IHコンロはデメリットが多い?メリットやガスコンロとの比較も!
オール電化などで流行りのIHコンロ。
スタイリッシュな見た目なので、物が多くて汚く見えがちなキッチンもパッと華やかな印象になるとして話題ですよね。
しかし、IHコンロにはデメリットが多いという噂があるのです。
一体どういうことなのでしょうか。
そこで今回の記事では、IHコンロのデメリットとメリット、ガスコンロとの光熱費の違いを紹介します。
IHコンロの導入を検討している方、必見です。
目次
IHコンロが欲しい!主なデメリットには何がある?
IHコンロが欲しいと考えている方も多いでしょうが、世間でいわれているIHコンロのデメリットが気になってしまいますよね。
そこで今回の章では、IHコンロにある主なデメリットを6つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
デメリット①調理器具を新調する必要がある
IHコンロのデメリットとして、調理器具を新調する必要があることが挙げられます。
具体的には、IH対応と記載されている調理器具を購入する必要があります。
IH対応と記載されていないものを使うと、しっかり加熱されないのはもちろん、IHコンロの破損にも繋がる恐れがあるので注意してください。
デメリット②調理器具の寿命が短い
調理器具の寿命が短いのも、IHコンロのデメリットです。
IHコンロでは、天板と接している鍋底部分が発熱して、鍋に入っている具材を加熱していく仕組みになります。
したがって、調理器具の鍋底がしっかり平らでなくてはならないのです。
一方でガスコンロは、鍋底が変形していても、直火が鍋に伝わりさえすれば具材を加熱することができます。
だからこそ、IHコンロは調理器具の寿命が短くてデメリットだといわれているのです。
デメリット③火加減がわかりにくい
IHコンロには、火加減がわかりにくいというデメリットもあります。
多くの人が一度は使ったことがあるであろうガスコンロとは違い、IHコンロは直火を使用しません。
火加減を調整できるボタンはあるものの、具体的に火の大きさがどれくらい変わったのかを目視できないのです。
ガスコンロに慣れている方ほど、IHコンロの火加減がわかりにくいというデメリットを痛感してしまうことでしょう。
デメリット④子どもに火の怖さを教えにくい
子どもに火の怖さを教えにくいというのも、IHコンロのデメリットです。
先ほどのデメリット③で紹介した通り、IHコンロは直火が出ません。
つまり、我々大人が「怖いもの」と認識してきた「火」を知らずに大人になる可能性があるのです。
デメリット⑤停電時に使えなくなる
IHコンロは、停電時に使えなくなるというデメリットがあります。
IHコンロは、電気の力を使って稼働します。
だからこそオール電化家庭で多く採用されているのですが、ひとたび停電が発生すると、IHコンロも当然のごとく稼働できません。
停電時に調理が一切できないとなると、とても大きな不便を強いられてしまうことでしょう。
デメリット⑥導入費用が割高
導入費用が割高というのも、IHコンロのデメリットです。
IHコンロはデメリットだけじゃない!主なメリットには何がある?
続いて、IHコンロにある主なメリットを4つ紹介します。
ぜひデメリットと照らし合わせてみてください。
メリット①火災の心配が少なく済む
IHコンロのメリットとして、火災の心配が少なく済むことが挙げられます。
直火を使うガスコンロでは、調理中に何かしらのアクシデントが発生して火災になるリスクがあります。
しかし、IHコンロではそのようなリスクはありません。
ただ、鍋の中にある具材が焦げ付いたことによる火災のリスクはあります。
IHコンロだからといって、火災対策を侮ってはなりません。
メリット②コンロの掃除が楽
コンロの掃除が楽というのも、IHコンロのメリットです。
IHコンロはフラットな作りになっているため、サッと一拭きで掃除が完了します。
掃除に手間がかからないので、調理後に毎回掃除ができ、毎日きれいな環境で調理ができることでしょう。
メリット③キッチンが熱くなりにくい
IHコンロのメリットとして、キッチンが熱くなりにくいというのも挙げられます。
IHコンロは、天板と接している鍋底にしか熱を発しないため、熱効率が90%といわれています。
つまり、発している熱のほとんどが鍋に向かっているため、キッチンが熱くなりにくいのです。
一方、ガスコンロの熱効率は50%前後といわれています。
つまり、直火の半分が鍋に伝わらずキッチンという空間に伝わっているのです。
だからこそ、ガスコンロはキッチンの周りが熱くなりやすいのです。
メリット④調理の匂いが充満しにくい
調理の匂いが充満しにくいというのも、IHコンロのメリットです。
先ほどのメリット③の理由により、調理の匂いが部屋中に充満することはありません。
どうしても匂いが発生してしまう揚げ物をする場合も、部屋に匂いが充満することを防げるのは嬉しいメリットといえるでしょう。
メリット⑤グリル機能が充実している
IHコンロは、グリル機能が充実しているというメリットもあります。
グリルと聞くと「魚を焼くもの」と認識している人も多いのではないでしょうか。
しかし、最新のIHコンロのグリルは、もちろん魚を焼くこともできますが、ピザを切らずに丸ごと焼いたり、背の高いチキンなどを焼いたり、クッキーなどを焼くことも可能です。
グリル機能の充実度に関しては、メーカーやIHコンロの種類ごとに異なるので、気になるIHコンロを見つけ、積極的に調べていけると良いでしょう。
IHコンロはデメリットが多い?!ガスコンロとの光熱費の違い!
IHコンロにはデメリットが多いという噂がありますが、一概にはいえないことがわかりました。
では最後に、IHコンロとガスコンロの1kWhあたりの光熱費の違いを紹介します。
どちらがどれくらい割安なのでしょうか。
ぜひ参考にしてください。
IHコンロでかかる1kWhあたりの電気代
まずは、IHコンロでかかる1kWhあたりの電気代の平均を紹介します。
IHコンロを使う家庭は、ガス契約をしないオール電化が多いかと思います。
したがって、夜間に買電する分が割安電力で、日中に買電する分が割高という電力プランを契約する必要があるでしょう。
つまり、IHコンロをいつ使うかによって、かかる光熱費は大きく変わってきます。
蓄電池などを所有している家庭では、夜間の割安電力を蓄電し、それを日中に使うことが可能です。
つまり、IHコンロをいつ使っても、基本的には電気代の削減が期待できるでしょう。
しかし、蓄電池などを所有していない家庭では、日中にIHコンロを使うと電気代が割高になってしまう恐れが考えられます。
東京電力エナジーパートナーのオール電化プランでは、午前1時から午前6時までの1kWhあたりの電気代単価は17.78円、その他の時間帯の1kWhあたりの電気代単価は25.80円です。
4人家族では、1か月にかかるIHコンロの光熱費は1,020円前後といわれていますから、できるだけ蓄電池などを利用し、割安電力を使える環境下でIHコンロを使っていけると良いでしょう。
ガスコンロでかかる1kWhあたりのガス代
ガスコンロでかかる光熱費は、お使いのガスが都市ガスなのかプロパンガスなのかによって異なります。
都市ガスを利用している場合、1kWhあたりのガス代は12.4円です。
先ほど紹介した電気代単価に比べて割安なことがわかります。
一方、プロパンガスの1kWhあたりのガス代は20.5円と割高です。
プロパンガスを利用している家庭では、思い切ってオール電化に切り替えたほうが家計のためになるかもしれません。
IHコンロはデメリットもあるがメリットもある!要検討しよう!
今回の記事では、IHコンロにはデメリットとメリットの両方があることを紹介しました。
良くない噂があるIHコンロですが、それはガスコンロにもいえること。
万人受けする商品はこの世に存在しないので、ぜひ妥協点を見つけてIHコンロにするのかガスコンロのままいくのかを決められたら良いのではないでしょうか。
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この記事の監修者
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