電力自由化とは?メリットやおすすめの新電力会社を紹介!
2016年の「電力自由化」により、誰でも自由に電力会社が選べるようになったことはご存じでしょうか?
自由に契約できるとはいえ、「手続きが面倒そう…」「本当に安くなるの?」などの懸念や疑問から、いまだに従来の大手電力会社と契約し続けている方も多いことでしょう。
そこで本記事では、「電力自由化の特徴のおさらい」や「意外とかんたんな切り替え手続き」、「電力会社を切り替えるメリット・デメリット」について徹底解説していきます。
記事の後半には「2023年に切り替えるべき、おすすめの3つの新電力会社」の特徴やプラン内容もご紹介していますので、電気代節約に興味がある方はぜひご一読くださいね!
目次
電力自由化とは?お得な新電力会社への切替方法もわかりやすく解説!
まずはじめに、「電力自由化」という用語の概要・特徴や、実際に電力会社を切り替える際の手順を解説していきます。
電力自由化や新電力会社の特徴を解説!各家庭にどんな変化が起こる?
「電力自由化」とは、「東京電力」などの大手のみが販売可能だった「電気」が、2016年の法案改正によりさまざまな事業者から買えるようになった状況を表す言葉です。
自由化により数多くの「新電力会社」と呼ばれる事業者が参入したことで、各家庭のニーズや使い方に合わせて最適な電力プランを選べるようになりました。
新電力会社の電力プランは大手より「基本料金が安い」「従量料金もお得」など有利であることも多く、契約を切り替えるだけで毎月の光熱費を節約できます。
新電力会社への切り替えは意外とかんたん!【手続きの流れを解説】
電力会社の切り替えは「電話やネット手続き」などでかんたんに完了するうえに、現在契約中の電力会社への「解約手続き」も基本的には新しい電力会社が代行してくれます。
手続きする際には「供給地点特定番号」やお客様番号などを聞かれる場合がありますので、電気の検針票や請求明細などを準備しておくとスムーズに話が進むでしょう 。
旧型のメーターが設置されている場合は「スマートメーター」への交換が必要になりますが、作業は10分〜15分程度で済みますし、工事料金などもかかりません。
電力自由化で電力会社を切り替えるメリット・デメリットとは?
2016年の電力自由化により、電力会社選びの幅が広がりました。
切り替える前に確認しておきたいメリット・デメリットについて、以下にくわしく解説していきます。
【メリット①】大手電力会社より電気代を安くできる
電力会社を切り替える最大のメリットは、いままで契約していた大手電力会社より、「基本料金」や「従量料金」が安いプランを選べることです。
たとえば、「Looopでんき」には「基本料金が0円」のプランがありますし、多くの新電力会社は「大手の従量料金より1kWhあたり2円〜5円安い」プランを用意しています。
さらに、切り替えキャンペーンなどで「数千円分のポイント」がもらえる点も見逃せないメリットです。
ポイントの種類も「楽天やAmazon」など使いやすいものが多く、家計の手助けになってくれるでしょう。
【メリット②】エコな発電方法の電力会社も選択できる
電力会社を切り替えるもうひとつのメリットとして、いわゆる「再エネ100%プラン」を選べば「石油や石炭に頼らないクリーンな電気が使える」という点が挙げられます。
再エネ100%プランとは、太陽光や風力・水力発電などで生み出されたエコな電気を家庭に供給する電力プランのことであり、契約するだけでCO2の削減に貢献できます。
電力会社によっては、料金の一部を「森林保護団体」や「環境保護団体」に寄付するプランも用意されているほか、料金設定も大手より安い「いいとこ取り」なプランも選べます。
【デメリット①】プランによっては大手電力会社より割高になる
電力会社を切り替えるデメリットは、最近人気の「市場連動型」を選ぶと、場合によっては大手電力会社の従量料金プランより割高になる可能性があることです。
市場連動型プランとは、電気の市場価格を決定する「日本卸電力取引所(JEPX)」の相場に合わせて電気代が変わるプランのことで、新電力会社だけでなく大手も採用しています。
市場価格が上がれば電気代が増えるデメリットがある市場連動型プランですが、反対にいえば「従来のプランより安くなる可能性」も充分あるため、一概にやめたほうがいいとは断言できません。
【デメリット②】新電力会社は突然倒産するリスクもある
電力会社切り替えのもうひとつのデメリットとして、創業したばかりの新電力会社を選ぶと、倒産により突然サービスが終了するリスクがあることが挙げられます。
電力会社が倒産した場合は違約金などは発生しないため経済的なデメリットはないものの、代わりの電力会社を探して契約しなおす手間はできれば避けたいものですよね。
「営業年数の長い会社を選ぶ」「大企業が資本出資している会社を選ぶ」など、倒産リスクの少ない電力会社を選ぶ方法は複数ありますので、契約前にはしっかり確認しておきましょう。
2023年に切り替えるべき「3つのおすすめ新電力会社」をご紹介!
さいごに、2023年に電力会社の切り替えを検討している方におすすめな、3つのお得な新電力会社の特徴やプラン内容をご紹介していきます。
【おすすめ①】基本料金0円プランが好評の「Looopでんき」
独立系の新電力会社としては国内No.1の電気供給量を誇る「Looopでんき」は、「基本料金0円」かつ「30分ごとに電気代が変わる」ユニークでお得なプラン構成が強みです。
30分ごとに変わる電気代はスマホアプリの「でんき予報」である程度予測できるため、割安な時間帯に使用量を集中させることで効率よく光熱費を節約できます。
また、Looopでんきには「解約手数料」や「最低契約期間」などの解約デメリットが一切ないため、「はじめて新電力会社へ切り替える方」でも気軽に契約できる点も魅力です。
【おすすめ②】電気とガスのセット契約がお得な「東京ガス」
現在までに300万件以上の契約実績を持つ「東京ガス」の電力プランは、ガスと電気の契約をまとめることで基本料金や従量料金が安くなる点が強みです。
「基本プラン」の「ガス・電気セット割」なら毎月の電気代がいつでも0.5%割引になるほか、従量料金や基本料金も大手より安く設定されています。
東京ガスは新規契約者の基本料金が「1か月無料」になるキャンペーンをひんぱんに実施しており、解約料などもかからないため、一度は試す価値がある電力会社といえます。
【おすすめ③】電気を使うほど安くなる「TERASELでんき」
伊藤忠グループ資本の安定した供給力が魅力の「TERASELでんき」は、電気使用量が多いほど料金がお得になる「超TERASELでんき」プランが人気を集めています。
超TERASELでんきプランは、基本料金や第1段階料金は大手と同じものの、第2段階から大幅に割引されるため、「毎月120kWh以上」電気を使う家庭には特におすすめです。
さらに、TERASELでんきは毎月の請求額に応じて「楽天ポイント」がもらえるほか、契約時にはAmazonギフト券などのプレゼントも実施しています。
【まとめ】電力自由化で電力会社の自由選択が可能に!今すぐ検討しよう
本記事でくわしく解説してきた「電力自由化」や「電力会社を切り替えるメリット」についての重要ポイントを、もう一度以下にまとめていきます。
- 2016年の電力自由化により、さまざまな電力会社のプランを自由に選べるようになった
- 電力会社の切り替えは電話やネットで気軽にできるうえに、解約手続きも代行してもらえる
- 新電力会社のプランは、大手より基本料金や従量料金が安く設定されていることが多い
- 電力会社によっては突然倒産するリスクもあるため、実績ある安定した会社を選びたい
- 新電力会社は契約時に「数千円分のポイント還元」などのキャンペーンを実施している場合も多い
新電力会社の料金プランは「大手より割安」で「解約時の違約金もゼロ」であることが多いため、お試しで契約し、自分に合わなければ解約する方法もおすすめです。
電力会社の切替後も、流れる電気の質や「停電復旧までの時間」などは変わらず安心ですので、まずは気軽に電話やチャットなどで、気になる新電力会社に相談してみてはいかがでしょうか?
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この記事の監修者
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