太陽光発電は災害時に本当に便利?蓄電池と併用するメリットも解説!
「停電していても電気が使える」という機能は、太陽光発電の目玉ともいえるものです。
導入しようか迷っている人にとっては、平常時の省エネ効果だけでなく、「停電時にどのくらい役立つか」が気になるところですよね。
そこで本記事では、「災害時の太陽光発電の性能」「平常時の太陽光発電の3つのメリット」「蓄電池と併用して得られるメリット」について解説していきます。
「防災設備として太陽光発電の購入を検討している」という方にピッタリの内容となっていますので、ぜひ記事の最後まで目を通してみてくださいね!
目次
【停電でも安心!】災害時の太陽光発電の機能をまとめてご紹介
まずはじめに、災害時の停電対策として役立つ太陽光発電の機能をご紹介していきます。
停電中にどこまで家電が使えるのか気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
【テレビ・冷蔵庫OK】停電中に太陽光でどれくらい電気が使える?
もしも災害が原因で停電しても、太陽光発電が発電中なら、テレビや冷蔵庫などの大きな家電でも動かすことができます。
生活必需品であるスマホやPC、モバイルバッテリーを日中に充電しておけますし、光インターネットなども接続できますので安否確認や情報取得もスムーズですね。
「発電できない夜間に電気が使えない」というデメリットはありますが、充電式のLEDライトなどをチャージしておくなど、工夫次第で対策もできます。
最近のソーラーパネルは曇りや雨でもしっかり発電してくれる高性能モデルが多いので、万が一の大型停電でも役立ちますね。
【要チェック】災害時の太陽光から電気を使う方法は?
いざというときのために、太陽光発電を導入したら、停電時にどうやって電気を使うのか調べておきましょう。
一般的な太陽光システムなら、パワーコンディショナに停電用のコンセントが付いていますので、取扱説明書などでご確認ください。
停電用コンセントを室内に引き込む工事を依頼すれば、より快適に停電中でも電気が使えるようになるのでオススメです。
地震などで電気が停まるとついつい慌ててしまうものです。
平常時に前もって停電中の電気の使い方を確認しておけば安心ですね。
【最大1,500W】太陽光だけでは対応しきれない家電は?
停電中に太陽光発電の電気を利用する場合、一般的なパワーコンディショナでは1,500Wまでの家電しか使えない仕様になっています。
さらに、天気や時間帯によって充分な発電量が得られないときには、エアコンなどの電気消費量の多い家電は動かすことができません。
たとえば、以下のような家電はもともとの電気使用量が多いため、停電中の使用には向いていません。
- エアコン
- IHクッキングヒーター
- 電子レンジ
- 電気湯沸かし器
- ドライヤー
- オーブントースター
家庭用の蓄電池があればこれらの家電を停電中に動かすパワーがありますので、さらに快適に過ごしたい方は導入を検討してみてくださいね。
【ふだんもお得】太陽光発電を平常時に使う「3つのメリット」
つづいて、停電したときだけではない、太陽光発電の「ふだんのメリット」を3つご紹介していきます。
メリット① 毎月の電気代がグンと安くなる!
太陽光発電を導入する最も大きなメリットは、どんな家庭でも毎月の電気代がグンと安くなることです。
日中に家にいる家庭なら昼間はほとんど電気代ゼロで生活できますし、仕事で外出が多い家庭も余った電気を売電すれば経済メリットが得られます。
掃除や洗濯、料理の作り置きなどを発電中に済ませておくなど、ちょっととした心がけを習慣化すれば、さらに毎月の光熱費を節約できるでしょう。
一般的な4〜5kWの太陽光パネルなら「年間10万円」ほどの節約・売電利益が得られると言われていますので、10数年での資金回収も現実的ですよね。
メリット② 断熱効果UP!光熱費がさらにお得に
太陽光発電の見逃せないメリットとして、屋根とパネルの「すき間」によって生まれる断熱効果が挙げられます。
暑い夏の日には直射日光の熱を遮るため涼しく、寒い冬の日は北風の影響を受けにくいため暖かく過ごせるでしょう。
太陽光パネルの設置前よりエアコンや暖房などの使用量を抑えられるため、結果として年間の光熱費がさらにお得になりますね。
近年では屋根全体がパネルの「一体型」太陽光システムや、日本の家に合わせたサイズのパネルも多く、さらに効率よく断熱できます。
メリット③ 電気代の値上げで太陽光の価値は上がっている
毎年のようにどんどん値上げする電気代。
毎月請求される「再エネ賦課金」も値上げが続き、頭の痛い問題となっていますよね。
光熱費が上がったぶん、太陽光発電でつくった電気の価値も同じように上がっており、今から将来のために導入する意義は大きいでしょう。
ウクライナ情勢による天然ガスの価格高騰に加えて、2022年の円安情勢も電気代にとって大きなマイナス要素になることは間違いありません。
今後数年で電気代が急落する可能性は限りなく低いですので、高い節約効果が期待できる太陽光発電で対策を検討してはいかがでしょうか?
太陽光発電と蓄電池は併用すべき?災害に役立つ3つのポイントとは?
さいごに、太陽光発電と組み合わせて災害にとても役立つ「蓄電池」の魅力について、3つのポイントに分けて解説していきます。
ポイント① 停電中の夜間でも電気が使えて安心!
蓄電池と太陽光発電を併用すれば、「太陽光だけでは夜間に電気が使えない」というデメリットを打ち消すことができます。
蓄電池があればバッテリーが続く限り夜でも家電が使えますし、太陽光発電よりもパワーがあるためエアコンやIHクッキングヒーターなども使用可能です。
数日に渡る大きな停電でも、太陽光発電で使い切れない電気を蓄電池に充電しておけば、夜間でもテレビ視聴やスマホ充電ができるのは心強いですよね。
太陽光発電と蓄電池の組み合わせは停電対策として非常に相性が良いですので、今からでもぜひ導入を考えてみてくださいね。
ポイント② 電気代の節約効果がさらにUP!
太陽光発電と蓄電池があれば電気の節約効果がさらにUPするため、毎月の電気代を「ほぼ0円」まで抑えられます。
日中は太陽光の力だけで過ごし、余った電気を蓄電池に充電することで、夜間も「電気の自給自足」ができるからです。
さらに、「深夜プラン」や「オール電化プラン」などの夜の電気代が格安なプランなら、太陽光だけでは足りない電気を深夜にお得に充電できますね。
今後ますます電気代の値上げが心配される今だからこそ、蓄電池と太陽光発電の節約効果はさらに期待されているといえます。
ポイント③ 同時導入すれば補助金が優遇されることも!
太陽光発電と蓄電池を導入することで、補助金面でのさらなる手厚いサポートを受けられるようになります。
2つの機器を併用すれば光熱費0円の「ZEH住宅」の認定が受けられるため、「定額55〜100万円以上」の補助金がもらえる国の「ZEH補助金」への申請もスムーズです。
地方自治体でも太陽光と蓄電池の設置に補助金を交付しているところは多く、太陽光発電だけで申請するよりお得に機器を導入できるでしょう。
国や地方自治体の補助金制度は公募開始とともに締切になってしまうケースも多いですので、前もってリサーチや準備しておくことをオススメします!
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【まとめ】災害対策には太陽光発電と蓄電池の同時導入がオススメ!
本記事で解説してきた災害時の太陽光発電のポイントを、もういちど以下にまとめます。
- 災害による停電中でも、太陽光パネルが発電中なら最大1,500Wまでの家電が使えて安心
- 停電中はパワコンの自立運転用コンセントから電気を使うため、位置はあらかじめ要確認
- 太陽光発電は平常時には「電気代の節約」「屋根の断熱効果UP」などのメリットがある
- 太陽光と蓄電池を併用すると、停電中の夜間でも充電が続くかぎり電気が使えてさらに安心
電気代が上がり続ける現在、太陽光発電で作った電気を自家消費する価値はどんどん高まっています。
太陽光発電を導入するなら、蓄電池もセットで運用することをオススメします!
さらに光熱費が安くなるだけでなく、停電中も安心だからです。
政府や自治体も毎年のように豊富な助成金制度を実施していますので、買い時の今のうちに導入を検討してみてはいかがでしょうか?
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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