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おうちのトイレ増設したい!費用や注意点をまとめて解説!

トイレ・洗面所 2024年01月04日更新

費用や注意点は?おうちのトイレを増設したい!

子供が増えたり、両親との同居を始めるなどすると、おうちの中でトイレ渋滞が起きるなんてことも。

一つしかないトイレを増設したいと感じたことはありませんか。

しかし、具体的な費用や、どんなことに気を付けるべきかといった注意点は意外と知られていません。

そこで、本記事ではトイレの増設に必要な費用と注意点について解説していきます!

最初に本記事の内容を、3行でまとめます。

  • トイレの増設には、「トイレの本体価格」「給排水管の工事費用」「トイレを設置するスペースの確保費用」の3つが必要
  • トイレの増設スペース確保には「収納を利用する」「部屋を仕切る」「増築する」の3種類の方法がある
  • 「防音・防臭対策」「マンションの管理規約」「トイレの設置制限」について注意する必要がある

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

トイレの増設に必要な費用【注意点:ケースごとに違います】

トイレの増設にかかる費用は、目的や環境に応じた必須工事の数や、その規模によって変わっていきます。

具体的には、下記の費用が掛かります。

  • トイレの本体費用
  • 給排水管の工事費用
  • トイレを設置するスペースの確保費用

上記を順番にみていきましょう。

トイレの本体価格

トイレ本体を設置する価格は、15万~50万円程度です。

この価格は1個目のトイレを作るときの価格と同じであり、また1階でも、上層階でも特に価格に変化はありません。

給排水管の工事費用

1階だと約10万円、上層階だと約20万円程度必要になります。

1階と2階で値段が変わる理由は、給排水管を工事によって増設するトイレまで伸ばしたり、水圧の調整を加える必要があるためです。2階のトイレは基本的に1階よりも遠く、工事が複雑になるため値段が高くなります。

価格を安く抑えるためには、既存のトイレの近くに増設したり、給排水管の配置的に工事が少なくすむ場所に増設するといった配慮が必要になります。

トイレを設置するスペースの確保費用

現在ある収納スペースや余っている部屋をトイレにする場合は、諸々のリフォーム費用でおおよそ20万円必要となります。

一方で新しくトイレ用のスペースを増築する場合は、増築の費用だけで最低でも40万円は必要に、トイレへとリフォームするにはさらに20万円は必要になるでしょう。

そのため、できる限り既存の部屋をリフォームするのが、トイレの増設では望ましいです。

具体的な方法については次の章で解説します。

注意点は?トイレ増設スペースを確保する方法【費用も考える】

トイレの増設スペースを確保する方法は、大きく3つあります。

収納を利用する

一般的な住宅では様々な所に収納スペースがありますよね。これらのうちの1つをリフォームして、トイレ用のスペースとして転用します。

最もリフォームの費用を抑えることが可能であり、とてもスタンダードな方法です。

部屋を仕切る

現在使っている部屋や、階段下のスペースなどを区切ることで、トイレ用のスペースを確保する方法です。

収納に余裕がない場合でも、新しいスペースを作ることが可能なため、2番目に人気の手法でもあります。

注意点として、仕切るためには間取り変更のリフォームを行う必要があります。

住宅の構造や材質によってはこの間取り変更リフォームが行えない可能性もありますので、事前に業者との打ち合わせが必須です。

増築する

新しくスペースを外付けする方法です。

費用や工期がかさむため、あまり人気のない方法ですが、現在の住まいの空間を圧迫することなくトイレの増設を行えるというメリットがあります。

注意点として、マンションではほぼ確実に行えない方法のため、マンションにお住まいの方は他の2つの方法のいずれかを洗濯する必要があります。

スペースも費用もコンパクトに!賢くトイレ増設する方法

増設スペースはできる限り小さく抑えたいものですよね。ここからはその方法について解説していきます。

タンクレストイレを設置する

タンク付きのトイレと比べて、タンクレストイレはタンクがない分、小さくスッキリとした印象を与えるデザインになっています。

そのため、狭いスペースでも特に圧迫感や使いづらさを感じることなく利用することができます。

注意点として、タンクレストイレは水圧の関係で、2階や3階といった上層階では設置できない機種も存在します。そのため、事前の設置可能箇所に関する検討が必要です。

引き戸を設置する

扉を手前・奥に引くドアではなく、横に引く引き戸がおススメです。

トイレの中・外扉の、開け閉めする際に占めるスペースを節約することができます。

そのため、工事の規模を小規模にしたり、より有意義にスペースを活用することが可能になります。

トイレ増設時の注意点とは?【費用の把握だけじゃない?】

トイレの増設に当たっては、必ず注意するべきことが何点か存在します。

防音、防臭対策

特に寝室やリビングの近くに設置する場合、防音・防臭対策を怠ると、トイレの音や臭いが漏れ出して不快な思いをすることになります。

収納のスペースを再利用する場合は、基本的に防音・防臭対策が施されてはいないので、リフォーム時に防音・防臭機能をしっかりと盛り込む必要があるでしょう。

また、逆に寝室やトイレの方の防音機能を強化することで、トイレの音対策をするという方法もあります。

マンションの管理規約

マンションの管理規約によっては、トイレのスペースを確保するための間取り変更リフォームや、トイレ増設のための給排水管の工事が行えません。

あるいは工事の規模に制限がかかっている可能性もあります。

そのため、マンションにお住まいの方は、事前に管理規約によく目を通しておく必要があります。

設置できるトイレに制限がある

先述の通り、タンクレストイレの中には戸建てだと2階以上に設置できない機種が存在します。

製品に要求される水圧のレベルを満たしていれば、2階以上にも設置可能です。

そのため、タンクレストイレの設置を検討する場合は、自宅の給排水管の水圧の確認と、トイレに要求される水圧はしっかっりと確認しましょう。

【まとめ】注意点を理解してトイレ増設!便利で快適な暮らしを!

トイレの増設は水回りなど大掛かりな施工が必要なこともあり、大金がかかりがちなリフォームで、注意点もいくつかあります。

しかし、トイレを増設することで、家族みんながより快適に生活を送れるようになるでしょう。

お家の中でトイレの渋滞が起こりがちで、増設を検討している方の参考になりましたら幸いです。

最後に本記事の内容を、再度3行でまとめさせていただきます。

  • トイレの増設には、「トイレの本体価格」「給排水管の工事費用」「トイレを設置するスペースの確保費用」の3つが必要
  • トイレの増設スペース確保には「収納を利用する」「部屋を仕切る」「増築する」の3種類の方法がある
  • 「防音・防臭対策」「マンションの管理規約」「トイレの設置制限」について注意する必要がある

記事を終わります。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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