ニチコンのV2Hは魅力的?デメリットや種類別の特徴も解説!
ニチコンのV2Hが欲しい!EVパワー・ステーションは魅力的?
電気自動車を非常用電源にできるとして、昨今話題になっているV2H。そのメーカーとして、ニチコンは有名です。では、ニチコンのV2HであるEVパワー・ステーションにはどのような魅力があるのでしょうか。種類の特徴も解説します。
目次
ニチコンのEVパワー・ステーションが欲しい!V2Hの魅力は?
ニチコンのV2HであるEVパワー・ステーションが魅力的といわれています。では、具体的にどういった魅力があるのでしょうか。具体的に解説します。
魅力①低価格
ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)は、低価格という魅力があります。具体的には、競合他社のV2Hに比べて20万円前後も割安です。かといって、性能が悪いわけではないので安心してください。性能が良いのに低価格というのは、嬉しい魅力といえるでしょう。
魅力②急速充電が可能
急速充電が可能なのも、ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)の魅力です。
家庭のコンセントを使って充電するのと比べ、倍のスピードで充電ができます。電気自動車を急に使いたくなった場合に、とても役立つ機能といえるでしょう。
魅力③系統連系が可能
ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)は、系統連系が可能という魅力もあります。系統連系とは、2種類以上の異なる電力を並行して使えるシステムのことです。
たとえば、電気自動車から家庭に送電している間も、太陽光発電が発電した電力や電力会社から買電した電力を家庭で使うことができる、といったところ。系統連系できると電力の流れが良くなるのでおすすめです。
魅力④停電時も平常時と変わらぬ暮らしが可能
停電時も平常時と変わらぬ暮らしが可能というのも、ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)の魅力です。
ニチコンのV2Hは、停電時にすべての回路に送電できる全負荷型タイプを採用しています。全負荷型タイプなので、停電時でも平常時と変わらぬ生活を送ることが可能です。
また、プレミアムモデルは200V対応型なので、オール電化家庭や最新家電が多い家庭でも、停電せずに平常時と変わらぬ生活を送れます。
魅力⑤長期間の停電に対応可能
ニチコンに限らずいえることですが、V2Hを導入することで長期間の停電に対応可能という魅力もあります。蓄電容量の大きい電気自動車に電力を蓄電できるので、家庭用蓄電池に蓄電するよりも長期間の停電対策が可能です。蓄電池の蓄電容量が最大15kWh前後であるのに対し、電気自動車は60kWh以上蓄電できる車種も…。停電対策として蓄電機能のある設備の導入を検討している場合、V2Hの導入がおすすめです。
魅力⑥電気代の節約が可能
こちらもニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)に特化したものではないですが、電気代を節約できるのも魅力のひとつです。電気自動車に溜められる電力は、
- 太陽光発電が発電した0円の電力
- 電力会社から買電する夜間の割安電力
です。つまり、今までと比べて確実に電気代を節約できます。電気代が高騰している今、とても魅力的な特徴といえるでしょう。
ニチコンのV2H!EVパワー・ステーションの種類は?
ここからは、ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)の種類と主な特徴を紹介します。ぜひ機種選びの参考にしてください。
スタンダードモデルの主な特徴
ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)スタンダードモデルには、以下の2種類があります。
- VCG-663CN3
- VCG-663CN7
それぞれの主な特徴は、以下の表をご覧ください。
VCG-663CN3 | VCG-663CN7 | |
サイズ | W 809 × H 855 × D 337mm | |
質量 | 88kg | 91kg |
ケーブルの長さ | 約3.7m | 約7.5m |
自立運転時の出力 | 3kVA未満 | |
設置環境 | 屋外、標高2000m以下/-20℃~50℃ | |
保証期間 | 2年 | |
販売価格 | 498,000円 | 548,000円 |
見て分かる通り、必要最低限の機能が付いたV2Hです。必要最低限の機能しか持ち合わせていないので、販売価格は比較的抑えめ。ケーブルの長さが問題ない場合は、VCG-663CN3の購入がおすすめです。スタンドだーどモデルは共に100Vにしか対応していないので、お持ちの家電の出力数をしっかり調べておきましょう。
プレミアムモデルの主な特徴
ニチコンのV2Hプレミアムモデル(VCG-666CN7)の主な特徴は、以下の通りです。
VCG-666CN7 | |
サイズ | W 809 × H 855 × D 337mm |
質量 | 91kg |
ケーブルの長さ | 約7.5m |
自立運転時の出力 | 6kVA未満 |
設置環境 | 屋外、標高2000m以下/-20℃~50℃ |
保証期間 | 5年 |
販売価格 | 898,000円 |
その他の特徴 | ・スマホからの遠隔操作が可能 ・いたずら防止機能搭載 ・塩害地域対応機種の存在 ・耐浸水性の存在 ・全負荷型 ・200V対応型 |
先ほどのスタンダードモデルとの大きな違いは、
- 自立運転時の出力数
- 保証期間
- 販売価格
です。
さらに、その他の特徴で紹介した通りのものが備わっていて、より利便性が高く、より安全にご使用いただけます。
塩害地域はもちろん、最近頻繁に発生する線状降水帯の発生の面も安心できるので、販売価格が若干割高ではあるものの、購入する意味はあるでしょう。
また、停電時に家庭内すべての回路に送電できる全負荷型、オール電化や最新家電の多い家庭でも使える200V対応型というのも大きな特徴。せっかく買うなら性能の良いものを…と望む家庭におすすめです。
新型EVパワー・ステーションの主な特徴
ニチコンはV2Hの売れ行きが好調なため、2024年春に新型EVパワー・ステーションの販売を開始します。具体的な部分は公式発表されていませんが、以下のような特徴があるといわれています。
VSG3-666CN7 | |
サイズ | W470×D200×H620 |
質量 | ・パワーユニット:26.2kg ・プラグホルダ:7.9kg →計37.9kg |
ケーブルの長さ | 約7.5m |
自立運転時の出力 | 6kVA未満 |
設置環境 | 屋外、標高2000m以下/-20℃~50℃ |
保証期間 | 10年 |
販売価格 | 1,400,000円 |
その他の特徴 | ・スマホからの遠隔操作が可能 ・いたずら防止機能搭載 ・重塩害地域対応機種の存在 ・耐浸水性の存在 ・全負荷型 ・200V対応型 ・停電時の自動切換え ・セパレート式 |
セパレートタイプというのが、真新しい特徴のひとつ。その他の機能を見ても、プレミアムタイプに比べて利便性が向上していることがわかります。また、塩害地域だけではなく重塩害地域にも対応できるオプション設定があるのも特徴です。ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)の購入を検討している方は、新型EVパワー・ステーションの発売を待ってから結論を出したほうが良さそうです。
ニチコンのV2Hは?EVパワー・ステーションは魅力的!
今回の記事では、ニチコンのV2H(EVパワー・ステーション)について紹介しました。とても魅力的な商品ですが、選ぶ種類によって得られる恩恵は異なります。どの種類が家庭に合っているのかを調べ、最適なものを選べると良いでしょう。
この記事の監修者
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