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売電収入に関わる卒FITとは?【蓄電池は卒FIT後の救世主】

太陽光発電 2024年01月04日更新
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何らかの発電設備を使っている方やこれから導入を考えている方は、一度は耳にしたことがある言葉「卒FIT」。
概要や卒FIT後の対応を知っておくことで、
安定した売電収入を手に入れることができます

また、蓄電池は、電気代を節約できたり災害時でも電気を使えたりと、卒FIT後のメリットがたくさんありおすすめです。

そこで今回は、卒FITの概要や蓄電池導入のよさを紹介します。
お得に自家発電をしていきたい方は、本記事を参考にしてくださいね。

卒FITとは?【蓄電池導入を考えている方必見】

卒FITとは、10年間のFIT制度による電力の買取期間が過ぎてしまうことです。
2012年に制定されたFIT制度は、再生可能エネルギーによって作られた電気を一定の価格で買い取る制度です。

そのため、FIT制度が適用されてから10年間は、電気を普通の買取価格よりも高い値段で買い取ってもらうことができました。
しかし、2019年度以降期間が満了し、
これまでより買取価格が低くなる家庭が増えました

よって、太陽光発電を取り入れている家庭では、今後の卒FITに備えて対策を行うことが大切です。

卒FIT後の選択肢【蓄電池による自家消費や電力会社の検討を!】

卒FIT後の選択肢は、主に3つあります。

  • これまでと同じ会社に売電する
  • 新電力会社に乗り換える
  • 自家消費を重視する

契約会社や自身の経済状況に合わせて選ぶようにしましょう。

継続して同じ会社に売電する

卒FIT後もこれまでと変わらず、同じ会社に電力を売るという手があります。
同じ電力会社であれば、新たに契約したり電気の使い方を変えたりする手間がかかりません。

ただし、卒FITの影響を受けて売電価格が大きく下がる可能性があります。
売電収入が少なくなることがあるので注意しましょう。

新電力会社に売電する

卒FIT後は、新電力会社に切り替えることも可能です。
新電力は、電力自由化以降に新たに参入した電気事業者のため、卒FIT家庭に対するサービスが充実しています。

新電力会社に乗り換えることで、売電価格が上がりお得になることがあるためおすすめです。
ただし、新たに契約が必要になるので
手間がかかるのがデメリット

自家消費重視に切り替える

卒FIT後に備えて、自家消費重視に切り替えるのも有効な手段です。
自家消費とは、太陽光発電で余った電力を売らずに自分の家で使うことです。

卒FITによって売電収入が大きく減る場合は、思い切って自家消費優先にする方がお得でしょう。
自家消費メインにするときは、自家消費型太陽光発電システムに切り替えたり、蓄電池を導入したりするようにしましょう

卒FIT後に蓄電池を使うメリット【電気代節約や災害時に使える優れもの】

卒FIT後は、自家消費メインにするのがおすすめです。特に、蓄電池使うことで多くのメリットが得られます。

そこで卒FITに合わせて蓄電池を取り入れるメリットを2つ紹介します。
蓄電池の導入を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

電気代を節約できる

蓄電池のメリットは電気代を節約できることです。
蓄電池を深夜に充電し、太陽光発電で賄える昼間の時間帯は放電せず朝や夕方に充電した電力を使うことで、太陽光発電の電力を節約することができます。

このように、蓄電池の導入で購入電力が減るので日々の電気代を節約することができるでしょう。

災害時でも電気が使える

蓄電池の最大の魅力は、災害時でも電気が使えることです。
普段から蓄電池を充電しておくことで、停電が起きても日常と変わらずに電気を使うことができます。

蓄電池の種類によっては、停電時に使う家電製品を設定することができる製品もあります。
蓄電池は、
災害対策に特化したアイテムなので万が一に備えたい方におすすめです。

卒FIT後に蓄電池を使うデメリット【コストや設置場所に注意!】

メリットが多い蓄電池ですが、中にはデメリットも存在します。
デメリットを理解した上で蓄電池の購入を検討しましょう。

コストがかかる

蓄電池には、導入コストがかかるというデメリットがあります。蓄電池度導入には、次の3つの費用がかかります。

  • 本体価格
  • 設置費用
  • 電気工賃

蓄電池は、蓄電池本体の費用や設置代に加えて配線などの電気系統に対する費用もかかるのが特徴です。
家庭用蓄電池
80~200万円程度が相場ですが、容量が10kWh未満であれば160万円以内におさまる可能性が高いでしょう。

蓄電池は、導入に大きな費用がかかるため注意しましょう。

設置場所を選ぶ

家庭用蓄電池は設置場所を選びます。
蓄電池は適した場所に置かないと、
気温や湿度の影響を受けて故障しやすいので注意が必要です。

蓄電池を設置する場合に確認するべき条件は、主に7つあります。

蓄電池の設置場所条件表

条件

適した場所

日射

直射日日光が当たらない北側に面した場所

温度

寒すぎず暑すぎない場所

屋内設置用は雨が当たらない場所(屋外設置用は雨に当たっても〇)

塩害

塩害地域以外に設置

積雪

積雪の影響を受けない軒下/またはかさ上げ設置

可燃物

燃えやすいものがない場所

換気

蓄電池内の換気がしやすい場所

このように、設置場所には多くの条件があるので事前に確認しておくことが大切です。

【まとめ】賢く蓄電池を導入して卒FITに備えよう

今回は、卒FITの概要や蓄電池導入のよさを紹介しました。
売電価格が下がりやすい卒FIT後は、蓄電池を導入して自家消費優先にするのがおすすめです。
ただし、費用や設置場所についてはデメリットもあるので、事前に確認するようにしましょう。

蓄電池を導入して卒FIT後もお得に電力を使いましょう!

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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