ソーラーフロンティアの太陽光パネルは良い?種類や特徴を徹底解説!
ソーラーフロンティアは、ガソリンスタンドで有名な出光興産グループの一員です。
とても身近なソーラーフロンティアですが、販売している太陽光パネルにはどのような特徴があるのでしょうか。
今回の記事では、ソーラーフロンティア製太陽光パネルの商品ラインナップや特徴、価格帯や保証内容、他メーカーとの違いや今後の展望を解説します。
目次
ソーラーフロンティアの太陽光パネル!商品ラインナップや特徴は?
ソーラーフロンティアの太陽光パネルは、何種類が販売されていて、どのような特徴があるのでしょうか。
具体的に解説します。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルは2種類展開
ソーラーフロンティアが家庭向けに提供している太陽光パネルは以下の通り2種類になります。
- SFB250-88A
- SFA405-120C
具体的な仕様は、以下の表の通りです。
| SFB250-88A | SFA405-120C |
寸法(mm) | 1,320×977×35 | 1,754×1,096×30 |
質量(kg) | 14.0 | 21.0 |
解放電圧(V) | 30.36 | 41.4 |
最大出力(W) | 250 | 405 |
ちなみに、SFB250-88Aに関しては2022年9月現在、販売休止中になります。
したがって、選択可能なのは寸法や質量が比較的大きいSFA405-120Cのみ。
狭小住宅にお住まいの方や、屋根の耐震性が気になる方にとってはマイナスになり得そうですね。
また、販売中のSFA405-120Cに関しても、少々難点があります。
具体的には後述しますが、ソーラーフロンティアは2021年をもって太陽光パネルの国内生産を終了しています。
国内生産終了は後ろ向きではなく前向きな決断ではあるのですが、消費者からしてみると、どうしても後ろ向きに捉えてしまう事案ですよね。
ソーラーフロンティア製太陽光パネルの購入は、しっかりじっくり検討すべきといえるでしょう。
ソーラーフロンティア製太陽光パネルの主な特徴
ソーラーフロンティア製太陽光パネルの主な特徴は、以下の通りです。
- 化合物系CIS太陽電池を使用しているので大きなメリットを実感できる
- 比較的安価なのに高性能を実現している
- すべて国内生産を実現していた
ソーラーフロンティア製太陽光パネルの最大の特徴は、化合物系CIS太陽電池を使用していることです。
化合物系CIS太陽電池の特徴は、発電効率がとても良いこと・出力ロスを比較的軽減できることになります。
競合他社製太陽光パネルの多くは、CIS太陽電池よりも割高な結晶シリコン製です。
つまり、化合物系CIS太陽電池を使用しているソーラーフロンティア製太陽光パネルは、競合他社の太陽光パネルに比べて安価で取引されているということです。
それでいて高性能といわれているので、とてもコスパが良いことが分かるでしょう。
また、製造過程がすべて日本というのも、消費者が安心できるポイントです。
とはいえ、製造がすべて日本というのは2021年10月で終了しています。
しかし、長期的に国内生産にこだわっていたのは、ソーラーフロンティアの大きな強み。
生産過程が中国に移ったとはいえ、製品の性能に問題が生じる可能性が上がったということではないので安心してくださいね。
ソーラーフロンティアの太陽光パネル!価格帯や保証内容は?
化合物系CIS太陽電池を使用しているソーラーフロンティアの太陽光パネルは、比較的安価で取引されているとお話ししました。
では、競合他社に比べて具体的にどれくらい安価なのでしょうか。
また、ソーラーフロンティアの保証内容についても解説します。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの価格帯
ソーラーフロンティアの太陽光パネルは、オープン価格で販売されています。
しかし、20万円/kW前後で販売している販売店が非常に多いです。
ちなみに、国内製太陽光パネルの平均相場は、27.5万円/kW。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルが、いかに低価格かが分かりますよね。
ソーラーフロンティアは出光興産の子会社なので、一般的にいう「安かろう悪かろう」の製品ではない点は安心してください。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの保証内容
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの主な保証内容は、以下の通りです。
- 10年の周辺機器に対する保証
- 20年のモジュール出力保証
ここでいう10年、20年というのは、無償で受けられる保証の年数になります。
しかも、設置後1年、5年、9年の定期メンテナンスをしっかり受けている前提での無償保証期間です。
太陽光パネルはメンテナンスフリーの商品といわれているほど、非常にしっかりした作りになっています。
しかし、メーカーが定めるメンテナンスをしっかり受け、万一に備えることが大切です。
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ソーラーフロンティアの太陽光!他メーカー製品との違いは?
最後に、ソーラーフロンティアの太陽光パネルが他社製品と違う点、今後の展望について解説します。
他メーカーとの違いについて
ソーラーフロンティアの他メーカーとの違いは、先ほどもお話ししましたが「化合物系CIS太陽電池を使用していること」です。
ちなみに、化合物系CIS太陽電池を使用して太陽光パネルの量産に成功しているのは、2022年9月現在、ソーラーフロンティアのみ。太陽光パネル業界には、パナソニックや既に撤退していますが三菱や東芝など、日本を代表する大手企業が名を連ねています。
それにも関わらず、ソーラーフロンティアは日本で唯一化合物系CIS太陽電池の量産に成功しているというのです。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルにかける想いが熱いことが分かりますよね。
ソーラーフロンティアは2021年に方向転換を決定
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの特徴を解説してきましたが、実は2021年10月、太陽光パネルの国内生産を終了することを公にしています。
理由は、太陽光パネルの限界を感じたからと言われています。
昨今、地球温暖化防止の観点から、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの重要性が注目されています。
しかし、ソーラーフロンティアは、太陽光パネルの設置場所に限界が見え始めたこと・将来的に訪れる太陽光パネルの産業廃棄問題などに懸念を感じ、今まで太陽光パネル製造にかけてきた研究費や製造費を別分野で使うことを決意したのです。
とはいえ、今後も太陽光パネルに関わっていくことは明確にしています。
より多くの場所に太陽光パネルを設置できるよう尽力したり、寿命を迎えた太陽光パネルのリサイクル事業を展開するなど、新しい分野でも地球環境問題に大きく貢献していくことを発表しています。
また、当然の如く、ソーラーフロンティア製太陽光パネルを所有している家庭における保証や定期メンテナンスに関しては、通常通りに継続していくということです。
このように、2021年に方向転換を決めたソーラーフロンティア。今後の活躍に注目ですね。
ソーラーフロンティアの太陽光パネル!出光興産の子会社で安心!
今回の記事では、ソーラーフロンティア製太陽光パネルについて解説しました。
ソーラーフロンティアは出光興産の子会社ということで、製品の性能などについては絶対的な安心感があります。
2021年10月に太陽光パネルの国内生産を終了していますが、これまで培ったノウハウを別分野で生かしていくことを決めているのは、素直に応援したくなるものですよね。
ソーラーフロンティア製太陽光パネルを所有している家庭は、太陽光パネルの寿命が尽きるまで保証制度やアフターサービスを受けられます。
その点は安心してくださいね。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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