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太陽光発電と蓄電池のセット価格は?セットがおすすめの理由も解説!

太陽光発電 2024年10月31日更新
太陽光発電と蓄電池のセット価格は?セットがおすすめの理由も解説!

太陽光発電と蓄電池のセットが良いといわれています。

では、セット導入が良いといわれている理由は何なのでしょうか。

今回の記事では、太陽光発電と蓄電池のセット価格の相場、セット導入がおすすめされている理由、単体導入と比べた際のメリットとデメリット、補助金制度について解説します。

ぜひ参考にしてくださいね。

太陽光発電と蓄電池をセットで導入しよう!セット価格の相場はいくら?

太陽光発電と蓄電池をセット導入すると、大きなメリットがあるとされています。

では、セットで購入すると初期費用はいくらほど必要なのでしょうか。

具体的に解説します。

太陽光発電の販売価格

まずは、太陽光発電の販売価格を紹介します。

2022年度の太陽光発電の販売価格は、容量10kW未満で28万円/kWhです。

太陽光発電の一般的な容量は3〜5kW前後なので、初期費用だけで84〜140万円ほどの出費を覚悟しなければなりません。

ここに太陽光発電の設置費用として、30万円ほどが上乗せされます。

蓄電池の販売価格

蓄電池の販売価格は、50〜150万円前後です。

価格に大きな差がある理由は、蓄電池の価格は蓄電容量や性能、出力の大きさなどで変動するからです。

また、太陽光発電同様、この初期費用の他に設置費用として30万円前後がかかります。

セット売りの販売価格

太陽光発電と蓄電池をそれぞれ単独で導入する場合、太陽光発電で114〜170万円、蓄電池で80〜180万円が必要です。

つまり、合計で194〜350万円前後の膨大な費用が必要になるわけです。

しかし、太陽光発電と蓄電池をセット購入すれば、初期費用を大幅に抑えることが可能になります。

初期費用を大幅に抑えることができる理由は、以下のコストを削減できるからです。

  1. 工事費用
  2. パワーコンディショナー代

①に関しては、太陽光発電と蓄電池をセット導入する場合、工事を一括で行うことが可能です。

したがって、工事費を10万円ほど抑えることが可能になります。

②に関しては、太陽光発電と蓄電池を別々で導入した場合、30万円前後かかるパワコンが2台必要になる場合がほとんどです。

しかし、太陽光発電と蓄電池を同時導入した場合、1台で2役を担うパワコンを導入すれば良いだけなので、パワコン1台分の費用30万円が浮くことになります。

さらに、メーカーや販売店によっては、セット購入してくれた人へ向けた還元価格を提示している場合も。

タイミングさえ合えば、セット購入費用がさらにお安くなります。

太陽光発電と蓄電池の価格について!セット導入がおすすめの理由は?

太陽光発電と蓄電池がセットで語られるケースが多いのは、セットで導入したほうが確実にお得だからです。

では、どのような面でお得を感じることができるのでしょうか。

具体的に解説します。

各々のデメリットを補い合うことができるから

太陽光発電と蓄電池のセット導入がおすすめな理由は、各々のデメリットを補い合うことができるからです。

以下の表は、太陽光発電と蓄電池をそれぞれ個々に導入した場合のデメリットになります。

太陽光発電だけを導入した場合蓄電池だけを導入した場合
  • 日中に発電した電力を使い切る必要がある
  • 売電価格が下落したら、太陽光発電を導入した意味を見失う可能性も
  • 災害時は日中しか恩恵を得られず、夜間の停電は避けられない
  • 夜間の割安電力で一日を乗り切らなければならない
  • 災害時は蓄電容量がなくなってしまえば停電を余儀なくされる

導入費用はどちらか一方分で済むので、とても安上がりです。

しかし、上記のようなデメリットがある以上、どちらか一方だけを導入する意味はないでしょう。

以下は、太陽光発電と蓄電池をセット導入した場合に得られるメリットになります。

  1. セット導入なので割引率が高い(初期費用にお得感を見いだせる)
  2. エネルギーの自家消費が可能なので、電気代を節約することができる
  3. 非常時に停電を免れることができる

①については、前章で解説した通りです。

②に関しては、太陽光発電で発電した電力を蓄電池に貯めて自家消費することで、電力会社からの買電量を減らして電気代の節約に努められるというものです。

③に関しては、後述します。

非常時に恩恵を感じやすくなるから

先ほども少し触れましたが、太陽光発電と蓄電池をセット導入すると、非常時に恩恵を感じやすくなるメリットがあります。

電力会社からの送電がストップするほどの災害が発生した場合、家庭で電力を使うことはまずできません。

しかし、太陽光発電があってタイミング悪く悪天候でなければ、家庭に電力を流すことができるのです。

太陽光発電で発電した電力を蓄電池に貯めることで、夜間も家庭で電力を使うことができます。

つまり、太陽光発電と蓄電池をセット導入していれば、非常時に恩恵を感じることができるのです。

太陽光発電と蓄電池の価格!単体導入と比べた際の善悪は?

太陽光発電と蓄電池のセット導入が良いといわれていますが、セット導入した場合、単体導入と比べてどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

具体的に解説します。

単体導入と比べた場合のメリット

セット導入と単体導入を比べた場合、セット導入のほうが優れている点は以下の通りです。

  • エネルギーの自家消費ができて電気代を削減できる
  • 非常時に恩恵を受けやすくなる
  • 比較的割安価格で両者を手に入れることができる

すべて既に解説済みですが、太陽光発電と蓄電池のセット導入が良いといわれているだけあって、どちらか一方を購入するよりも確実にお得です。

単体導入と比べた場合のデメリット

セット導入と単体導入を比べた場合、セット導入のほうが劣っている点は以下の通りです。

  • 初期費用がかかる
  • それぞれにメンテナンス費用がかかる

いくらセット割などがあるとはいえ、やはり単体導入よりもセット導入のほうが初期費用は圧倒的に高いです。

ローンを組める場合もありますが、利子分のお金が無駄になってしまうので、できれば現金で支払いを終えておきたいところ。

また、それぞれにメンテナンス費用もかかるので、長期的に見たランニングコストもセット導入のほうがかかってしまうでしょう。

太陽光発電と蓄電池はセット購入を!価格を抑える補助金制度は?

最後に、国や自治体が実施している補助金制度、代表都市として東京都が実施している補助金制度を紹介します。

国や自治体が補助金制度を実施中

太陽光発電と蓄電池をセットで導入すると、とてつもない膨大な金額が必要です。

したがって、多くの家庭で「我が家にはそこまでのお金はないから、太陽光発電と蓄電池の導入は諦めよう」という話になりますよね。

それを阻止すべく、国や自治体は補助金制度を実施中です。

とはいえ、太陽光発電単体に対する国の補助金制度は、2014年をもって廃止されています。

2022年現在は、省エネ住宅を新築(リフォーム)した人向けの補助金制度や、電気自動車を非常用電源として利用できる設備を整えた人向けの補助金制度などが充実しているので安心してください。

前者は「ZEH補助金」や「DER補助金」と呼ばれるもので、設備費や工事費などに対して補助金が出るものになります。

後者は「V2H補助金」と呼ばれるもので、電気自動車の車種やランクに応じて最大250万円ほどの補助金が出る制度です。

既述の通り、国は太陽光発電単体での補助金制度は廃止していますが、蓄電池に対する国からの補助金制度(Sii補助金)は2022年現在、継続中です。

2022年度に実施されている蓄電池向けの国からの補助金制度(Sii補助金)で受け取れる蓄電池の補助金は、1kWhあたり3.7万円です。

これらの国からの制度に加え、お住まいの自治体で補助金制度を実施している場合は併用が可能になります。

とてもお得に太陽光発電や蓄電池を購入できることが分かりますよね。

東京都の場合の事例を紹介

日本を代表して、東京都が実施している補助金を紹介します。

以下の表は、太陽光発電を設置した際に受け取ることができる補助金額です。

新築住宅の場合(/kW)リフォームの場合
太陽光発電(~3kW)12万円15万円
太陽光発電(3kW~)10万円12万円

蓄電池の補助金に関しては、以下①②のいずれかを受け取ることが可能です。

①4kW以上の太陽光発電と蓄電池を併用している場合

  • 蓄電池………10万円/kW
  • 太陽光発電…20万円/kW

上記いずれかの小さい額を受け取り可能(上限1,000万円)

②4kW未満の太陽光発電と蓄電池を併用or蓄電池のみ設置の場合

  • 10万円/kW
  • 最大80万円/戸li>

制度が充実していることが分かりますよね。

太陽光発電と蓄電池は補助金制度で価格を抑えて購入しよう!

今回の記事では、太陽光発電と蓄電池をセット購入するメリットやデメリット、補助金制度について見てきました。

初期費用が大きくなるセット購入ですが、補助金制度が充実しているので、上手くいけばお値打ち価格で太陽光発電と蓄電池を手に入れることが可能です。

ぜひ効率的に補助金制度を活用していきましょう。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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