エアコンの暖房代の節約方法は?冷房との違いやエアコンの買い方も!
これから本格的な冬が到来しますが、そこで気になるのがエアコンの暖房代ではないでしょうか。そこで今回の記事では、エアコンの暖房代の節約方法、冷房代との違い、エアコンの賢い選び方の基準を紹介します。
目次
エアコンの暖房代を節約したい!簡単にできる節約方法は?
光熱費が一気に高騰するこれからの時期。少しでも電気代が節約できたら嬉しいですよね。そこで今回の章では、エアコンの暖房代を節約する方法を8つ紹介します。とても簡単にできるものを紹介するので、ぜひ目を通してみてくださいね。
節約方法①自動運転に設定する
エアコンの暖房代を節約したいのであれば、自動運転に設定しましょう。
エアコンで最も電力がかかるのは、エアコンの起動時。設定温度まで頑張って動くので、弱運転だと余計に時間がかかってしまいます。自動運転に設定すれば、一気に室温を上げてくれるため、エアコンの暖房代の節約に繋がるのです。
節約方法②サーキュレーターを併用する
サーキュレーターを併用するのも、エアコンの暖房代を節約する方法です。というのも、暖かい空気は上に溜まってしまうからです。サーキュレーターを適切な場所に設置し、上向きで運転させましょう。そうすることで、上に溜まった温かい空気が循環し、部屋中が均一な温度で保たれます。
節約方法③こまめに掃除を行う
こまめに掃除を行うのも、エアコンの暖房代を節約する方法です。
暖房機能は、外部の冷気を吸い、吸った空気を温かい空気にして外に吐き出します。つまり、フィルターに汚れが付着していると、吸い込む空気量が少ないので温かい空気の排出量も少なくなり、結果として部屋を設定温度にするために多くの時間を要します。したがって、フィルターはこまめに掃除を行いましょう。目安としては、2週間に1度の掃除がおすすめです。
節約方法④室外機周りを清潔に保つ
エアコンの暖房代を節約する方法として、室外機周りを清潔に保つことも挙げられます。室外機の周りに物が置いてあったり雑草が生えていたりすると、暖房効率が下がります。室外機周りは常に清潔を保つように心がけましょう。積雪する地域では、室外機周りに雪が積もらないよう、防雪フードなどを被せたり防雪ネットを付けるなどの対策も必要です。
節約方法⑤風を下向きに設定する
風を下向きに設定するのも、エアコンの暖房代を節約する方法です。
先ほどもお話した通り、温かい空気は上に溜まります。したがって、暖房時の風向きは「下」にしましょう。ただ、最新のセンサー搭載機種の場合は、風向きを自動で調整してくれます。この場合の風向きは「自動」にしておきましょう。
節約方法⑥断熱効果の高い窓や壁にリフォームする
エアコンの暖房代を節約する方法として、断熱効果の高い窓や壁にリフォームすることも挙げられます。せっかく暖房を使って部屋を温めても、窓断熱や壁断熱が不十分だと、暖気が外に流出します。加えて、冷気が室内に入り込んできて、いつまで経っても寒い家のままです。
暖房効率を上げたいのであれば、断熱効果の高い窓や壁にリフォームするのもひとつの手。大規模なリフォームはちょっと…という場合であれば、断熱シートを窓ガラスに貼ったり、断熱効果のあるカーテンに付け替えたり、できることから始めてみましょう。
節約方法⑦湿度の維持を徹底する
湿度の維持を徹底するのも、エアコンの暖房代を節約する方法です。
冬場はただでさえ湿度が低いですが、暖房を付けると湿度はさらに下がります。湿度が10%下がると、人間の体感温度は1℃下がるといわれています。なので、湿度を維持するためにも加湿器を使って乾燥対策をすべきです。湿度を上げれば、喉の痛みからくる体調不良のリスクも最小限にできるでしょう。
節約方法⑧短時間のお出かけなら付けっぱなしが◎
短時間のお出かけなら付けっぱなしを心がけましょう。
外出するとなると、つい「電気代が無駄だから」と暖房を消すという判断になりがち。しかし、エアコンは起動時に最も電力を使うため、起動の回数を減らしてあげるのが電気代の爆発的な高騰を避ける手っ取り早い方法です。30分〜1時間程度の外出であれば、暖房は付けたままで良いでしょう。
エアコンの暖房代を節約!設定温度の目安や冷房との違いも!
エアコンの暖房代を節約する方法は、意外とたくさんあります。では、暖房の適切な設定温度は何度なのでしょうか。また、冷暖房の電気代の違いについても解説します。
暖房の室温は20℃を目安に!
暖房時の室温は、20℃を目安にすると良いといわれています。これは、環境省が平成17年度から実施している「ウォームビズ」によるものです。
しかし、あくまでも「推奨」の範囲内なので、断熱効果が少ない家にお住まいの方の場合は、もう少し高い温度に設定しなければ健康面に影響が出るかもしれません。ご自身の体調を第一に考えて、柔軟に対応してくださいね。
冷房の室温は28℃を目安に!
冷房時の室温は、28℃を目安にといわれています。こちらは、環境省が同年から実施している「クールビズ」によるものです。ただ、冷房の28℃もあくまで推奨の範囲内のこと。過度に「28℃」と思い込むのはやめ、適切な範囲内で冷房を使っていけると良いでしょう。
設定温度を1℃調整すれば10%の節約になる!
環境省が発表しているデータによると、冷暖房ともに設定温度を1℃調整すれば電気代が10%節約できるということです。たった1℃調整することで電気代の節約が叶うのですから、着るものを調整したり、断熱効果を高める部屋作りをしたり、何かしらの対策を講じてみるのも悪くないかもしれないですね。
冷暖房時の電気代の違いについて
多くの人が、夏場には冷房を、冬場には暖房を使って生活しているかと思います。しかし、冷暖房を同じように使っているにも関わらず、多くの家庭では冬場の電気代のほうが圧倒的に高いですよね。その理由は、外気温と設定温度の差にあります。
たとえば、外気温38℃の夏日に28℃設定の冷房を付ける場合、外気温と設定温度の差は10℃です。一方、外気温5℃の冬日に20℃設定の暖房を付ける場合、外気温と設定温度の差は15℃です。先ほど、設定温度を1℃変えると10%の節約になるとお話しました。基本的には、冬場のほうが外気温と設定温度の差が大きいので、電気代が高くなるのです。
エアコンの買い方を見直して暖房代を節約!選定基準は?
エアコンの暖房代を節約したいと思っても、実際に冬本番になると節約は二の次で自身の健康が気になることでしょう。とはいえ、やはり頭の片隅に「節約」という言葉が付きまといますよね。そこで最後に、節約に繋がるエアコンの買い方や電気代の効率的な節約方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。
①部屋の大きさに合ったエアコンを購入
部屋の大きさに合ったエアコンを購入することで、暖房代を節約できる可能性が高いです。たとえば、エアコンが12畳用で実際の部屋の大きさが8畳だったとしましょう。この場合は、エアコンの性能が部屋全体をカバーできるので、特に問題ありません。
しかし、エアコンが8畳用で実際の部屋の大きさが12畳だった場合、エアコン1基で快適な室温にしようとパワーを出すので、電気代が多くかかります。
エアコンは対応畳数が上がれば販売価格も上がりますが、長期的に見たコスパ面も考えて、部屋の大きさに合ったエアコンを購入しましょう。
②省エネ性能の高いエアコンを購入
省エネ性能の高いエアコンを購入するのもおすすめです。
夏場・冬場に関わらず、エアコンは家庭の電気代の約3割を占めています。つまり、請求される電気代を少しでも節約したいのであれば、省エネ性能の高いエアコンを購入すべきなのです。省エネラベルが付いているもの・AI機能が搭載されているものなどから、家庭に合うメーカーの中から選べると良いでしょう。
エアコンに限らず、省エネ性能の高い電化製品は、性能が高い分、初期費用は割高です。しかし、ランニングコストは割安なので、最終的にはプラスの利益を得られます。短期的な出費を見るのではなく、長期的に物事を考え判断できると良いですね。
③電力プランの見直しも要検討
電力プランの見直しも要検討です。
昨今、各電力会社が魅力的な電力プランを出しています。独身であれば単身世帯向けの電力プランにしたり、オール電化家庭であればオール電化家庭向けの電力プランにしたり、家庭に合う電力プランに変更してみると良いでしょう。割引を受けられたり、お得な料金設定の中で電力が使えたりするので、最終的に請求される電気代が安くなるかもしれません。
エアコンの暖房代を節約!家計のためにできることから始めよう!
今回の記事では、エアコンの暖房代を節約する方法を紹介しました。これからの時期、どうしても高くなってしまう電気代。「毎年のことだから…」と諦めてしまう前に、簡単にできる節約をやってみてはいかがでしょうか。使い始めて10年以上経っているエアコンであれば、思い切って買い替えるのもひとつの手。その場合は、部屋の大きさや省エネ性能をしっかり確認することが大切です。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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