【おトクに発電】中古の太陽光発電システムって導入可能?
高額なイメージを持たれがちな太陽光パネル。
日々の電気代を浮かせることができるとはいえ、「初期費用があまりにも高額で手が出ない」という方も多いはず。
そこで今回は、拡大中の「太陽光パネルの中古市場」について紹介していきます。
太陽光パネルの中古市場の「相場」や、売買時の注意点についても解説しているので、実際に利用を検討している方は参考にしてください。
目次
太陽光パネルってそもそも買取してもらえるの?中古購入は可能?
まずはじめに、太陽光パネルの中古市場について解説します。
今設置している太陽光パネルの売却方法を知りたい方や、太陽光パネルを中古で安く仕入れたい方はぜひ参考にしてください。
中古太陽光パネルの売買は可能
最初に結論をお伝えすると、太陽光パネルの中古市場は存在します。
流通している量は新品にくらべると少ないですが、専門の業者やオークションサイトから売買が可能です。
今お使いの太陽光パネルを売却したい方や初期費用をなるべく落として太陽光発電システムを導入したい方は、インターネットで「太陽光パネル・中古」と検索してみましょう。
太陽光パネルの売却方法
太陽光パネルの売却方法は以下の2通りです。
- 業者に依頼
- オークションサイトに出品
業者に依頼する場合は、インターネットや電話で申し込みをすれば、自宅に担当者が訪問し、見積もりを取ってくれます。
見積もり実績がなるべく多い業者に依頼するのが、より高く太陽光パネルを売却するコツです。
オークションサイトへの出品方法は、Yahoo!オークションやメルカリのそれと変わりません。
ただし、ほとんどの場合でパネルの撤去と配送を自身でおこなわなければならないので、経験者でない限りは業者に依頼することをおすすめします。
中古太陽光パネルの購入方法
中古の太陽光パネルを購入する方法も、売却時の方法と同じく2通りです。
- 業者に依頼
- オークションサイトに出品
こちらも、おすすめは販売店保証がオプションサービスでついていることが多い「専門業者」です。
ただ正直なところ、太陽光パネルの中古市場はまだ発展途上です。
ネットで購入可能な中古太陽光パネルの数は非常に少ないので、好みのものが販売されていないようであれば、新品の太陽光パネルを購入することをおすすめします。
【国産は高額?】中古太陽光パネルの買取相場・販売相場について
続いて、太陽光パネルを中古で売買する際の「相場」について紹介していきます。
太陽光パネルを中古で売買する方法は「業者に依頼する」パターンと「オークションサイトで売却・購入する」パターンの2種類。
中古市場の場合、メーカーや型番によっても大きく価格が変動します。
今後太陽光パネルの売却を検討している方は、価格変動を考えて検討してください。
買取相場価格
中古太陽光パネルの買取相場は、1枚あたり「3,000円~10,000円」です。
幅が広いように感じますが、この差は「使用済みパネル」か「未使用パネル」かの差です。
また、海外メーカーの太陽光パネルにくらべて国産メーカーの太陽光パネルの方が高額で買い取られている傾向にあります。
もし、「未使用の国産太陽光パネルが倉庫の奥に眠っている」という方がいらっしゃるのであれば、1枚あたり10,000円以上の値がつく可能性もあるので、ぜひ売却をおすすめします。
販売相場価格
中古太陽光パネルの販売相場は、1枚あたり「約5,000円」です。
金額がハッキリしているのは、インターネット上で検索できる数が少なかったためです。
また、市場に並んでいる太陽光パネルのほとんどは販売店で売却できなかった「未使用品」です。
やはり、太陽光パネルを中古で販売している業者は少ないようです。
オークションサイトでの相場価格
最後に、オークションサイトでの相場価格についても紹介します。
オークションサイトの売買相場は、1枚あたり「約5,000円」です。
業者の方が販売している太陽光パネルは型落ちなどの「未使用品」が多く、一方で一般の方が出品している太陽光パネルはもちろん「中古」となっています。
なお、当サイトが確認した限りでは、国産・海外産の価格の違いについてはそこまで見受けられませんでした。
思わぬ「落とし穴」も…中古で太陽光パネルを売買する際の注意点
ここまで、太陽光パネルの中古市場について解説しました。
価格においては新品にくらべて圧倒的に安く仕入れることができる中古市場ですが、もちろん注意点もあります。
最後に、中古で太陽光パネルを売買する際の注意点について紹介していきます。
発電量・発電効率は最新版より劣る
中古の太陽光パネルの場合、新品にくらべて発電量や発電効率は明らかに劣ります。
太陽光発電システムは、電気を生み出すことによっていわゆる「元を取る」仕組みのため、発電量や発電効率が悪い場合、総合的に見て利益になりません。
万が一、初期費用が高額になってしまった場合は、新品の太陽光パネルを設置したほうがおトクな場合もあります。
中古の機器の場合、出荷時にくらべて性能がどれだけ落ちているか判断することができないので、この点はややギャンブル要素になってしまいますね。
メーカー保証なし(販売店保証はあり)
中古の太陽光パネルを購入する場合、製造元の「メーカー保証」はつきません。
購入したパネルを設置後すぐに故障し、一度も稼働しなかったとしても返品や交換といった対応をしてくれるわけではないので、あくまで「自己責任」で購入するようにしてください。
ただし、業者から中古の太陽光パネルを購入する場合は、販売店独自の保証サービスがオプションとしてついていることがあるので、確実に利用するようにしましょう。
自治体の助成金の対象外の可能性も
太陽光パネルを設置する際、初期費用を抑える「補助金制度」を採用している自治体がありますが、中古の太陽光パネルは適用の対象外であるケースが多いです。
新品と中古で発生する初期費用を比較したい方は、自治体から受け取ることができる補助金の金額も計算に入れてから比較してみましょう。
故障のリスクや保証サービスを考慮に入れると、「案外新品の方がおトク」ということもあるかもしれません。
撤去や設置工事で別途費用が発生する
主にオークションサイトで太陽光パネルを売買する方に向けた注意点になりますが、
現在利用している太陽光パネルをオークションサイトで売却した場合、ご自身で太陽光パネルを撤去・配送する必要があります。
太陽光パネルは電気を生み出す「精密機械」のため、素人が撤去や配送作業をおこなうのは難しく、業者に作業を依頼しなければなりません。
太陽光パネルをオークションサイトで落札した場合も同様です。
太陽光パネルをオークションサイトで売買する場合は、業者に依頼した際の「作業費」を考慮して金額設定しましょう。
10年~20年先を見据えて、損の無いように太陽光発電を導入しよう
今回は、拡大中の「太陽光パネルの中古市場」について紹介しました。
太陽光パネルは、業者やオークションサイトを介して売買可能です。
売却時の相場は3,000円~10,000円で、「未使用品」かつ「国産」の場合高額になるケースが多いです。
販売時の相場は5,000円程度で、ほとんどの太陽光パネルが「未使用品」となっています。
太陽光パネルの売却にはあまりリスクはありませんが、中古の太陽光パネルを購入する場合は、メーカー保証がつかないことや自治体の補助金制度を利用できない可能性があること、設置時に別途費用が発生することはリスクとして考慮しましょう。
これから太陽光パネルを導入しようと考えている方は、中古パネルと新品のパネル、双方の「良し悪し」を比較した上で製品を選ぶようにしましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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