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V2Hスタンドの選び方と設置費用を徹底解説

EV・V2H 2025年10月01日更新

V2Hスタンドとは何か

V2Hスタンドとは、Vehicle to Home(車から家へ)システムの中核となる充放電設備のことです。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)のバッテリーに蓄えられた電力を、家庭の電力として活用できる画期的なシステムです

従来の電気自動車用充電設備とは異なり、V2Hスタンドは双方向の電力変換機能を持っているため、車両への充電だけでなく、車両から家庭への給電も可能にします。この技術により、電気自動車を移動式の大容量蓄電池として活用できるようになります。

V2Hスタンドの基本的な仕組み

V2Hスタンドは、直流電力と交流電力を相互に変換するパワーコンディショナー機能を内蔵しています。電気自動車のバッテリーは直流で電力を蓄えているため、家庭で使用する交流電力に変換する必要があります。

V2Hスタンドは最大6kw程度の出力で家庭に電力供給が可能で、一般的な住宅の平均消費電力をほぼカバーできる能力を持っています。これにより、停電時でも電気自動車のバッテリー容量に応じて、数日間の電力供給を継続できます。

V2Hスタンドの種類と特徴

系統連系型V2Hスタンド

系統連系型は、電力会社の送電網と接続されたタイプのV2Hスタンドです。平常時は電力会社からの電力と車両からの電力を組み合わせて使用でき、売電も可能なシステムです

このタイプの特徴として、太陽光発電システムとの連携が可能で、日中に太陽光で発電した電力を電気自動車に蓄え、夜間に家庭で使用するといった効率的な電力運用が実現できます。ただし、電力会社との系統連系を行う場合、経年劣化が早まることがあります。

非系統連系型V2Hスタンド

非系統連系型は、電力会社の送電網から独立して動作するタイプです。主に停電時の非常用電源として機能し、システム構成がシンプルで導入コストを抑えられる特徴があります

このタイプは系統連系の申請手続きが不要なため、設置までの期間を短縮できる利点があります。ただし、平常時の電力会社との電力融通はできないため、用途が限定されます。

V2Hスタンドの選び方

対応車種の確認

V2Hスタンドを選ぶ際の最重要ポイントは、お使いの電気自動車またはプラグインハイブリッド車がV2H機能に対応しているかの確認です。現在、日産リーフ、三菱アウトランダーPHEV、トヨタプリウスPHVなどが主な対応車種となっています。

車種によって充電コネクタの形状や通信プロトコルが異なるため、購入予定の車両または既に所有している車両の仕様を事前に確認することが必要です。

出力容量の検討

家庭の電力使用量に応じて、適切な出力容量のV2Hスタンドを選ぶことが重要です。一般的な住宅では3kw~6kw程度の出力があれば、基本的な家電製品の使用に対応できます

エアコンやIHクッキングヒーター、エコキュートなど消費電力の大きい機器を同時使用する場合は、より大容量の出力を持つV2Hスタンドの選択を検討する必要があります。

設置環境への適合性

V2Hスタンドは屋外設置が基本となるため、設置予定場所の環境条件を考慮する必要があります。耐候性や防塵・防水性能(IP等級)が高い製品を選ぶことで、長期間安定した運用が可能になります

また、車両との距離や配線ルート、メンテナンス性なども設置前に十分検討することが大切です。

V2Hスタンドの導入費用

機器本体価格

V2Hスタンドの機器本体価格は、機能や出力容量によって大きく異なります。非系統連系型の場合は80万円~150万円程度、系統連系型の場合は150万円~300万円程度が相場となっています

高機能なモデルほど価格は高くなりますが、将来の電力需給状況や電気料金の変動を考慮すると、初期投資に見合う経済効果が期待できる場合があります。

設置工事費用

V2Hスタンドの設置には専門的な電気工事が必要となります。設置工事費用は設置環境や配線の複雑さ等により変動しますが、一般的には30万円~80万円程度が目安となります。詳しくはお気軽にリノベステーションにお問い合わせください。

工事内容には、基礎工事、電気配線工事、系統連系工事(該当する場合)、各種申請手続きなどが含まれます。設置場所の条件によっては追加工事が必要になる場合もあります。

申請・手続き費用

系統連系型V2Hスタンドの場合、電力会社への系統連系申請が必要となります。系統連系は申請から承認までに要する期間は通常3ヵ月~6ヵ月程度です。

申請手続きに関わる費用として、電力会社への申請費用や各種書類作成費用などで10万円~30万円程度を見込んでおく必要があります

V2Hスタンド導入のメリット

電気料金の削減効果

V2Hスタンドを導入することで、電気料金の大幅な削減が期待できます。夜間の安い電力で電気自動車を充電し、昼間の高い電力時間帯に車両から家庭へ給電することで、電気料金を最適化できます

時間帯別電力契約と組み合わせることで、年間数万円から数十万円の電気料金削減効果を実現できる場合があります。

停電時の安心感

V2Hスタンドがあれば、台風や地震などの自然災害による停電時でも、電気自動車のバッテリーから家庭に電力供給を続けることができます。一般的な電気自動車のバッテリー容量(40kWh~60kWh)があれば、省エネを心がけることで3日~7日程度の電力供給が可能です

この安心感は、特に小さなお子様やご高齢の方がいらっしゃる家庭では大きなメリットとなります。

太陽光発電との相乗効果

既に太陽光発電システムを設置している家庭では、V2Hスタンドとの連携により更なる経済効果が期待できます。日中に太陽光で発電した電力を電気自動車に蓄え、夜間や悪天候時に活用することで、電力の自給自足率を大幅に向上させることができます

住宅用太陽光発電(10kw未満)の売電価格は1kWhあたり15円となっていますが(設置年度や電力会社によって異なります)、自家消費することでより高い経済効果を得られる場合があります。

V2Hスタンドの注意点とデメリット

初期投資の高さ

V2Hスタンドの最大のデメリットは、初期投資が高額になることです。機器本体と設置工事を含めると、総額で200万円~400万円程度の費用が必要となる場合があります

ただし、各種補助金制度や将来の電気料金削減効果を考慮すると、中長期的には投資回収が可能なケースも多くあります。

対応車種の限定

現在のところ、V2H機能に対応している車種は限定されています。また、同じメーカーの車種でも、グレードや年式によって対応状況が異なる場合があります。

V2Hスタンドの導入を検討される際は、必ず事前に車両の対応状況を確認することが重要です

メンテナンスの必要性

V2Hスタンドは精密な電子機器のため、定期的なメンテナンスが必要となります。基本的には無償でのメーカー保証期間がありますが、保証期間終了後のメンテナンス費用も考慮に入れておく必要があります。

V2Hスタンド導入の流れ

事前調査と計画

V2Hスタンドの導入を決定する前に、現在の電力使用状況の分析と将来の電力需要予測を行うことが重要です。これにより、最適な機器選定と経済効果の試算が可能になります。

また、設置予定場所の環境調査や、電力会社との協議も事前に行っておくことで、スムーズな導入が実現できます。

機器選定と見積取得

事前調査の結果を基に、最適なV2Hスタンドを選定します。複数の業者から見積を取得し、機器の性能と価格を総合的に比較検討することが大切です。

見積時には機器本体価格だけでなく、設置工事費用や申請手続き費用も含めた総額で比較することが重要です

各種申請と許可取得

系統連系型V2Hスタンドの場合は、電力会社への系統連系申請が必要となります。また、建築基準法や電気事業法に関わる各種申請も必要に応じて行います。

これらの申請手続きは専門知識が必要なため、施工業者に一括して依頼することが一般的です。

設置工事と試運転

全ての申請が承認されたら、いよいよ設置工事に入ります。V2Hスタンドの設置工事は、一般的な住宅用システムの場合、2日~5日程度で完了します

工事完了後は、機器の動作確認と操作方法の説明を受け、安全な運用を開始します。

補助金制度の活用

国の補助金制度

V2Hスタンドの導入に対しては、国や地方自治体から各種補助金が提供されています。2025年度現在、国のV2H導入補助金では機器費用の一部について補助を受けることができます

補助金の申請には期限があり、予算枠に達した時点で受付終了となるため、早めの申請が重要です。

地方自治体の支援制度

各都道府県や市町村でも、独自のV2H導入支援制度を設けている場合があります。国の補助金と併用できる場合もあるため、お住まいの地域の支援制度を事前に調査しておくことで、導入費用を大幅に削減できる可能性があります

まとめ

V2Hスタンドは、電気自動車の普及と共に注目を集める次世代の電力システムです。初期投資は高額ですが、電気料金の削減効果や停電時の安心感、環境負荷の軽減など、多くのメリットを提供します。

V2Hスタンドの導入を検討される際は、お住まいの電力使用状況や車両の対応状況、予算などを総合的に検討し、最適なシステムを選択することが成功の鍵となります

詳しい導入計画や費用試算については、お気軽にリノベステーションにお問い合わせください。専門スタッフが皆様の状況に応じた最適なご提案をさせていただきます。

よくある質問

Q1. V2Hスタンドはどんな電気自動車でも使えますか?

A1.
V2Hスタンドは全ての電気自動車で使用できるわけではありません。車両側がV2H機能に対応している必要があります。現在、日産リーフ、三菱アウトランダーPHEV、トヨタプリウスPHVなどが主な対応車種です。購入前に必ずお使いの車両または購入予定車両の対応状況をメーカーに確認することが重要です。

Q2. V2Hスタンドの設置工事はどのくらいの期間がかかりますか?

A2.
V2Hスタンドの設置工事自体は2日~5日程度で完了しますが、事前の申請手続きを含めると全体で3~6ヶ月程度の期間を要することが一般的です。特に系統連系型の場合は電力会社との協議に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールで計画することをおすすめします。

Q3. 停電時にV2Hスタンドで何日間電力供給できますか?

A3.
供給可能な期間は電気自動車のバッテリー容量と家庭の消費電力によって決まります。一般的な電気自動車のバッテリー容量(40kWh~60kWh)で、省エネを心がけた場合、3日~7日程度の電力供給が可能です。エアコンや給湯器などの消費電力が大きい機器を使用する場合は、供給期間が短くなります。

Q4. V2Hスタンドの導入で電気料金はどのくらい安くなりますか?

A4.
電気料金の削減効果は、現在の電力契約内容、電力使用パターン、電気自動車の使用頻度によって大きく異なります。時間帯別電力契約と組み合わせて最適に運用した場合、年間数万円から数十万円の削減効果が期待できます。具体的な削減効果については、現在の電力使用状況を分析した上での試算が必要です。

Q5. V2Hスタンドにはどのような補助金制度がありますか?

A5.
2025年度現在、国のV2H導入補助金制度が利用できます。また、各都道府県や市町村でも独自の支援制度を設けている場合があります。補助金は予算枠があり、申請期限もあるため、導入を検討される際は早めに最新の補助金情報を確認することが重要です。国と地方の補助金を併用できる場合もあるため、お住まいの地域の制度を詳しく調査することをおすすめします。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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