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片流れ屋根で電気代は節約できる?太陽光発電との相性を紹介!

太陽光発電 2024年11月10日更新
片流れ屋根で電気代は節約できる?太陽光発電との相性を紹介!

令和の今の時代。一概に「住宅の屋根」といっても、様々な形状のものが見られるようになりました。多くの種類の中でも、特にデザイン性が高いと評判になっているのが、今回の記事で紹介する「片流れ(かたながれ)屋根」です。

片流れ屋根は、太陽光発電を乗せることで電気代が安くなるといわれているのですが、噂は本当なのでしょうか。今回の記事では、片流れ屋根と太陽光発電の相性、片流れ屋根の特徴やメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

片流れ屋根は太陽光発電と相性抜群!電気代が安くなるって本当?

冒頭で少し触れましたが、実は片流れ屋根は太陽光発電と相性抜群といわれています。太陽光発電との相性が良ければ、気になるのは電気代が本当に節約できるのかといった部分ではないでしょうか。そこで今回の章では、片流れ屋根と太陽光発電の組み合わせで、電気代が本当に安くなるのかを解説します。

片流れ屋根は太陽光発電との相性抜群!

片流れ屋根と太陽光発電の相性が抜群な理由は、太陽光パネルの設置場所の確保が容易にできるからです。太陽光発電の恩恵をより多く実感するために必要なのは、多くの日射量を確保できるか・太陽光パネルをいかに多く設置できるかにかかってます。この2つを同時に叶えられるのが、片流れ屋根なのです。

片流れ屋根を南向きに設置できれば、より多くの太陽光を取り入れることができるので、多くの恩恵を実感できるでしょう。

太陽光発電のおかげで電気代も軽減できる

太陽光発電を家庭に導入すれば、電気代の削減ができます。日中に太陽光発電が発電した電力を、家庭でも使えるからです。電気代の高騰が続いている中、生きていく上で欠かせない電気代を削減できるのは嬉しい特徴といえるでしょう。

蓄電池を併用すれば電気代はさらにお得に!

蓄電池を併用すれば電気代はさらにお得になります。太陽光発電が発電した電力を蓄電池に蓄電し、それを夜間に使うのです。蓄電池を併用すれば、日中に在宅している必要はありません。太陽光発電の存在意義も大きなものになるでしょう。

片流れ屋根で電気代を安く!片流れ屋根の主な特徴は何がある?

片流れ屋根と太陽光発電は相性抜群です。では、片流れ屋根とは具体的にどういう屋根のことを指すのでしょうか。具体的に解説します。

片流れ屋根とは?

片流れ屋根とは、一方向だけに勾配がある屋根のことです。一枚の大きな屋根が付いている見た目で、シンプルでスタイリッシュな印象を与えることができます。近年は見た目にこだわった住宅が多くなっているので、片流れ屋根の需要も高まっているという事実があります。平屋や比較的コンパクトな住宅で採用されるケースが多いのも特徴です。

屋根の主な種類について

片流れ屋根のように、一概に「住宅の屋根」といっても様々な種類があるのです。主な屋根の種類や各特徴は、以下の表をご覧ください。

屋根の種類屋根ごとの特徴
切妻屋根構造がシンプル。主流なスタイルなので工事費は比較的安い。和洋どちらのスタイルにも合う。
寄棟屋根雨を四方に逃せる。風に強い。
陸屋根屋上を有効活用できる。勾配が少ない。雨漏り対策が必要。太陽光発電を設置する場合、傾斜をつくるための架台が別途必要(なおかつ設置できる架台が限られている)。防水加工が必要な場合がある。
方形屋根正方形の建物に適した綺麗な三角形の屋根。主に寺院などで採用される。

上の表の通り、一概に「屋根」といっても、それぞれ特徴があるのです。太陽光発電を乗せることを考えて屋根を選ぶのはもちろんですが、総合判断で屋根の形を選べると良いですね。

片流れ屋根で電気代の削減を!メリットや特徴&デメリットは何?

片流れ屋根と太陽光発電の相性が良いということで、具体的にどういったメリットを実感できるのかが気になることでしょう。一方で、デメリットも気になることかと思います。そこで今回の章では、片流れ屋根の主なメリットや特徴はもちろん、懸念されるデメリットも紹介します。

片流れ屋根の主なメリットや特徴

まずは、片流れ屋根の主なメリットや特徴を4つ紹介します。

メリット&特徴①太陽光発電との相性が良い

片流れ屋根のメリット&特徴は、太陽光発電との相性が良いことです。

一般的な切妻屋根は屋根が両サイドに2分割されるので、片方が南向きだとしても、片流れ屋根と比べて、乗せられる太陽光パネルの枚数は減ります。寄棟屋根も原理は同じで、片流れ屋根と比べて乗せられる太陽光パネルの枚数は4分の1になります。つまり、片流れ屋根は一枚の屋根で完成されているので太陽光パネルを乗せられる面積が広く、太陽光発電を導入するメリットを多く実感できるのです。

より多くの発電量を期待できる南向きに片流れ屋根を設置できれば、太陽光発電で発電されるエネルギー量は非常に大きなものになります。家庭への恩恵も大きなものになるでしょう。

メリット&特徴②電気代を抑えられる

電気代を抑えられるのも、片流れ屋根のメリット&特徴です。

片流れ屋根は太陽光パネルを多く乗せられるので多くの発電量を期待でき、結果として電気代を抑えられます。電気は、生きていくために最低限必要なもの。だからこそ、節電を強く意識せずとも電気代が抑えられるのは、とても嬉しい特徴といえるでしょう。

メリット&特徴③建築コストを軽減できる

片流れ屋根のメリット&特徴として、建築コストを軽減できることが挙げられます。

他の屋根に比べて、比較的シンプルな作りの片流れ屋根。だからこそ、建築コストを下げられるのです。また、屋根上の雨水を地上に落とす役割の「雨どい」も一方向に取り付けるだけで良いので、建築コストを下げることに成功します。

片流れ屋根に太陽光発電を設置するにしても、同一サイズの太陽光パネルを敷き詰めるだけなので作業コストが割安です。

切妻屋根や寄棟屋根は屋根の方向が分かれているので、工事作業を分割して行う必要があります。しかし、片流れ屋根は太陽光発電の設置工事が一括で完了するため、コスパが良いのです。

メリット&特徴④デザイン性がある

デザイン性があるのも、片流れ屋根のメリット&特徴です。

アシンメトリーでシンプルな見た目の片流れ屋根。だからこそ、家の見た目を重視する注文住宅で特に人気が高まっています。そこに太陽光発電を設置したら、現代的な見た目バッチリの家が完成するかもしれないですね。

片流れ屋根の主なデメリットや懸念点

続いて、片流れ屋の主なデメリットや懸念点を見ていきましょう。

デメリット&懸念点①雨漏りのリスクが他の屋根よりも高い

片流れ屋根のデメリット&懸念点として、雨漏りのリスクが他の屋根よりも高いことが挙げられます。片流れ屋根で雨漏りリスクが非常に高い理由は、片方の雨どいにばかり負担が集中するからです。雨どいに不具合が生じると、軒天を傷めてしまい、結果として雨漏りが生じてしまいます。

一枚屋根でできている片流れ屋根なので、接続部分からの雨漏りの心配はありません。しかし、屋根の頂上付近に落ちた雨粒が外壁を伝って雨漏りが発生するといったリスクは、他の屋根に比べて非常に高いです。

デメリット&懸念点②換気不足で住宅の劣化が早まる

片流れ屋根は、換気不足で住宅の劣化が早まる可能性も懸念されています。

切妻屋根や寄棟屋根は、屋根裏部分に最低2か所の換気口が設けられます。自然と風が流れるため、湿気を外に流すことが可能です。

一方で片流れ屋根は、軒に換気口を設けると雨漏りのリスクが高まるため、換気口を設けることができません。したがって、湿気によって屋根が腐朽・劣化する速度が早まるリスクがあります。

片流れ屋根+太陽光発電で電気代の削減が狙える!検討しよう!

今回の記事では、片流れ屋根と太陽光発電の併用がおすすめであると紹介しました。一枚の屋根でできている片流れ屋根だからこそ、太陽光パネルを敷き詰めれば電気代の削減が狙えます。電気代が年々値上がりを続けている昨今。だからこそ、片流れ屋根+太陽光発電の組み合わせを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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中田 萌
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