停電対策バッテリーとは?太陽光発電と蓄電池のW導入でメリットも!
自然災害が増加傾向にある昨今、停電が起こる確率は過去よりも高くなっています。だからこそ今一度、停電対策をしっかり見直すことが大切といえます。
この記事では、停電が起こった際に生活を助けてくれる停電対策バッテリーについて解説します。停電時に家庭をどう助けてくれるのか、しっかり見ていきましょう。
目次
停電対策バッテリーとは?
ひとたび停電が発生すると、家庭内に電力が流れなくなって不便を強いられます。
ところが、家庭に停電対策バッテリーさえ導入していれば、地域一体が停電に見舞われたとしても自宅は助かる可能性が。ここからは、停電時に活躍する停電対策バッテリーとは何なのかについて解説します。
停電時に役立つ大容量のバッテリーのこと
停電対策バッテリーは、停電時に役立つ大容量のバッテリーのことです。
昨今、個人宅で流行っている停電時に役立つ大容量バッテリーは、太陽光パネルと家庭用蓄電池の2つです。
太陽光パネルや家庭用蓄電池が、昨今注目を浴びている理由は以下の通り。
- 太陽光パネルを設置すれば、そこで得た電力を高い値段で売電できる(収入アップ)
- 太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄えれば、電力会社からの買電を減らせる(電気代削減)
- 太陽光発電と家庭用蓄電池を併用することで、停電時にも家庭に電力を送ることが可能
しかも、太陽光発電や家庭用蓄電池は地球温暖化防止のために一役買うので、国や自治体が全国普及を勧めている商品。したがって、購入時に補助金を支払っているという特徴も。
- 太陽光発電や家庭用蓄電池の購入費用が全額自己負担ではない
- 使い方次第では収入アップに繋がる&電気代削減に繋がる
- 地域一体が停電に見舞われても、自宅は生き残る可能性大
太陽光発電や家庭用蓄電池といった停電対策バッテリーがなぜ人気になっているのか、もうわかりますね!
停電対策バッテリーとは?長期停電でも心強い太陽光パネル!
停電対策バッテリーの代表格といっても過言ではないのが、長期停電でも心強い太陽光パネルです。太陽光パネルとはどういうものなのか、解説します。
太陽光さえ出ていれば発電可能
太陽光パネルは、太陽光さえ出ていれば発電可能という特徴があります。しかも、発電力は弱まりますが、曇りであっても多少は恩恵を期待できるという嬉しいメリットが。
ちなみに、太陽光発電による発電量が1.5kWを越えていれば、普段家で使っている家電が問題なく使用できるとされています。しかし、太陽光発電による発電量が1.5kWを下回った場合は、機器の動作に不具合が生じてしまう恐れも。
太陽光パネルは、太陽光さえ出ていれば発電が可能という嬉しいメリットがある一方、太陽光の力が弱い場合などは、その恩恵を100%感じ取るのは難しいものという位置づけです。
停電対策バッテリーの有効性!蓄電池でカバーできることは?
続いて、家庭用蓄電池について解説します。
家庭用蓄電池は、太陽光パネルを所有している家庭において知名度が高くなっている商品です。要は、太陽光発電をさらに活用していくために必要不可欠なものという位置づけ。さっそく、家庭用蓄電池の特徴を見ていきましょう。
太陽光発電の余剰電力を蓄えて無駄を削減
家庭用蓄電池は、太陽光発電の余剰電力を蓄えて無駄を削減できる特徴があります。
太陽光パネルは、日中の太陽光が出ている時間に発電するものです。発電した電力は、電力会社に売電することが可能なので、家計がプラスになることも。
とはいえ、電力会社が買電できる電力量は決まっているため、発電した電力をすべて売電できるわけではありません。この売電できずに余ってしまった電力のことを、「余剰電力」といいます。
蓄電池を設置していない家庭は、太陽光発電で出た余剰電力を家庭で使うか捨てるかの2択になります。日中に在宅していれば良いですが、在宅していない場合は捨てるの1択に。せっかく高いお金を出して太陽光パネルを導入したのに勿体ないですよね。
蓄電池さえあれば、太陽光パネルの余剰電力を蓄電池に蓄えることが可能になるので、余剰電力を無駄にすることはありません。
夜間も電力が使用できる
家庭用蓄電池は、夜間も電力を使用できるという特徴があります。
太陽光パネルは、太陽光が出ている日中にしか使用できません。しかし、蓄電池は、溜めてある電力の使用期限はないという縛りの緩さが特徴です。
家庭用蓄電池さえ導入していれば、停電した場合も太陽光発電の余剰電力を上手く利用して、夜間も家庭に電力を流すことが可能になります。
停電対策バッテリー!太陽光発電と蓄電池の組み合わせが◎理由は?
停電対策バッテリーとして、太陽光パネルと家庭用蓄電池を紹介してきました。
最後に、太陽光パネルと家庭用蓄電池の両方を導入したほうが良い理由について解説します。
お互いの欠点をカバーし合えるから
太陽光パネルと家庭用蓄電池の両方を導入した方が良い理由は、お互いの欠点をカバーし合えるからです。
たとえば太陽光パネルのみを設置した場合、恩恵を受けられるのは日中のみ。日中は家族全員が屋外にいる家庭の場合、太陽光発電で発電された電力は電力会社に売電することになります。しかし、売電価格は年々減少傾向にありますし、太陽光発電が発電した電力を全て買い取ってくれる保証もありません。したがって、無駄が生じてしまう恐れも。
ここに家庭用蓄電池を導入すれば、太陽光発電で得た電力を売電した後、余剰電力を蓄電池に蓄えることが可能になります。太陽光発電で得た電力をすべて蓄電池に蓄えることも可能です。この場合、電力会社から買電する電力は太陽光発電の不足分だけで良いことになるので、電気代を大きく節約できるというメリットが生まれます。
一方、家庭用蓄電池のみを設置した場合、停電時に恩恵は一切感じられないでしょう。電力会社からの送電がストップしているからです。恩恵を受けられるとすれば、平常時に電気代が多少安くなる程度のもの。
家庭用蓄電池を導入した家庭は、電力会社との契約が夜間は割安電力・日中は割高電力に変更されます。要は、夜間の割安電力を蓄電池に蓄え、それを1日を通して使っていくというイメージです。どうしても蓄電池の残量が足りない場合にのみ、日中の割高電力を電力会社から買電するので、電気代が抑えらえるというメリットがあります。
このように、太陽光パネルと家庭用蓄電池の双方を持っていれば、停電時も安心した暮らしを送ることが可能になります。どちらか一方だけ持っていても、停電時にその恩恵を100%感じることができるか?と問われればNOになるのです。
200Vの家電製品を動かすことができるから
太陽光パネルと蓄電池の両方を導入した方が良いもう一つの理由は、200Vの家電製品を動かすことができるからです。
停電時、太陽光発電のみの稼働で動かせる家電は、100Vタイプのものに限定されてしまいます。国内販売されているほとんどの家電は100V対応型なので特に問題は無いのですが、昨今販売されている新型のエアコンやIHクッキングヒーターは200Vタイプを採用しているものが多くなっている事実があります。したがって、停電時に200VタイプのエアコンやIHクッキングヒーターを使用したいという願望があるのであれば、太陽光パネルだけでは心もとない結果になってしまうのです。
ちなみに、家庭用蓄電池は200V対応型が主流になってきている現状があります。したがって、停電時にも家電の大小を気にせずに電力を使いたい!という場合、太陽光パネルと蓄電池の両方を設置しておくことが望ましいといえます。
停電対策バッテリーは太陽光発電と蓄電池が◎同時導入を検討しよう!
この記事では、停電対策バッテリー(太陽光パネルと家庭用蓄電池)について紹介しました。
平常時の利点はもちろん、停電対策をしっかり講じたい!というのであれば、太陽光パネルと家庭用蓄電池の両方を導入した方が無駄がないということが分かりました。
太陽光パネルと家庭用蓄電池には、国や自治体から補助金制度が設けられている場合があります。しっかり調査してから購入に踏み切れると良いでしょう。
太陽光パネルと家庭用蓄電池の導入を、ぜひ前向きに検討してみてくださいね。
リノベステーションではオムロンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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