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スマートハウスのメリットとデメリットを解説します!

その他リフォーム 2024年01月04日更新

「スマートハウスのメリットとデメリットって何?」

「そもそもスマートハウスってどんな意味だっけ?」

このような疑問を持っているかたはいませんか。

スマートハウスは、そのまま日本語訳すると「賢い住宅」になります。

では、「賢い」とはどういった意味でしょうか。

今回はスマートハウスについて幅広く知っていきましょう。

注目のスマートハウス!人気の理由を見ましょう!

ここでは、まずスマートハウスの概要、次に代表する設備、その後にメリットとデメリットを紹介していきます。

スマートハウスとは

まずはスマートハウスとはどういった住宅か、その概要と似たような言葉との違いについて紹介します。

スマートハウスの概要

スマートハウスとは、ITを使い、家庭内の照明器具や調理器具、冷暖房など電気やガスを使用する機器を制御し、エネルギー消費を最適に制御する住宅のことです。

より砕けた言い方をすると、「インターネットを活用してより便利で快適な暮らしをするための住宅」です。

スマートハウスの中で最も注目すべき技術はHEMSです。

HEMSについて、詳しい情報は後述しますが、スマートハウスには欠かせない存在です。

政府もHEMSを推進しており、2030年までに全ての住宅にHEMSの設置を目指しています。

ちなみに、スマートハウスという概念自体は1980年代にアメリカで提唱されました。

当時はインターネットがまだまだ普及していなかったこともあり、省エネルギーや節電を軸に推進されていました。

つまり、スマートハウスの意味は時代によって変わっていきます。

今後、新たな意味が付け加えられていくことも可能性としてはあるでしょう。

ここでは、スマートハウスを「インターネットを活用した住宅」として説明を進めていきます。

スマートホームとの違い

スマートハウスという言葉を調べていると、「スマートホーム」という言葉を目にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

違いが分かりにくいと思いますが、明確な違いがあります。

スマートホームは「インターネットを活用してより便利で快適な暮らしをするだけでなく、社会インフラなど外部ともつながることで、さまざまなサービスを受けることができている“状態“」のことを指しています。

つまり、住宅という“ハード”ではなく、“状態“を指しています。

IoT住宅になりつつある

また、IoT住宅を耳にしたことがある方もいるでしょう。

まずIoTとは、Internet of thingsの略で、さまざまなモノをインターネットで繋ぐことによって、生活を快適にしてくれる住宅を指しています。

スマートハウスと似たような印象がありますが、実際にスマートハウス≒IoT住宅となっています。

現時点ではIoT住宅と聞いたらスマートハウスを想像しても問題はないでしょう。

スマートハウスを代表する設備

次は、インターネットを活用するスマートハウスを代表する設備について紹介します。

太陽光発電システム

まずは太陽光発電システムです。

太陽光発電システムとは、太陽の光を使って電気を創る設備のことです。

最近だと、屋根や広い土地に太陽光発電のパネルを見ることが多くなったので馴染みのある方が多いでしょう。

太陽光発電を設置した場合、発電の際には二酸化炭素を排出しないといった環境に優しい上、余った電気は電力会社に売ることができます。

場合によってはエネルギーコスト収支がプラスになるでしょう。

家庭用蓄電池

次は家庭用蓄電池です。

蓄電池とは、発電した電気や購入した電気を蓄えておけるものです。

蓄電池というと大きなイメージがあるかもしれませんが、今では一般住宅でも導入が可能な大きさのものが発売されています。

家庭用蓄電池を持っておくと、台風や地震などの災害で停電が起こった際、安心して生活できます

というのも、蓄電池に蓄えておいた電力を非常用コンセントから使用できるからです。

そして、現在では調理器具などの100Vの家電だけでなく、エアコンなどの200Vの家電も使用できる蓄電池があるため、非常時にはあると大変便利な商品と言えるでしょう。

また、太陽光発電との相性がとても良いです。

太陽光発電は太陽の光を使って電気を作るので、太陽が出ている昼間にしか太陽光発電の電気が使えません。

昼に使いきれなかった分は売電するしかありません。

しかし、蓄電池があれば、太陽光発電で作って余った電気を蓄えておくことができます。

その電気は夜に使えるため、電気を電力会社から購入する必要がありません。

また、電気料金プランの中には「昼間の電気代が高く、深夜の電気代が安い」というものがあります。

そのプランを選んだ場合、夜中に電気を溜めておき、日中にその電気を使えば、節約につながります。

HEMS

最後はHEMSです。

HEMSとは、Home Energy Management Systemの略で、使用電力エネルギーの見える化ができるシステムを指します。

一般的な住宅の場合、毎月の請求書で1ヶ月の電気使用量を把握できますが、1時間単位や1日単位では分かりませんよね。

しかし、HEMSがあればエネルギーの使用量を細かく把握することができます。

日々細かくチェックすることで「何を無駄遣いしているのか」「どこから節約できそうか」などが理解できるため、家族の節電意識やエコ意識が向上すること間違い無いでしょう。

メリット

ここからはスマートハウスのメリットを3つ紹介します。

住宅内で使うエネルギーを自家発電できる

1つ目は、住宅内で使うエネルギーを自家発電できることです。

先ほどから説明しているように、住宅で使う電力を自分で生み出し、それを自宅で使うことができます。

自家発電が可能であると、災害時の停電などにライフラインを確保できるのも大きな魅力です。

停電したとしても太陽光発電は使うことができるので、普段通りの生活を送れるでしょう。

HEMSで効率よくエネルギーを使える

2つ目は、HEMSで効率よくエネルギーを使えることです。

改めて、HEMSを使えば家庭内で使っているエネルギーを見える化できます。

太陽光発電で発電したエネルギーや蓄電池にためたエネルギーの確認、各部屋でどれだけ電力を消費したのか知ることができます。

家庭で必要な電力と無駄な電力を一目で確認できるので、より効率よくエネルギーを使うことができます。

また、HEMSと対応した電化製品と連携させることで、スマートフォンやパソコンで遠隔操作が可能となります。

家に着くまでに部屋を暖かくしておきたい場合、家に着く少し前にエアコンをオンにすれば暖かくしておけます。

さらに、自動制御も行うことができます。

自動制御を活用すれば、家電が室温やセンサーと連携して最適に稼働します。

エアコンは消費電力が非常に大きいですが、稼働を最適化すれば無駄な消費電力を最小限に抑えられるでしょう。

スマートハウスの補助金・助成金がある

3つ目は、スマートハウスの補助金や助成金があることです。

各自治体では、スマートハウスの促進のために、補助金を交付していることがあります。

スマートハウスを実現するには、太陽光発電や蓄電池などが必要ですが、初期費用がかかります。

その一部を補助してくれるので、導入しやすくなります。

スマートハウスを検討している方は補助金を申請しましょう。

ただし、自治体によっては交付を行っていなかったり、条件が厳しかったりします。

先着順で行われることが多いので、予算が少ない地域に住んでいる方は早めに申請をするようにしましょう。

実施の有無や条件、補助額は自治体のホームページで確認できます。

デメリット

メリットはいくつもありますが、デメリットもあるので、次は3つのデメリットを見ていきましょう。

初期費用がかかる

1つ目は、初期費用がかかることです。

太陽光発電システムの設置費用は1kWあたり30万円ほどします。

システム容量が5kWの場合は150万円ほどになりますね。

そこにHEMSや蓄電池などの設備費用も入れると、初期費用だけで数百万円が必要となります。

また、メンテナンスが3〜4年ごとに1回必要となります。

5kWhの設備の場合は1回で3万円近くかかります。

さらに、太陽光発電や蓄電池、HEMSには寿命があり、耐用年数を超えたら交換する必要があります。

こうした、初期費用とランニングコストがかかることを知っておきましょう。

知識が必要となる

2つ目は、知識が必要となることです。

注文住宅を建てる場合には、住宅メーカーが全ての設定を行なってくれるケースもあります。

しかし、自分でIoT対応の家電を勝手に設置しようとすると、インターネットやスマートフォンについてある程度の知識が必要となります。

説明書が用意されていることが多いので、あまり身構えなくても良いですが、知識が必要なことは覚えておきましょう。

サイバーセキュリティが求められる

3つ目は、サイバーセキュリティが求められることです。

スマートハウスは家の中にある様々な家電をインターネットに接続することで実現されますが、もしサイバーセキュリティが脆弱であれば、外部からサイバー攻撃を受けるリスクがあります。

仮にサイバー攻撃を受けた場合、家電に搭載されているコンピューターが乗っ取られて誤作動を起こすことも考えられますし、ネットワークカメラで撮影した映像が他人に見られることも可能性としてはあります。

こうした事態に陥らないために、サイバーセキュリティをしっかり取りましょう。

【まとめ】スマートハウスで快適な生活を実現!

今回はスマートハウスについて幅広く紹介しました。

スマートハウスは賢くエネルギーを使えるため、注目度がどんどん上がっています。

補助金制度なども整ってきているので、どのくらい費用が必要か少しずつ知っていきましょう。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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