【2023年最新】蓄電池のメリットとデメリットを徹底解説!
太陽光発電を導入している家庭に特におすすめの蓄電池。
しかし、蓄電池には様々なデメリットがあるといわれています。
一体どういうことなのでしょうか。
今回の記事では、蓄電池のデメリットを紹介すると共に、蓄電池のメリットも紹介し、最後に蓄電池の導入がおすすめの家庭も紹介します。
蓄電池の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
蓄電池のデメリットが気になる!主なデメリット4つを紹介!
蓄電池には多くのデメリットがあるといわれていますが、具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
4つ紹介します。
デメリット①初期費用が高い
蓄電池のデメリット1つ目として、初期費用が高いことが挙げられます。
具体的には、150万円前後が必要です。
ただ、性能やメーカー、蓄電容量や出力数などによって価格は異なるので、単純に「安いから」といって購入する蓄電池を決めてしまうのはとても危険といえます。
単純に蓄電池といっても、以下のような種類があります。
- 単機能型蓄電池
- ハイブリッド型蓄電池
- 特定負荷型蓄電池
- 全負荷型蓄電池
したがって、まずは家庭にどの蓄電池が合うのかをしっかり調べ、その中で蓄電池選びをしていきましょう。
デメリット②設置場所の確保が必要
蓄電池のデメリット2つ目として、設置場所の確保が必要という点も挙げられます。
最近では、コンパクトタイプの蓄電池も多く販売されるようになりましたが、それでもエアコンの室外機1〜2台分の設置スペースが必要です。
また、わずかではあるものの、動作音が発生してしまうため、近隣住民の迷惑にならないスペースに蓄電池を設置する必要もあります。
屋内設置型の蓄電池の場合、床の耐荷重や動作音への対応も考えなくてはなりません。
デメリット③15年前後で寿命を迎えてしまう
蓄電池のデメリット3つ目は、15年前後で寿命を迎えてしまう点です。
とても高額な初期費用を投じて購入した蓄電池。
だからこそ、15年前後で寿命を迎えてしまうのは、かなりのデメリットといえるのではないでしょうか。
ただ、多くの電化製品の寿命も15年前後といわれているため、蓄電池の寿命も平均的といえば平均的。
見方によっては「そこまで悲観視するものではないのかな?」という印象もあります。
寿命が気になる方は、12,000サイクル(約30年)ほど使える長寿命な蓄電池の購入を検討してください。
デメリット④貯められる電力に上限がある
蓄電池のデメリット4つ目は、貯められる電力に上限があることです。
とても高額な初期費用を投じて購入する蓄電池ですが、蓄電容量というものが定められており、その容量を超えて蓄電することはできません。
たとえば、災害対策などで蓄電池を購入する場合、比較的容量が大きめの蓄電池を購入するのが良いとされていますが、その分、初期費用も大きくなってしまうということです。
蓄電容量が大きければ大きいほど本体価格も高くなってしまうので、手が出せる範囲内で販売されている蓄電池から、選べる容量を探さなくてはならない可能性もあります。
蓄電池にはデメリットがたくさん!メリットは何がある?
蓄電池のデメリットばかり見てきましたが、当然のごとく蓄電池にもメリットはあります。
そこで今回の章では、蓄電池のメリットを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
メリット①電気代の削減が狙える
蓄電池のメリット1つ目は、電気代の削減が狙えることです。
蓄電池を導入すると、深夜の割安電力を積極的に貯め、それを日中に消費していく流れに変わります。
つまり、今までと同じ買電量でも、蓄電池を導入するだけで電気代の削減が狙えるのです。
電気代が高騰している昨今、電気代の削減が狙えるのは非常にプラスといえるでしょう。
メリット②停電対策ができる
蓄電池のメリット2つ目は、停電対策ができることです。
蓄電池に蓄電残量さえ残っていれば、夜間に停電が発生した場合でも家電に送電ができます。
ただ、蓄電残量がゼロになってしまうと停電を免れることはできないというデメリットは、頭に入れておく必要があるでしょう。
メリット③太陽光発電との相性が良い
蓄電池のメリット3つ目は、太陽光発電との相性が良いことです。
太陽光発電は2025年から東京都で義務化されますし、他県でも太陽光発電の義務化を進める案が浮上している現実があります。
ただ、太陽光発電を単体で所有した場合、太陽光発電が発電した電力は日中に使い切らなくてはならず、なかなか難しい面もあるでしょう。
そのデメリットを補えるのが、蓄電池になります。
太陽光発電が日中に発電した電力を蓄電池に貯めることで、発電した電力を夜間に自家消費できるようになるのです。
太陽光発電が発電した電力を貯めて自家消費するので、たとえ深夜に買電したとしても、太陽光発電が発電している分、買電量は減ります。
電気代内訳の中にある「再エネ賦課金」「燃料費調整額」は買電量(kWh)で増減するので、買電量(kWh)が減るということは、電気代内訳の「再エネ賦課金」と「燃料費調整額」も減額できるということです。
太陽光発電と蓄電池を併用すると、かなりお得なことがわかるでしょう。
蓄電池のデメリットは?蓄電池の導入がおすすめの家の特徴を紹介!
蓄電池には、メリットとデメリットの両方あることがわかりました。
では、蓄電池の導入がおすすめの家とはどういう家なのでしょうか。
最後に、蓄電池の導入がおすすめの家の特徴を2つ紹介します。
太陽光発電を所有している家庭
蓄電池の導入がおすすめなのは、太陽光発電を所有している家庭です。
理由は先ほど紹介した通りで、太陽光発電と蓄電池を併用するとそれぞれがお互いのデメリットを補えるというメリットがあるからです。
たとえば、太陽光発電だけを所有している場合「発電した電力は日中に使い切る」もしくは「売電する」の2択になります。
売電するので収入が得られますが、発電した電力を積極的に自家消費はできません。
しかし、蓄電池があれば、発電した電力を自家消費できるのはもちろん、余剰電力を売電することもでき、一石二鳥です。
蓄電池だけを所有している場合も、電力会社からの買電量は減らないので、電気代が高騰している昨今、深夜の電気単価が上がってしまったら、蓄電池をわざわざ購入する意味がなくなってしまいます。
ただ、太陽光発電と併用すれば、太陽光発電が発電した電力も蓄電することができるため、電力会社からの買電量を極限まで減らすことができ、電気代の大幅削減が期待できることでしょう。
このように、太陽光発電と蓄電池は非常に相性が良いです。
だからこそ、セット導入がおすすめなのです。
オール電化の家庭
オール電化の家庭も、蓄電池の導入がおすすめです。
オール電化家庭は、ただでさえ電気使用量が高いことでしょう。
だからこそ、深夜の割安電力を使って、深夜に家電を積極的に動かし、電気代の節約を狙っていきたいところです。
そして、日中には割高電力になってしまうので、ここで電気を使いたい場合は、蓄電池に貯めた電力を使うことで、電気代の請求が高くなってしまうことは避けられるでしょう。
蓄電池はデメリットが多い!けれどメリットも複数なので要検討を!
今回の記事では、蓄電池のデメリットやメリット、蓄電池の導入がおすすめの家庭を紹介しました。
蓄電池には様々なデメリットとメリットがありますが、デメリットを補うためには太陽光発電との併用や、オール電化家庭での使用がおすすめということもわかりました。
これから蓄電池の購入を考えている方は、ぜひ太陽光発電との併用を前向きに検討してみてください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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