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V2H対応の車種まとめ!V2H導入のメリット・デメリットや注意点も解説!

EV・V2H 2024年01月04日更新

昨今、話題になっているV2H。

電気自動車を非常用電源にし、家庭へ送電できるシステムのことです。

災害が多い日本において、とても有効性のあるものとして話題になっています。

今回の記事では、V2H対応車種とV2Hのメリットおよびデメリット、V2Hを導入する際の注意点を徹底解説します。

ぜひ参考にしてくださいね。

V2H対応車種!ニチコン&デンソーの対応車種を徹底紹介!

既述の通り、V2Hは特に非常時に大活躍する代物として注目されています。

では、V2H販売のスペシャリストとされるニチコンとデンソーは、どのような車種に対応しているのでしょうか。

具体的に解説します。

ニチコンのV2H対応車種について

2022年9月現在、ニチコンの公式ホームページで発表されているV2H対応車種は以下の通りです。

日産自動車

  • リーフ
  • リーフe+
  • アリア
  • サクラ
  • e-NV200

三菱自動車

  • アウトランダーPHEV
  • ekクロスEV
  • エクリプスクロス
  • アイ・ミーヴ
  • ミニキャブ・ミーヴバン
  • ミニキャブ・ミーヴトラック

トヨタ自動車

  • プリウスPHV
  • bZ4x
  • MIRAI

ホンダ自動車

  • Honda e

BYDジャパン

  • e6

スバル

  • SOLTERRA

Hyundai Motor

  • IONIQ5

メルセデスベンツ

  • EQS
  • EQE

それぞれの具体的な部分については、各メーカーの公式ホームページやニチコンの公式ホームページをご覧ください。

デンソーのV2H対応車種について

続いて、デンソー製V2Hの対応車種については、以下の通りです。

日産自動車

  • リーフ
  • アリア
  • サクラ
  • e-NV200

三菱自動車

  • アウトランダーPHEV
  • ekクロスEV
  • エクリプスクロス(PHEVモデル)
  • アイ・ミーヴ
  • ミニキャブ・ミーヴバン
  • ミニキャブ・ミーヴトラック

トヨタ自動車

  • プリウスPHV
  • bZ4x
  • MIRAI

ホンダ自動車

  • Honda e

スバル

  • SOLTERRA

デンソーのV2Hに関しても、具体的な部分はデンソーの公式ホームページもしくは各メーカーの公式ホームページをチェックしてください。

V2H対応車種は意外に少ない!V2H導入のメリットとデメリットは?

数多くの電気自動車が販売されている昨今、電気自動車を電気自動車だけの目的で所有する家庭は非常に少なくなりました。

多くの家庭で、電気自動車を本来の目的だけではなく、非常時の非常用電源としての利用も視野に入れているのです。

では、電気自動車を非常用電源にできるV2Hを導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

また、V2Hを導入した場合のデメリットについても解説します。

V2Hを導入するメリット

V2Hを導入する主なメリットは、以下の通りです。

  • 電気自動車を非常用電源として家庭で利用できる
  • 蓄電池を別途用意する必要性がなくなる(初期費用削減)
  • 電気自動車の充電時間を短縮できる

V2Hを所有するメリットは、なんといっても電気自動車を非常用電源として家庭で使用できることです。

一般的に、非常用電源として頼りになるのはソーラーパネルと家庭用蓄電池になります。

しかし、ソーラーパネルは日中しか恩恵を受けることはできませんし、家庭用蓄電池だけで恩恵を受けようとすれば、そこそこ大容量なものが必要になります。

ところが、家庭用蓄電池と比べものにならないくらいの大容量な電気自動車とV2Hを所有していれば、万一の際に安心できる他、家庭用蓄電池の購入費用が不要なので、期費用を大きく抑えることが可能です。

また、電気自動車を充電するためには、家庭にある200Vのコンセントで8〜10時間が必要になります。

しかし、V2Hを所有していることで、同じ電気自動車を満充電にするまでの時間は4〜5時間という短時間で大丈夫です。

急にでかけることになった場合も、安心できますよね。

V2Hを導入するデメリット

続いて、V2Hを導入した場合の主なデメリットは、以下の通りです。

  • V2H対応車種に制限がある
  • 初期費用が高額になる
  • V2Hにも電気自動車にも寿命がある

V2H対応車種に関しては、前章で紹介した通りです。

各メーカーは多くの車を販売していますが、2022年10月現在、電気自動車よりもガソリン車やハイブリッド車のほうが圧倒的に選択肢が多いという現実も。

したがって、V2Hや電気自動車を選択候補に入れたばかりに、自分の好みではない車を購入しなければならなくなるというデメリットがあります。

また、V2Hの恩恵を最大限受けるためには、最低限「電気自動車」「V2H」「パワーコンディショナー」の購入が必要で、加えて工事費用も必要になります。

つまり、初期費用として500万円程度の出費は覚悟しなくてはなりません。

V2Hを所有していれば、有事の際に恩恵を受けられるメリットはあります。

しかし、導入時点の出費が大きくなることから、V2Hの導入を諦めてしまう家庭も少なくはありません。

また、高額な投資をして導入するV2Hですが、当然のごとく、いつかは寿命がやってきます。

V2Hの平均寿命は15年程度といわれており、電気自動車は多くのメーカーで「8年または16万km前後」の保証期間を設けています。

つまり、多額の初期費用を払うにも関わらず、15年前後を目途にV2Hと電気自動車の双方が寿命を迎えてしまうのです。

なかなかシビアな問題であることが分かりますよね。

意外と少ないV2H対応車種!V2H導入の注意点には何がある?

V2Hは大きなメリットがあるものでしたが、実は意外な盲点も多いものだと分かりました。

最後に、V2H導入の主な注意点を4つ紹介します。

V2Hの導入を決める前に、注意点をしっかり把握しておきましょう。

車との距離が近い場所にV2Hを設置できるか

V2Hを活用するためには、電気自動車と家庭が近い距離になくてはなりません。

つまり、立体駐車場型のマンションにお住まいの場合や、近隣の月極め駐車場を借りているなどの場合、V2Hを購入したとしても使い道がないので注意しましょう。

また、家の敷地が広すぎて、電気自動車と家庭を繋ぐことができないという場合もあります。

V2Hは基本的に分電盤から50m以内に設置するという決まりがあるので、この基準に満たない家庭は注意しましょう。

多額な初期費用の支払いが可能か

V2Hで恩恵を得るためには、既述の通り、多額の初期費用を支払う必要があります。

国や自治体が補助金制度を設けている場合もありますが、補助金制度はとても人気で、制度が受付を開始したら、すぐの申込みが必須です。

したがって、初期費用に対して不安点があるのであれば、補助金制度を上手く利用できるよう、予め情報収集が必要になります。

水害が多発する地域や塩害地域は設置不可な場合も

V2Hは精密機械ですので、水害や塩害に弱いという特徴があります。

水害に関しては、ごくごく普通の雨程度であれば、もちろん特に大きな問題はありません。

しかし、頻繁に台風が直撃する地域などにお住まいの場合、V2Hの設置に注意しなければなりません。

また、海から1km程度しか離れていない塩害地域にお住まいの場合も、V2Hが設置できない可能性があります。

どちらの場合も、まずは設置業者に確認を取り、しっかり回答してもらった上で設置の有無を決めていけると良いでしょう。

外車はV2Hに非対応であることがほとんど

V2Hの懸念点は、外車は基本的に非対応ということです。

外車が非対応な理由は、V2Hというシステム自体が日本国内向けに開発されたものだからです。

したがって、いま現在外車に乗っている方はV2Hを購入したとしても使い道はないですし、これからV2Hの購入を検討している方は、決められた日本車の中から購入する車を選ばなくてはなりません。

V2H対応車種は意外と少ない現実が!V2H購入前に損がないか確認を!

今回の記事では、V2H対応車種が意外と少ない件、V2Hのメリットとデメリット、V2H導入時の注意点を紹介しました。

V2Hはとても大きなメリットがあるものですが、対応車種が意外と少ないことが分かりました。

外車が対象外なのも、注意しなければなりません。

また、V2Hの購入を前向きに検討する際、初期費用が大きくかかることについての対策をきちんと頭に入れておく必要があります。

せっかく購入するV2Hですから、家族全員がしっかり納得した上で購入に踏み切れると良いでしょう。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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