EVパワーステーションとは?種類別の特徴や導入時の注意点も!
V2Hシステムを検討していると、EVパワーステーションという名前を見聞きするでしょう。ともなれば、EVパワーステーションにはどういった特徴があるのか気になりますよね。そこで今回の記事では、EVパワーステーションの全体的な特徴と種類別の特徴、導入時の注意点を紹介します。
目次
EVパワーステーションってなに?主な特徴も徹底解説!
V2Hシステムの導入を検討している人は、EVパワーステーションという名前を聞いたことがあるかと思います。では、具体的にどういう特徴があるのでしょうか。今回の章では、EVパワーステーションの概要はもちろん、EVパワーステーションの主な特徴も紹介します。
ニチコンが製造・販売しているV2Hシステム
EVパワーステーションは、ニチコンが製造および販売しているV2Hシステムです。V2Hシステムとは、電気自動車と家庭を繋ぐケーブルのこと。家庭から電気自動車に送電する従来の使い方ができるのはもちろん、電気自動車から家庭に送電が可能です。具体的な特徴については後ほど解説しますが、V2Hを所有していることで、電気自動車を有効活用できると話題になっています。
ちなみに、ニチコンは蓄電池業界で国内トップクラスのシェア率を誇るメーカーです。そして、世界で初めてV2Hシステムを開発した企業でもあるのです。とても魅力的な特徴のV2Hを製造・販売しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
EVパワーステーションの主な特徴5選
ここからは、ニチコンのEVパワーステーションにある主な特徴を5つ紹介します。V2Hの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
特徴①低価格なので初期費用を抑えることができる
ニチコンのEVパワーステーションは、低価格なので初期費用を抑えることが可能という特徴があります。V2Hは、50〜150万円ほどの初期費用がかかります。当然、初期費用が高ければ高いほどV2H自体の性能は良いですが、V2Hを使うために最低限必要な電気自動車の購入費用も考えなくてはなりません。V2Hに、そこまで多額の初期費用を投じることはできない家庭が多いでしょう。
しかしニチコンのEVパワーステーションは、最もスタンダードなタイプで498,000円。一段上のクオリティーを求めたとしても、必要になる初期費用は898,000円です。ここに別途、工事費用として30〜40万円が必要ですが、競合他社のV2Hと比べて圧倒的に低価格なのは紛れもない事実です。
特徴②電気代を節約できる
電気代を節約できるのも、ニチコンのEVパワーステーションの特徴です。
V2Hシステムを導入すると、太陽光発電が発電した電力を電気自動車に蓄電できる他、夜間の割安電力も蓄電できます。つまり、家庭で使う電力が
- 太陽光発電が発電した0円電力
- 電力会社から買電した割安電力
となるのです。電気代を節約できるのは、当然のことといえるでしょう。
特徴③より強固な停電対策ができる
ニチコンのEVパワーステーションを導入すれば、より強固な停電対策ができるようになります。停電を免れるためには、
- 電気自動車の蓄電残量を0にしないこと
- 太陽光発電が発電した電力を蓄電すること
が求められます。
家庭用蓄電池は蓄電容量が小さいので、停電対策としては少々心もとなさを感じてしまうでしょう。しかし、電気自動車は蓄電容量がとても大きいので、数日間であれば停電を回避した生活を送ることが可能です。
特徴④倍速充電が可能で停電時に安心できる
倍速充電が可能で停電時に安心できるのも、ニチコンのEVパワーステーションを導入するメリットです。
家庭のコンセントを使って電気自動車に充電する場合、40kWhを充電するのに約13時間必要といわれています。しかし、ニチコンのEVパワーステーションは倍速充電が可能なので、約6時間半で40kWhの充電が可能です。倍速充電ができることで、平常時はもちろん停電時も大きな恩恵を実感できるでしょう。
特徴⑤全負荷型&200V対応型で停電時も安心できる
ニチコンのEVパワーステーションには、全負荷型&200V対応型で停電時も安心できるという特徴があります。全負荷型とは、停電時に家庭内すべてのコンセントに送電できるということ。200V対応型というのは、オール電化や最新家電が多い家庭でも電力が使えるということです。とても使い勝手が良いという意味なので、安心してください。
EVパワーステーションが魅力的!種類別の特徴には何がある?
ニチコンのEVパワーステーションには「スタンダードモデル」「プレミアムモデル」の2種類があります。ここからは、ニチコンのEVパワーステーションの種類別の特徴を見ていきましょう。
スタンダードモデルの主な特徴
スタンダードモデルの主な特徴は、以下の通りです。
- 低価格なので手が出しやすい(498,000円、548,000円)
- ケーブルが3.7mと短いから無駄がない(VCG-663CN3のみ)
- 本体質量が88kkgで比較的軽い(同上)
- 保証期間が2年間
スタンダードモデルは、短いケーブルでも許容できる家庭、保証期間が短くても許容できる家庭におすすめ。低価格という部分も魅力的です。
プレミアムモデルの主な特徴
プレミアムモデルの主な特徴は、以下の通りです。
- スマホを使って遠隔操作ができる
- 7.5mのロングケーブルでどのような場所でも使える
- いたずら防止機能が搭載されている
- 保証期間が5年間
プレミアムモデルは、スマホを使って遠隔操作できるのが最大の特徴。スタンダードモデルと比べて、保証期間が長いのも特徴です。
【補足】2024年春に新型EVパワーステーションが販売決定!
ニチコンでは、既存のEVパワーステーションの売れ行きが好調なため、2024年春に新型のEVパワーステーションの販売を決定しています。新型のEVパワーステーションの主な特徴は、以下の通りです。
- 設置しやすいセパレートタイプ
- 停電時にモードが自動切換えする
- スマホで遠隔操作が可能
- 保証期間が10年間
ニチコンのEVパワーステーションの購入を検討している人は、新型の販売開始まで待つのが良いでしょう。旧型を購入するのであれば値引きが効く可能性がありますし、最新のEVパワーステーションも検討材料に入れることができるからです。
EVパワーステーションが欲しい!導入時の注意点には何がある?
最後に、ニチコンのEVパワーステーションを導入する際の注意点を2つ紹介します。
注意点①家庭と電気自動車の距離が近い必要がある
ニチコンのEVパワーステーション導入時の注意点として、家庭と電気自動車の距離が近くなければならないことが挙げられます。
前章の種類別の特徴で紹介した通り、V2Hシステムは「家庭と電気自動車を繋ぐケーブル」です。つまり、ケーブルの長さで賄える距離に、家庭と電気自動車が存在していなければならないのです。
ニチコンのEVパワーステーションを購入する際には、スタンダードモデル(VCG-663CN3)であれば約3.7m以内、スタンダードモデル(VCG-663CN7)およびプレミアムモデル(VCG-666CN7)であれば約7.5m以内に家庭と電気自動車が存在できるか、しっかり確認しましょう。
注意点②対応車種であるか調べる必要がある
対応車種であるか調べることも、ニチコンのEVパワーステーションを導入する際の注意点です。対応車種は少しずつ情報が更新されているので、こちらから最新のデータを常に確認してください。
EVパワーステーションは魅力的!恩恵を受けるために導入を!
今回の記事では、ニチコンのEVパワーステーションの特徴や導入時の注意点を紹介しました。とても魅力的なニチコンのEVパワーステーション。スタンダードモデル・プレミアムモデルとあるのが良いですよね。注意点で紹介した部分は最低限しっかり確認するようにし、ミスのない買い物をしてください。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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