【メーカー比較】蓄電池の保証と選ぶポイントを徹底解説!
太陽光パネルと相性が良く、光熱費の節約や停電対策が可能になる蓄電池。
今回は、長く使う蓄電池だからこそ注目しておかなければいけない保証について解説していきます。
目次
蓄電池の保証のメーカー保証ってなに?
蓄電池のメーカー保証は、主に機器保証と容量保証で構成されています。
保証期間や保証内容、保証される容量はメーカーによって異なりますので、蓄電池購入時に必ず確認しておきましょう。
蓄電池の保証の機器保証とは?
蓄電池の機器保証とは、蓄電池本体や周辺機器に対する保証のことを指します。
保証される部分は、メーカーによって異なり、消耗品は保証対象外であることがほとんどです。
機器保証は、多くのメーカーで標準10年が付帯しています。
蓄電池の機器保証を確認するときは、期間や保証対象になっている部品を必ずチェックしておきましょう。
蓄電池保証の容量保証とは?
蓄電池の容量保証は、蓄電できる容量に対する修理や交換などの保証を受けられるものです。
機器保証と同様に、メーカーごとに保証される容量や期間に違いがあります。
蓄電池は、長く使っていると蓄電できる電気が減ってしまいます。
蓄電池をなるべく長く使いたい場合には、メーカー容量保証の保証される蓄電容量をしっかりとチェックしましょう。
蓄電池の自然災害補償はどんな時に適用されるのか?
蓄電池の保証には、自然災害補償もあります。
自然災害補償とは、台風や落雷などの自然災害の被害で蓄電池に影響が出た時に、修理や交換を受けることができる補償です。
無償で自然災害保証が付帯しているメーカーは多くありません。
有償でメーカーから入ることもできるので、自然災害に対する補償を受けたい場合は、加入を検討しましょう。
メーカーからだけではなく、保険会社や販売店で契約できるケースもあります。
自然災害補償が適用されないケースもある!
蓄電池に対する自然災害補償は、全ての自然災害が補償されるわけではありません。
自然災害補償に加入したい場合には、対象とならないケースも事前に確認しておきましょう。
【メーカー別】蓄電池保証の内容を比較!
蓄電池を購入する時には、メーカーの標準保証の内容をしっかりチェックしましょう。
有償で保証内容を充実させたり、期間を延長したりすることができるので、保証を充実させたい場合は、契約を検討してみましょう。
今回は、人気のある蓄電池メーカーのパナソニック、シャープ、ニチコン、長州産業、京セラ、オムロンの保証について解説していきます。
【各メーカーの標準保証】
メーカー | 機器・容量保証期間 | 自然災害補償 |
パナソニック | 10年 | 販売店取り扱い |
シャープ | 10年 | なし |
ニチコン | 10年 | なし |
長州産業 | 15年 | なし |
京セラ | 15年 | 10年 |
オムロン | 15年 | なし |
パナソニックの蓄電池の保証
パナソニックは「創蓄連携システム」が特徴の蓄電池メーカーです。
パナソニックのメーカー保証を受けるためには、保証書の提出が必須です。
機器保証と容量保証は、無償で10年付帯しています。
有償で15年に延長することが可能なので、保証を充実させたい人にも安心のメーカーだと言えるでしょう。
自然災害保証は、販売店の取り扱いになるので、購入時に販売店に問い合わせてみましょう。
シャープの蓄電池の保証
蓄電池業界でトップシェアを誇るシャープの蓄電池。
シャープのメーカー保証は、機器保証と容量保証(50%か60%)ともに標準で10年付帯しています。
有償で15年に延長することも可能なので、保証を充実させたい人にも安心です。
後付けや増設した部分にも、無償で10年保証が付帯されます。
ニチコンの蓄電池の保証
ニチコンの蓄電池は、蓄電池と太陽光パネル、電気自動車を連携することができる「トライブリッド蓄電システム」が特徴です。
ニチコンのメーカー保証は、機器保証と容量保証(50%)ともに10年付帯しています。
有償で15年に延長することも可能です。
自然災害への補償はなく、リモコンやケーブルも補償対象外なので注意しましょう。
長州産業の蓄電池の保証
長州産業の蓄電池は、高品質・高寿命が魅力で人気の高いことが特徴です。
メーカー保証は、機器保証と容量保証(60%・50%)が15年付帯しています。
他のメーカーに比べて保証が長いので、保証を手厚くしたいと考えている人におすすめのメーカーです。
京セラの蓄電池の保証
京セラの蓄電池は、選べる容量が多くコンパクトな設計が魅力です。
メーカー保証は、機器保証と容量保証(50%)が15年付帯しています。
容量保証は、寒冷地では10年となりますので、注意しましょう。
また、京セラの蓄電池には10年の自然災害補償が付帯しています。
京セラの自然災害補償は、落雷や火災、台風などが補償されます。
無償で自然災害補償が付帯しているメーカーは珍しいので、自然災害補償をつけたいと考えている人は、京セラの蓄電池の購入を検討してみましょう。
オムロンの蓄電池の保証
オムロンの蓄電池は、世界最小クラスのコンパクト設計が魅力です。
メーカー保証は、機器保証と容量保証(60%・70%)が15年無償で付帯しています。
オムロンの容量保証は、製品によって60%か70%どちらかが適用されます。
自然災害補償は付帯していませんが、15年の長期補償なので保証を手厚くしたい人にも安心です。
蓄電池の保証を選ぶときのポイント3つ!
最後に、蓄電池の保証を見る時のポイントを3つ解説します。
蓄電池の保証は、期間・内容を事前にチェックしておくことが大切です。
万が一、故障してしまった場合に備えて、保証対象を必ず確認しておきましょう。
ポイント①機器・容量保証は最低でも10年欲しい
蓄電池は、10年から20年は使用できると言われている住宅設備です。
長く、安心して使用するためにも、機器保証と容量保証は最低でも10年以上の製品を選びましょう。
ほとんどのメーカーが、10年以上の保証を設定していますが、全ての蓄電池メーカーが10年の保証だとは限りません。
蓄電池の保証は10年だと決めつけず、しっかりと期間を確認しておきましょう。
また、蓄電池のメーカーの中には、認定工務店での施工をしていない場合保証を受けられないなどのメーカーも存在します。
保証期間と合わせて、保証を受けるために必要な条件もしっかりチェックしておきましょう。
ポイント②既存太陽光発電に対する保証もチェック
蓄電池のメーカーによっては、既に取り付けてある太陽光発電システムに対して保証をつけられる場合があります。
特に、FITが終了したことを期に蓄電池の購入を考えている家庭では、既存太陽光発電システムへの保証の有無もチェックしておきましょう。
既存太陽光発電への保証は、工務店でも取り扱いがある場合があります。
FIT終了後には、太陽光発電システムへの保証が切れてしまっている場合も多いので、保証への加入を検討しておきましょう。
ポイント③保証が適用されないケースも確認!
蓄電池を購入する時には、期間や容量だけではなく、保証が適用されないケースもしっかり確認しておきましょう。
特に、購入者が蓄電池に手を加えてしまった場合などには保証を受けられない場合があります。
メーカーによっては、認定工務店の施工でなければ保証が無効になってしまうケースもあります。
蓄電池は購入時は保証内容もしっかりチェック!
今回は、蓄電池の保証について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
蓄電池は、10年から20年の長い間使用する住宅設備です。
初期不良だけではなく、万が一何らかの原因で蓄電池が使えなくなってしまった場合に備え、保証期間や保証内容をしっかりチェックしましょう。
また、保証対象外となってしまうケースや、保証されない部品なども事前にチェックしておくと安心です。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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