「需要別ランキング!おすすめ蓄電池メーカー・製品12選!」
「蓄電池は種類が豊富で何が良いのか分からない」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
確かに、種類もメーカーも豊富なため、どの製品が自身に合っているのか分かりにくいですよね。
そこで今回は「蓄電池のおすすめメーカーと製品を需要別に紹介」します。
この記事を読むと
が分かります。
比較検討の参考になるよう丁寧に解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
【ランキングの前に】蓄電池メーカーの選び方を解説
ランキングの前に、蓄電池の選び方を解説します。
蓄電池の選び方は主に3点です。
- 寿命
- サイズ
- 停電時の使い方
蓄電池を購入する前に、自身の需要に合った蓄電池は何かを考えましょう。
寿命
蓄電池には寿命があります。
販売メーカー先や製品ごとに異なるので、しっかり検討しましょう。
蓄電池は残量0%の状態から100%まで充電を行い、再び0%まで使い切るサイクルを1セットとした放充電回数が製品ごとに決められています。
放充電回数を超えた場合、蓄電池が全く使えなくなるわけではありませんが、蓄電容量が徐々に減っていきます。
「必要な場面で必要な効果を得られない」という状況にならないよう、寿命が短い蓄電池を選ぶことは避けましょう。
サイズ
蓄電池のサイズは置く内容でエアコン室外機1台分、屋外用でエアコン室外機2台分が目安です。
事前に採寸をするなど、自身の家に設置スペースがどのくらいあるかを考えて、蓄電池を選んでください。
特に大容量の蓄電池が欲しい方ほど注意が必要です。
なぜなら、容量が大きい蓄電池ほどサイズも大きくなるからです。
「購入した蓄電池を設置できず、結局使えなかった」という状況を防ぐためにも、蓄電池の大きさと設置場所をある程度決めておきましょう。
「蓄電池を設置したいけど場所がない」という方にはコンパクトタイプの蓄電池や壁掛けタイプの蓄電池を購入すると、スペースに余裕が生まれますよ。
停電時の使い方
「停電時でも電力を使いたいから」という理由で蓄電池を購入する方も多いですよね。
ただし、太陽光発電機と蓄電池を購入すれば自由に家電が使えるわけではありませんよ。
蓄電池は容量の他に、停電時の出力電圧も決まっています。
蓄電池のスペック次第では使えない家電が出てくる場合があります。
停電時にどのくらいの電力を使いたいか(日常と比べてどのくらいの生活を送りたいか)を考えて購入しましょう。
基準として、電圧は200v以上のものだとほとんどの家電が使用可能です。
例えば、エアコン、IHヒーター、エコキュートなど。
これらの家電が使えると日常と変わらない生活が送れますよね。
また、同時出力量や停電時の電力復旧方法なども製品ごとに異なるので、購入前にチェックしておきましょう。
おすすめ蓄電池メーカー・製品ランキング
ここからは蓄電池の選び方を基に、おすすめのメーカー・製品を紹介しますよ。
参考にしてみてくださいね。
【長く使える】蓄電池のおすすめメーカー・製品ランキング
蓄電池は100万円を超えるものも多く、一生の中でも高い買い物です。
すぐに壊れたり、劣化したりする製品は買いたくないですよね。
そのため、各メーカーも耐久性には力を入れており、無償の10年保証をつけているメーカーが多いです。
その中でも、長く使えると評判の蓄電池を3つご紹介しますよ。
シャープ「クラウド蓄電池システム」
家庭用蓄電池システムの出荷台数3年連続1位を誇るシャープ。
品質が高く、1万2000回の充放電を行っても容量の7割を維持が可能です。
「クラウド蓄電池システム」は製品名ではなく、シャープの蓄電池に搭載されている機能ですが、
- 単体でも、太陽光システムと連携しても使える
- 大容量、ミドル、コンパクトの3サイズ
- 屋内設置・屋外設置を選べる
- 蓄電池増設も可能
といった特徴があります。
安定した品質に加えて、製品バリエーションが豊富なため、自身の欲しい製品が見つかりますよ。
京セラ「エネレッツァ」
京セラの製品は元々、
- 自然災害保証が15年
- 大容量タイプは対応できる周囲温度(-20~+40℃)の幅が広い
など、過酷な環境でも耐えられる、耐久性の高さが評価されていました。
そんな中、新製品として発売されたのが「エネレッツァ」です。
エネレッツァは電解液を電極に練り込むことで、寿命を従来製品の1.5倍に伸ばしています。
もちろん、寿命が伸びただけではありません。
より安全かつ低コストを実現しているので、製品としてのスペックが大きく向上していますよ。
「日経優秀製品・サービス賞2020 日経産業新聞賞」を受賞するなど、住宅用用蓄システム以外の分野でも注目されている商品です。
エリーパワー「HYバッテリー」
こちらもシャープ同様、蓄電池の具体的な製品名ではありません。
「HYバッテリー」はエリーパワー製の蓄電池に搭載されているリチウムイオン蓄電池の名前です。
基本的にエリーパワー製の蓄電池は全てこのバッテリーを使用しています。
HYバッテリーの特徴は圧倒的な耐久性です。
17,000回の充放電サイクルを行っても電池容量は70%をキープできる長寿設計。
長期間にわたって、安定したパフォーマンスが期待できます。
また、使用可能温度範囲も「-20度~60度」と幅広く、
屋内、屋外問わず設置できるため、使い勝手も良いですよ。
【コンパクト】蓄電池のおすすめメーカー・製品ランキング
ここではコンパクトな蓄電池を3つ紹介します。
軽量ながらも機能性も申し分なしの蓄電池を取り上げていますよ。
オムロン「KPAC-Bシリーズ」
軽量型であることで有名なオムロンの蓄電池ですが、一番軽量のタイプが「KPAC-Bシリーズ」です。
場所を取らないコンパクトさはもちろん、災害にも強い設計となっています。
蓄電池は屋内設置ができるサイズ感。パワーコンディショナは屋外の壁掛けタイプです。
これによって、水害が発生しても水没するリスクが低くなっています。
また、地震などのトラブルが発生しても壊れにくく、
緊急事態でも活躍できるように作られています。
サイズを取らず、いざというときでも役に立つ蓄電池ですよ。
エリーパワー「POWER YIILE 3」
エリーパワーの単機能型蓄電池「POWER YIILE 3」は蓄電容量が2.5kWhの蓄電池です。
この製品は従来製品の蓄電容量を維持したまま、従来製品の20%の軽量化に成功しています。
さらに、高出力化・静音化も実現しており、総合効率を約40%向上させる進化を遂げました。
可搬型のため、使い勝手がよく、コンパクトな蓄電池をお求めの方にピッタリの製品です。
長州産業「スマートPV」
「容量はある程度欲しいけど、コンパクトな蓄電池を探している」という方におすすめなのが、長州産業の「スマートPV」です。
蓄電容量は6.5kWhで、同等容量では世界最小・最軽量クラスの製品です。
ユニットの重量は約52kgの軽量型。
体積は17%減らすことに成功していますよ。
通常、6.5kWhの容量であれば、クレーンでの運搬や基礎工事等の大掛かりな設置工事が必要な場合が多いです。
しかし、スマートPVは工事の必要がありません。
これまで設置できなかった都市部の狭小地にも設置が可能ですよ。
【停電時に活躍】蓄電池のおすすめメーカー・製品ランキング
「停電時にどのような働きができるか」も蓄電池選びの大切なポイントです。
ここでは停電時に大活躍間違いなしの蓄電池を3つに絞って紹介します。
伊藤忠商事「スマートスターL」
停電時に活躍するのが伊藤忠商事が製造する蓄電池「スマートスターL」です。
「全負荷型」と呼ばれる停電時のバックアップシステムで、快適に過ごせますよ。
多くの蓄電池は「特定負荷型」というシステムを採用していて、停電時は限定したコンセントしか使えません。
一方のスマートスターLは、全てのコンセントに電気を送ることができます。
停電時に使いたい部屋で使いたい家電を使えるのは非常に便利ですよね。
出力が200Vありますし、停電時でも太陽光発電稼働ができる点でも、スペックが高く緊急事態のときも心強い蓄電池です。
パナソニック「創蓄連携システム」
パナソニック製蓄電池に搭載されている「創蓄連携システム」は停電時に重宝されおり、種類が豊富なのが特徴です。
「創蓄連携システム」とは太陽光発電と蓄電池を上手く連携させ、効率よく電気が使用できるシステムのことです。
停電時は
「昼間の電気を蓄電池に貯める→夜間に電気を使用する→翌日の昼間に電気を貯める」
というサイクルができるため、停電期間が長引いても快適な暮らしが実現できますよ。
また、自身の需要に合わせて、創蓄連携システム搭載の蓄電池が選択可能です。
定番の「システムS」からシステムSに機能性や容量に改良を加えた「システムS+」、あとから蓄電池を取り付けできる「システムR」、容量が11.2kWhと大容量の「据置タイプ」まで4種類。
豊富な種類から選べることもパナソニック製の強みです。
田淵電機「アイビス」
田淵電機が製造している蓄電池「アイビス」も停電時におすすめですよ。
というのも、停電時に手間が全くかからないためです。
停電した場合、一般の回路に接続した機器は自動的に遮断されます。
バックアップ用分電盤に接続されている機器にのみ、自動で電気が供給されるので、面倒な手間が一切必要ありません。
停電はめったに起こらないため、設定方法も忘れがちですよね。
アイビスは停電時、復旧後と自動で切り替えてくれるので安心ですよ。
【機能性】蓄電池のおすすめメーカー・製品ランキング
ここからはその蓄電池ならではの機能性を持った蓄電池を紹介します。
それぞれの蓄電池に特徴はありますが、以下の3つは中でも際立った機能を持っている蓄電池です。
ぜひ購入の参考にしてみてくださいね。
オムロン「マルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズ」
2020年10月に発売された「マルチ蓄電プラットフォームKPBP-Aシリーズ」は機器を組み替えることで様々な役割を担うことができる蓄電池です。
対応できる役割は単機能型、ハイブリッド型、全負荷対応型の3種類。
機器の後づけによって可能なので、買い替える必要がなく、ライフスタイルに合わせて変更が出来ますよ。
オムロンの特徴であるコンパクトさは維持したまま、9.8kWhと16.4kWhの大容量を実現しています。
ネットワーク接続も問題なく行え、電力の効率化も可能ですよ。
ニチコン「トライブリッド蓄電システム」
ニチコンの蓄電システム「トライブリッド蓄電システム」は様々な機能がある蓄電池ですが、「電気自動車を使用しており、家庭で充電がしたい」と考えている方には特におすすめです。
太陽光発電の電気を蓄電池に貯め、電気自動車の充電に使用することができますよ。
日々のエネルギーコストを0円にすることで、別のことにお金が使えるので、暮らしが豊かになりますよね。
蓄電池の増設もできるため、暮らしの変化にも対応可能です。
地球規模の環境問題、日本のエネルギー問題から家庭の未来まで、地球にも家庭にも優しい蓄電システムとなっています。
パナソニック「システムR」
先ほど、パナソニック製蓄電池の創蓄連携システムを紹介しましたが、特に優れた機能性を持っているのが「システムR(パワーコンディショナR)」です。
- 太陽光発電を余すことなく活用できる創蓄連携システム対応
- 蓄電池を後付けできる
という2点が大きな強みです。
パワーコンディショナ単体として使用しつつ、ライフスタイルに合わせて蓄電池の導入も検討できますよ。
そして、停電時には同時に2.0kVAの出力も可能なので、ストレスなく家電が使えることも嬉しいポイントです。
システムRは万が一の事態、将来を見据えて使用できる蓄電池となっています。
ランキングは参考程度!蓄電池メーカー・製品は自身に合ったものを
今回は蓄電池の「蓄電池のおすすめメーカーと製品を需要別に紹介」しました。
ただし、今回のランキングは参考程度の情報ですよ。
一番大切なのは「あなたがどんな製品を求めているか」ということです。
専門家に相談しつつ、あなたが納得できる製品選びを行ってくださいね。
リノベステーションではオムロンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
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