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【2023年】東京都で実施される蓄電池の補助金制度を徹底解説!

補助金関連 2024年01月04日更新

停電対策や電気代の節約の観点から、蓄電池の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、初期費用がまとまった額になるため、蓄電池が欲しくても買えないと諦めている方も多いかと思います。

ただ、蓄電池には補助金制度があり、補助金制度を上手く利用することで、自己負担額を大幅に削減することが可能です。

今回の記事では、47都道府県の中でも特に蓄電池の補助金制度が充実しているとされる東京都に注目して、東京都の補助金制度の歴史や補助金を受け取るための条件、補助金を受け取るための注意点を紹介します。

東京都で蓄電池の補助金はもらえる?今までの経緯と今後について!

東京都では、蓄電池の補助金制度を実施しています。

しかも、他の道府県に比べて制度がかなり充実していると話題です。

そこで今回の記事では、東京都で実施されている蓄電池の補助金制度について具体的に解説します。

東京都の蓄電池補助金は異例の金額で推移している

東京都で実施されている蓄電池の補助金制度は、他の道府県は太刀打ちできないくらいの異例の金額が出されています。

具体的には、1kWhあたり15万円(最大120万円)の補助金制度を実施しています。

一都三県と呼ばれる地域で比較してみると、埼玉県は一律10万円の蓄電池の補助金制度を実施していますが神奈川県と千葉県に関しては、県ではなく市区町村が補助金制度を実施しています

これだけを見ても、東京都が蓄電池の補助金制度にかなりの力を入れているのがわかります。

しかも東京都は、2021年度は1kWhあたり7万円(最大42万円)、2022年度は1kWhあたり10万円(最大80万円)という、かなり高額な補助金制度を設けていました。

そして2023年の1kWhあたり15万円(最大120万円)という数字です。

同じ蓄電池を購入するということでも、東京都にお住まいの方はかなりのお得を実感できるでしょう。

太陽光発電単体でも補助金制度を受けることが可能

蓄電池の導入を検討している人の多くは、太陽光発電との併用を考えていることでしょう。

国が実施していた太陽光発電単体の補助金制度は、太陽光発電が全国的に普及したことで既に終了しているのですが、東京都は太陽光発電の補助金制度を2022年に独自に復活させたのです。

補助金額は1kWあたり12万円(~3kWの場合は1kWあたり15万円)で、新築の場合は1kWあたり10万円(~3kWの場合は1kWあたり12万円)ももらえます。

昨今、国は太陽光発電と蓄電池・電気自動車・V2Hなどの省エネシステムを設置した家に対して補助金制度を設けています。

要は、太陽光発電単体では補助金が下りないのです。

しかし、東京都が実施している太陽光発電の補助金制度は、太陽光発電単体にも有効。

したがって、東京都にお住まいの方で太陽光発電と蓄電池をセット導入しようとした場合、100万円近い補助金を受け取ることができるのです。

東京都以外にお住まいの方にとっては、相当羨ましい事案ではないでしょうか。

東京都の蓄電池補助金の概要は?条件や受付期間・補助金額を解説!

とても充実した補助金制度を打ち出している東京都ですが、補助金を受け取るためには具体的にどのような条件をクリアする必要があるのでしょうか。

今回の章では、補助金をもらうための条件、補助金の受付期間、もらえる補助金額を紹介します。

蓄電池の補助金をもらうための条件

東京都が実施している蓄電池の補助金をもらうための主な条件は、以下の通りです。

  1. 東京都に建つ家に新たに蓄電池を導入すること
  2. 助成対象機器を守ること
  3. 蓄電池の機器費が1kWhあたり20万円以下であること
  4. 東京都および公社の他の補助金制度を重複して受けていないこと

このように、東京都が実施している蓄電池の補助金制度を受けるための条件は、特に難しいことはありません。

補助金の受付期間について

東京都が実施している蓄電池の補助金制度は、2023年5月29日から受付がスタートしています。

受付終了は、現時点で2025(令和7)年3月末となっていますが、補助金を受けたいのであれば、必ず早めに行動するようにしてください。

というのも、予算に達した時点で補助金制度は終了してしまうからです。

もらえる補助金額について

もらえる補助金額は、以下の通りです。

★太陽光(4kW以上)と蓄電池を併用する場合

  1. 蓄電容量(6.34kWh~):15万円/kWh(100kWh未満まで)
  2. 蓄電容量(~6.34kWh):19万円/kWh(最大95万円)
  3. 太陽光発電システムの発電出力:30万円/kW

★太陽光(4kW未満)と蓄電池を併用もしくは蓄電池のみを設置の場合

  1. 蓄電容量(6.34kWh~):15万円/kWh(最大120万円)
  2. 蓄電容量(~6.34kWh):19万円/kWh(最大95万円)

とても高額であることがわかります。

東京都在住で蓄電池の購入を検討している方は、補助金制度が予算に達する前に早めに申請手続きを済ませましょう。

東京都の蓄電池補助金の注意点は?気を付けたいポイント2選!

東京都の蓄電池の補助金制度がかなり充実していることがわかりました。

ともなれば、多くの申し込みが殺到しそうですよね。

最後に、東京都が実施している蓄電池の補助金制度で気を付けたいポイントを2つ紹介します。

しっかり目を通しておきましょう。

注意点①補助金は先着順で締め切られる可能性が高い

東京都の蓄電池の補助金制度は先着順なので、予算に達してしまった場合は申し込み期限を待たずに締め切られる可能性が高いです。

具体的には、東京都は省エネ住宅や太陽光発電・蓄電池の普及に対する補助金制度の予算として496億円を計上しています。

ただ、1つ1つの補助金額が高額になると予想されるので、この496億円もすぐに上限に達してしまうでしょう。

したがって、東京都在住で蓄電池の購入を検討している場合は、早め早めの行動を心がけるに越したことはありません。

注意点②補助金を受け取るための順序をしっかり守ること

補助金を受け取るための順序をしっかり守ることも、東京都が実施している蓄電池の補助金制度で気を付けなければならないポイントです。

具体的には、以下のような順序をしっかり守りましょう。

  1. 補助金を受けたい旨をクールネット東京に申し込む
  2. 交付決定日以降に契約
  3. 着工
  4. 工事終了後に補助金を受け取る

この順序を1つでも守れない場合、補助金を受け取ることはできません。

仮に施工業者などが契約を焦らせてくるなどした場合、業者が補助金制度をしっかり理解していないということなので気を付けましょう。

東京都の蓄電池の補助金は確実に受け取るべし!事前に情報の確認を!

今回の記事では、東京都が実施している蓄電池の補助金制度の概要を紹介しました。

一都三県で見比べてみても、東京都の蓄電池の補助金制度はかなり充実していることがわかりました。

東京都にお住まいの方は、ぜひ補助金制度が充実しているうちに蓄電池の購入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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中田 萌
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