エコワンの魅力は?類似製品との違いや特徴・デメリットを解説!
給湯器の中でも、特にメリットが多いとされるエコワンが流行っていますが、どういう特徴があるのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、エコワンの概要を紹介するのはもちろん、エコキュートやエコジョーズとの違い、エコキュートの魅力やデメリットを紹介します。
目次
エコワンの魅力とは?エコワンの概要や類似製品との違いを紹介!
まずは、エコワンの概要を紹介すると共に、エコワンと似ているエコキュートとエコジョーズとの違いを紹介します。
エコワンはハイブリッド給湯器!
エコワンは、ハイブリッド給湯器です。
給湯器といえば、ガス給湯器や電気給湯器を連想するかと思います。
これらは、ガスと電気のどちらかを使って給湯するものですね。
しかしエコワンは、省エネ電気給湯器のようにヒートポンプを使ってお湯を作る機能と、ガス給湯器のように瞬間的にお湯を作る機能を兼ね揃えているハイブリッド給湯器になります。
エコワンでお湯を使う場合、省エネ電気給湯器の特徴でもある貯湯タンクにお湯を貯め、そこから出てくるお湯に水を加えて、ある程度の水温にしてから家庭で使います。
貯湯タンク内の湯量が少なくなったら、ガス給湯器で瞬時にお湯を沸かすことができるので、省エネ電気給湯器のように貯湯タンクの残りの湯量を気にして生活する必要はありません。
エコワンとエコキュートの違い
エコワンとエコキュートの違いを紹介します。
エコキュートは電気給湯器の一種で、多くの場合オール電化家庭で採用されています。
エコキュートの最大の特徴は、大気中の熱をヒートポンプユニット内にある熱交換器でお湯に変えること。
作られたお湯は貯湯タンクに貯められ、そのお湯を1日かけて使っていくというシステムです。
一般的には、夜間の割安電力を使用して給湯するので、電気代の大幅削減が見込めます。
さらに、大気中の熱を使用して給湯するため非常にエコで、地球環境のために一役買うといわれています。
エコワンとエコジョーズの違い
エコジョーズは、従来のガス給湯器で捨てられていた排熱を再利用して給湯するシステムです。
つまり、無駄を最小限にすることができ、非常にエコだといわれています。
給湯時にかかるガスの使用量を減らすことができるので、ガス代の節約も見込めると話題になっています。
エコワンにはどのような特徴がある?魅力的な特徴6選!
続いて、エコワンにはどのような魅力があるのか、主な特徴を6つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
特徴①省エネ性能が高い
エコワンの魅力的な特徴として、省エネ性能が高いということが挙げられます。
エコワンは言うならば、エコキュートとエコジョーズの良いところ取りをしている商品です。
エコキュートとエコジョーズは省エネタイプの給湯器ですから、エコワンの省エネ性能が高いのは当然といえます。
省エネ性能が高いということは、光熱費の削減が期待できる他、地球環境問題への対策としても有効だということ。
大きなメリットといえますよね。
特徴②オール電化にする必要がない
エコワンの魅力的な特徴は、オール電化にする必要がないことです。
前章で、エコキュートはオール電化家庭で人気になっている商品と紹介しました。
しかし、オール電化にすることに対して、難色を示している方も多いでしょう。
ライフラインを1本化するというのは、何かしらのトラブルが生じた場合、家庭の全てのライフラインが止まってしまうということですから、当然といえば当然ですね。
ただ、エコワンはエコキュートとエコジョーズの2つの機能を兼ね揃えているものなので、オール電化にする必要はありません。
むしろ、オール電化にしてしまった場合、エコワンを使うことはできません。
特徴③電気代とガス代の両方の削減ができる
電気代とガス代の両方の削減ができるのも、エコワンの魅力的な特徴の1つです。
エコワンはエコキュート機能とエコジョーズ機能が備わっているハイブリッド給湯器。
だからこそ、電気代とガス代の両方の削減が期待できるのです。
電気代もガス代も年々高騰傾向にありますから、その両方で請求額の削減が期待できるのは嬉しい特徴といえるでしょう。
特徴④災害時も安心した生活を送ることができる
災害時も安心した生活を送ることができるのも、エコワンの魅力的な特徴の1つです。
エコワンは、お伝えしている通りガスと電気の両方を必要とします。
つまり、災害時にガスの供給がストップした場合は電気が使え、電気の供給がストップした場合はガスが使えます。
災害時にライフラインのどちらかが問題なく使えるのは、とても安心できるでしょう。
特徴⑤エコキュートやエコジョーズよりも光熱費が安くなる
エコワンは、エコキュートやエコジョーズよりも光熱費が安くなるという特徴もあります。
たとえば、エコワンとエコキュートの年間光熱費を比べた場合、エコワンのほうが35,000円ほど安いというデータも。
エコワンとエコジョーズの年間光熱費を比べた場合、エコワンのほうが7万円ほども安いというデータもあるのです。
電気代やガス代が年々高騰しているので、光熱費の支払い額が安くなるというのは、とても嬉しいメリットといえるでしょう。
特徴⑥日中も電気代を気にせずに生活ができる
エコワンは、日中も電気代を気にすることなく、快適な生活を送ることができる特徴があります。
オール電化家庭やエコキュートを所有している家庭は、深夜が割安電力になる一方、日中が割高電力になります。
つまり、日中に使う電力を最小限に留める必要があるのです。
しかし、エコワンでは、1日の中で電気代単価に変動はありません。
つまり、1日を通じて快適な生活を送ることができるのです。
エコワンが欲しい!エコワンの主なデメリットは何がある?
最後に、エコワンの主なデメリットを紹介します。
メリットしかないと思われるエコワンには、一体どのようなデメリットがあるのでしょうか。
デメリット①初期費用が高い
エコワンの最大のデメリットは、初期費用が高いことです。
具体的にどれくらいの初期費用が必要なのかは、以下の表をご覧ください。
初期費用 | |
エコワン | 60~80万円 |
エコキュート | 30~70万円 |
エコジョーズ | 13~25万円 |
従来のガス給湯器 | 10~20万円 |
エコワンは、似たような設備のエコキュートやエコジョーズはもちろん、従来のガス給湯器に比べて初期費用が高いことがわかります。
ハイブリッド給湯器というだけあって、初期費用の高さは仕方ないといえるでしょう。
ただ、前章で紹介した通り、エコワンを所有することで、毎月の光熱費は大幅削減が可能です。
初期費用を取るのか、毎月の光熱費を取るのか、どちらかを選択してエコワンを購入するのか、エコキュートやエコジョーズを購入するのかを検討できると良いでしょう。
デメリット②光熱費が高い家庭でしか恩恵を受けられない
エコワンのデメリットとして、光熱費が元々高かった家庭でしか恩恵を受けられないというのもあります。
紹介した通り、エコワンは初期費用が高いです。
したがって、毎月の光熱費をどれだけ浮かせられるかが、エコワンでメリットを実感できるポイントになります。
毎月の光熱費の削減を大きく期待できるのは、光熱費が元々高い家庭です。
したがって、エコワンは単身世帯や夫婦2人暮らしなど、光熱費があまり高くない家庭には不向きといえます。
エコワンが欲しい!メリットとデメリットを天秤にかけて検討しよう!
今回の記事では、エコワンの概要やエコキュート、エコジョーズとの違い、エコワンの魅力的な特徴やデメリットを紹介しました。
ハイブリッド給湯器というだけあって、様々な魅力が詰まっているエコワン。
しかし、初期費用が高いというデメリットがあるので、単身世帯など、光熱費が元々安い家庭にはおすすめできません。
エコワンの購入を検討しているのであれば、メリットとデメリットを天秤にかけ、しっかりと検討することをおすすめします。
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この記事の監修者
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