【改訂版】ジンコソーラーの太陽光パネルを徹底解剖!
太陽光発電システムは、メーカーによって特徴が異なり、太陽光発電システムを導入する際には、メーカー選びから始まると言っても過言ではありません。
そこで、今回は売り上げを伸ばしているメーカーの一つである「ジンコソーラー」の太陽光発電システムについて解説します。
目次
ジンコソーラーは中国にある太陽光パネルメーカー
ジンコソーラーは、中国に本社を置く太陽光パネルメーカーで、日本にも支社があります。
ジンコソーラーは、2021年から急激に売り上げを伸ばしているメーカーであり、2021年から2023年までの2年間で太陽光パネルの販売数が倍増しているメーカーです。
ジンコソーラーは、2006年に設立され、中国や日本のみならず韓国、ベトナムインドなど世界各国に14の海外支社を展開しています。
ジンコソーラーの太陽光パネルの特徴は?
近年急激に売り上げを伸ばし続けているジンコソーラーの太陽光パネルの特徴は、以下の3つです。
- 両面発電パネル
- 第三者による品質試験
- 産業用として日本で導入実績あり
それぞれ詳しく解説します。
特徴① 両面発電の太陽光パネルも販売中
ジンコソーラーでは、従来の片面発電の太陽光パネルに加えて、両面発電の太陽光パネルを販売しています。
両面発電の太陽光パネルは、その名の通り両面で発電することができ、片面発電の太陽光パネルに比べて、発電量を増やすことができます。
屋根が狭かったり、導入できる太陽光パネルの枚数が少なかったりする場合には、両面発電の太陽光パネルを導入することで、少ないパネル枚数で発電量を増やすことが可能です。
特徴② 第三者機関による品質試験
ジンコソーラーでは、自社の品質試験に加えて、第三者機関による品質試験を実施しています。
海外メーカーの太陽光パネルとなると、品質に不安を抱く人も多いです。
しかし、ジンコソーラーの太陽光パネルは、国際的に権威のある第三者機関で検査を行っている点を知ると、安心できる人も多いのではないでしょうか。
特徴③ 産業用として日本でも導入実績あり
ジンコソーラーの太陽光パネルは、高い技術力を誇ります。
他メーカーに比べると「ホットスポットのできにくさ」は、ジンコソーラーが秀でていると言えるでしょう。
ホットスポットとは、太陽光パネルの一部分が影になることにより、太陽光パネル全体の発電量が落ちたり、パネルが発熱したりする現象のことを指します。
ホットスポットができにくいなど、比較的技術力が高いジンコソーラーの太陽光パネルは、日本でも産業用として多くの導入実績があります。
ジンコソーラーの販売製品と保証は?
ジンコソーラーは、太陽光発電システムに加えて蓄電池を販売しています。
本記事では、ジンコソーラーが取り扱っている太陽光発電システムに加え、蓄電池を紹介します。
また、それぞれの保証についても触れていますので、太陽光発電システムの導入の参考にしてみてください。
ジンコソーラーの太陽光パネル
ジンコソーラーの太陽光パネル「Tiger Neo」は、片面発電の太陽光パネルに加え、両面発電の太陽光パネルも販売されています。
それぞれの変換効率などの情報は以下の表の通りです。
ジンコソーラーから販売されている3種類のパネルは、どのパネルも変換効率が21%を超えています。
高い発電効率を誇る太陽光パネルは、ジンコソーラーの強みだと言えるでしょう。
型番 | 変換効率 | 出力 |
78HC-BDV | 21.82% | 610W |
72HC(両面発電パネル) | 22.3% | 575W |
72HC-BDV | 22.1% | 570W |
ジンコソーラーの蓄電池
ジンコソーラーでは、太陽光パネルに加えて蓄電池を販売しています。
ジンコソーラーで取り扱っている蓄電池の容量は、6・9・12kWhです。
日常使用から、万全な停電対策まで可能になる豊富な容量展開が魅力です。
型番 | 蓄電容量 | サイクル寿命 | 重量 |
JKS-JP-RESS-6kWh | 6kWh | 12000サイクル | 159kg |
JKS-JP-RESS-9kWh | 9kWh | 12000サイクル | 198kg |
JKS-JP-RESS-12kWh | 12kWh | 12000サイクル | 237kg |
ジンコソーラーの保証
ジンコソーラーでは、太陽光発電システムと蓄電池、それぞれに手厚い保証が付帯しています。
特に、太陽光パネルの出力保証は30年と長期的なことが特徴です。
出力保証の30年は、他のメーカーに比べても長いので、安心して太陽光パネルを導入できると言えるでしょう。
製品 | 保証内容 |
太陽光パネル | 出力保証:30年(リニア方式) 製品保証:12年 |
蓄電池 | 15年保証 |
ジンコソーラー太陽光パネルのメリットは?
ジンコソーラーの太陽光パネルのメリットは、以下の3つです。
- 両面発電パネル
- 蓄電池の販売
- 日本に本社がある
それぞれ詳しく解説します。
メリット① 両面発電パネルで発電量アップ
ジンコソーラーの両面発電パネルを導入することで、発電量を増やすことができます。
2024年現在、両面発電パネルを取り扱っているメーカーは少なく、両面発電の太陽光パネルを導入する場合にはメーカーが限られてしまいます。
ジンコソーラーは、両面発電パネルを取り扱っている数少ないメーカーなので、パネル一枚一枚の発電量を増やしたい場合には有力候補となるでしょう。
メリット② 同メーカーで蓄電池を購入することも可能
ジンコソーラーでは、太陽光パネルに加えて蓄電池の取り扱いがあります。
太陽光発電システムと蓄電池を併用することで、大幅な電気代の節約や停電対策が可能になります。
太陽光発電システムと蓄電池には相性があり、併用するのであれば同じメーカーの製品が安心です。
ジンコソーラーは太陽光発電システムに加えて、蓄電池を販売しているので、同じメーカーでパネルと蓄電池を導入できる点は大きなメリットだと言えるでしょう。
メリット③ 日本に会社があり対応してもらうことが可能
ジンコソーラーは、日本にも支社があります。
もちろん、日本人の従業員もいるので、日本人に日本語で対応してもらうことが可能です。
海外メーカーの太陽光発電システムや蓄電池は、トラブルが起きた時にスムーズに対応してもらえるか不安になってしまうもの。
その点、ジンコソーラーは日本支社で日本人に対応してもらうことができるので、安心して導入できる点がメリットだと言えるでしょう。
ジンコソーラーの太陽光パネルにはデメリットも
変換効率が高いジンコソーラーの太陽光パネルですが、導入にはデメリットもあります。
ジンコソーラーの太陽光パネルを導入する場合には、よく事前に調査し、取り扱いがある販売店を探さなければいけません。
デメリット① 相場がわからない
ジンコソーラーの太陽光発電システムは、ジンコソーラーのホームページに価格が記載されていません。
ジンコソーラーの太陽光発電システムのカタログも同様です。
また、ジンコソーラーは取扱店も少ないので、価格相場が分かりづらい点は大きなデメリットとなるでしょう。
デメリット② 取り扱っている販売店が少ない
先述した通り、ジンコソーラーの太陽光パネルは取り扱っている販売店が少ないのが現状です。
ジンコソーラーの太陽光パネルを導入したいと思っても、近隣の販売店に取り扱いがない場合、導入が難しくなるでしょう。
ジンコソーラーの太陽光パネルを導入したいと思っても、近くに販売店がなく導入が難しくなる可能性がある点は大きなデメリットとなるでしょう。
デメリット③ 有名ではないメーカー
メーカー自身の信頼度を重視する人にとって、ジンコソーラーの「有名ではない点」がネックになるでしょう。
ジンコソーラーは比較的新しいメーカーで、他のメーカーに比べると情報が少ない点も大きなデメリットとなるでしょう。
ジンコソーラーの太陽光パネルを購入する時の注意点
最後に、ジンコソーラーの太陽光パネルを購入するときの注意点を解説します。
ジンコソーラーは、取り扱いしている販売店が少なく、適正価格を見極めづらい点が大きなデメリットです。
ジンコソーラーの太陽光パネルや蓄電池を導入する場合には、導入前に価格をしっかりと確認する必要があります。
注意点① 適正価格を提示する販売会社を選ぶ
ジンコソーラーの太陽光パネルを導入する場合には、本体費用と工事費用を合わせて適正価格を提示してくれる販売会社を選びましょう。
価格を比較しにくいジンコソーラーは、適正価格を見極めることが難しいです。
ジンコソーラーを取り扱っている販売店を複数見つけ、相見積もりを取るなどして導入費用を比較検討する必要があります。
注意点② 近くに販売店がない場合も
ジンコソーラーは販売店での取り扱いが少なく、最寄りの販売店では取り扱っていない可能性があります。
ジンコソーラーの太陽光パネルを導入したい場合には、まずジンコソーラーを取り扱っている販売店を探す必要があります。
もし、最寄りにジンコソーラーを取り扱っている販売店がない場合には、ジンコソーラーの太陽光パネルを導入できない可能性があります。
注意点③ 他メーカーと見積もりを取る
ジンコソーラーの太陽光パネルを導入したい場合には、販売店同士の相見積もりに加え、他メーカーと価格を比較できるように他メーカーの見積もりを取ることがおすすめです。
太陽光発電システムは、メーカーによって特徴が異なり、保証内容などもメーカーによって異なります。
太陽光発電システムを導入する際には、ジンコソーラーだけではなく、他メーカーと比較し最適なメーカーや製品を選ぶ必要があります。
ジンコソーラーは中国の優良太陽光パネルメーカー!
今回は、中国のメーカーであるジンコソーラーについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
ジンコソーラーは、変換効率が高く、保証が長い点が大きなメリットです。
対して、取り扱い販売店が少なく、適正価格が見極めにくいのがデメリットとなるので注意が必要です。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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