 30A:+5,486~7,543円 |
40A:7,904~11,162円 | 40A:13,345~18,760円 | 40A:+5,541~7,598円 |
(引用元:東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書)
東北電力の値上げ後の節約対策3つ【大幅に電気代を下げるコツとは】
値上げ後もできる節約対策を3つ紹介します。
電気代の負担を減らしていくためにもコツコツ節約していきましょう。
契約プランの見直し
大手電力プランから新電力に切り替えるのもおすすめです。
電力自由化により、好きな電力会社に切り替えられるので、大手にはない独自のプランを利用できます。
たとえば、ガス・ネットのセット割やポイントが貯まるプランなど生活スタイルを重視したプランが選べます。
全体的に見ると大手電力よりも電気料金が安くなる場合が多いでしょう。
省エネモデルの家電製品に買い替える
10年前の家電製品から省エネモデルに買い替えるのもおすすめの節約方法です。
家電製品によっては、今の電気代の半分以下におさえることも可能になります。
たとえば、10年前の冷蔵庫から最新モデルに買い替えると
- 年間消費電力量:37%~43%
- 年間の電気代削減額:4,740~6,090円
(引用元:環境省 みんなでおうち快適化チャレンジ)
10年間、使い続けると、47,400〜60,900円もお得になります。
そのため、古い家電製品の買い替えも検討してみるのも良いでしょう。
太陽光発電や蓄電池の導入を検討してみる
屋根の上に乗せて自家発電できる太陽光発電の導入もおすすめです。
電気代の節約対策や売電もできるので、費用対効果も高くなります。
たとえば、5kWのパネルを100万円で購入した場合、年間の売電収入は6〜8万円になり10年後には60〜80万円まで初期費用を返済できます。
また、太陽光発電の余剰電力を自家消費すると、年間11万円の節約になります。
そのため、10年で初期費用の返済が可能です。
また、蓄電池に余剰電力を貯めておくと、夜間の使用にも活用できるのでセットで検討するのも節約対策におすすめです。
東北電力の値上げに伴い使い方の見直しを心がけよう
今回は、東北電力の値上げや電気料金プランの値上げ前後などについて解説しました。
電気料金は2023年6月より再度、全国的に値上がりするため、節約対策が重要です。
電気代を節約するためにも、家電製品の使い方や電力会社からの購入を減らす工夫なども取り入れてみてくださいね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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