パワーウォールは補助金対象外?【メリット・デメリットを紹介】
パワーウォールを導入しようか迷っていませんか?
国内メーカーより価格が安かったり、スタイリッシュなデザインだったりする点も魅力ですよね。
そこで今回の記事では、特徴や性能、メリット・デメリット、補助金について解説していきます。
目次
パワーウォールにしかない!特徴・性能を3つご紹介
パワーウォールの仕様は下記の通りになります。
容量 | 13.5kWh |
定格出力 | 5kW |
サイズ | W753×D147×H1150mm |
重量 | 114kg |
充放電効率 | 90% |
設置場所 | 屋内・屋外 |
保証期間 | 10年間 出力保証70% |
価格(税込) | 149.1万円 |
続いてパワーウォールの特徴・性能について見ていきましょう。
世界最高レベルの安さ
パワーウォールの蓄電池は、13.5kWhの容量が110.5万円にハードウェア機器18.5万円を合わせると149.1万円で導入できます。
蓄電池の価格相場は、1kWhあたり15万〜20万円以下となっています。
同容量の場合、約152万円〜242万円の設置費用がかかります。
対してパワーウォールは、1kWhあたり8万円程度で導入ができるため、安さを実感することができるでしょう。
13.5kWhの大容量を最大10台まで連携できる
1台の容量は13.5kWhあり、10台の連結が可能で135kWhの大容量を実現できます。
工場や店舗・学校などたくさんの電気を使う場面でも、パワーウォールがあれば利用できます。
また4人家族の場合、1日の電力使用量は12〜15kWhのため、1台の設置でも十分な容量です。
蓄電池の厚みは15cm弱のため、専用のスタックキットを使えば3台の縦置きができたり、横並びの設置にしたりも可能です。
更に太陽光発電を組み合わせることで、長い間電気を使用することができるでしょう。
また後付けも可能なので、電気使用量や発電設備によって、台数が決められます。
停電時も高出力で200V家電製品が使える
停電時は5kWの出力の高い家電製品を動かせたり、200VのエアコンやIHクッキングヒーターなどを同時に使用したりすることも可能です。
パワーウォールは全負荷型のため、停電時に家全体の電力が使用できます。
国内メーカーは、特定負荷やコンセントから最低限の電力しか供給することができません。
80A以下のアンペア数であれば全負荷で電力を供給できたり、また80Aより大きい場合でも特定負荷分電を設置したりすることで特定負荷として利用ができます。
パワーウォールの設置で得られるメリット4つ【コスパ最強の蓄電池】
パワーウォールのメリットについて解説していきます。
スマートフォンで簡単操作
専用アプリをダウンロード後、スマートフォンで遠隔操作が可能です。
- 太陽光発電の発電状況
- 家庭の電力使用量
- 蓄電池の充放電状況
- 電力購入量
留守の場合もスマートフォン一台で、運転や制御管理をリアルタイムで行えます。
薄型デザインで場所を取らない
パワーウォールは147mmの薄さで設置場所を取らない設計になっています。
最大3台の縦置きも45cm弱で設置できるため、連結しても場所を取りづらいです。
複数の設置を希望の場合も、最小限のスペースで設置ができ、都心部などの狭小住宅でもコンパクトに設置できるのもポイント。
パワコン内蔵で外観もスッキリ
パワコンが内蔵されているため、配線が見えたり、設置時に金具で外壁を傷つけたりする心配がありません。
また単機能型の蓄電池のため、太陽光発電を設置していないご家庭でも設置が可能です。
費用面で設置できない場合も、パワーウォール一台で電気代の削減や非常用電源として利用できます。
北海道から沖縄まで設置できる
パワーウォールは、-20℃〜50℃の温度まで幅広く対応できます。
寒さの厳しい北海道から、年中暖かい沖縄県まで問題なく使用が可能です。
パワーウォールは、リチウムイオン電池を搭載しています。
高温に弱い欠点がありますが、氷冷式冷却システムを搭載されているため温度管理ができ高温にも強い特徴があります。
パワーウォールは補助金は受けられる?【デメリットを4つご紹介】
パワーウォールのデメリットについて解説していきます。
設置できる業者が少ない
パワーウォールは、テスラの研修を受けた認定業者のみ設置できる蓄電池です。
全国で20社以上の設置業者しかおらず、認定施工店が少なく設置できるエリアが限られます。
認定されてから期間が長い業者に依頼することで、実績も多く経験が豊富のため、施工実績数にも注目して選びましょう。
壁掛け設置の追加費用がかかる
日本の住宅は海外よりも壁の強度が低いため、壁掛け設置には補強費用がかかります。
テスラ公式サイトに本体の設置費用や壁掛けの費用が記載されていません。
設置費用は、見積もり依頼をすることで適正価格がわかります。
また蓄電池の設置工事は、40万円以下となっています。(MRI株式会社三菱総合研究所 蓄電システムをめぐる現状認識 20ページ参照)
設置工事の相場価格を理解しておくだけで、工事費のトラブルを予防することができるでしょう。
塩害地域に設置できない
パワーウォールは、海岸線から1,000m以内の地域に設置ができず、塩害地域の設置に向いていません。
塩害地域に設置した場合、潮風が当たりボルトやネジが錆びつき故障を引き起こします。
海岸から近い場合は、塩害・重塩害対応の蓄電池を導入しましょう。
補助金制度が受けられない
パワーウォールは、補助金制度を受けることができません。
補助金対象になるためには、日本独自の安全基準「JET認証」をクリアしなければなりません。
テスラは、JET認証の申請中のため受理されるまで時間がかかります。
補助金を利用したい方は、認証されるまで待つ必要があるでしょう。
パワーウォールの価格【他社メーカーと比較】
他社との希望小売価格を比較した結果は下記の通りになります。
メーカー名 | テスラ | シャープ | 伊藤忠商事 |
製品名 | パワーウォール | JH-WB1921 | スマートスター3 |
容量 | 13.5kWh | 13kWh (6.5kWh×2台) | 13.16kWh |
希望小売価格(税込) | 149.1万円(ハードウェア込み) | 円520万円(1台260万円) | 410.3万円 |
他の2製品は、パワーウォールの3台分ほどの費用がかかり高額になります。
残念ながら補助金制度は使えませんが、蓄電容量が同じものを安く導入できることが分かりますね。
パワーウォールの値上げは?
パワーウォールは、2020年〜2022年までに値上げを3回しています。
世界的な物流コストや部品コストの上昇、為替変動の影響で高くなっている傾向です。
円高によって今後も値段が上がってしまう可能性があるため、早めに購入するのがおすすめです。
値上げ時期 | パワーウォール本体 | ハードウェア | 合計金額(税込) |
2020年1月 | 82.5万円 | 16.5万円 | 108.9万円 |
2022年5月 | 93.3万円 | 16.5万円 | 120.8万円 |
2022年10月 | 110.5万円 | 18.5万円 | 149.1万円 |
パワーウォールは低価格で高性能【大容量で安心な蓄電池】
パワーウォールは他メーカーより、大容量かつコスパが良い蓄電池です。
2022年に2回の値上げがあり、約30万円も値段が高くなっています。
今後も値上がりの可能性があるため、設置を検討している方はお早めの導入をしてみて下さいね。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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