カーポートはいる?いらない?設置がおすすめの家庭も徹底解説!
注文住宅で頻繁に目にする、敷地内に設置するカーポート。そもそもカーポートはいるのでしょうか、いらないのでしょうか。今回の記事では、カーポートの特徴やメリットとデメリット、カーポートの設置がおすすめの家庭を紹介します。
目次
カーポートはいる?いらない?主な特徴と設置するメリット5選!
「カーポートはいる?いらない?」
家を建てるとき、家族で話し合う内容かもしれません。
では、カーポートはそもそもどういうもので、設置するとどういったメリットを実感できるのでしょうか。具体的に解説します。
カーポートの特徴
カーポートは、屋根付きの駐車場のことです。完全に室内にある駐車場ではなく、屋外にある簡易的な駐車場を指します。シャッター付きの完全室内の駐車場に比べ、施工費用を大きく削減できる特徴があります。
カーポートを設置するメリット
ここからは、カーポートを設置する主なメリットを紹介します。
メリット①車を守ることができる
カーポートを設置することで、車を守ることができます。
簡易的ではあるものの屋根があるので、酸性雨によってできる愛車の汚れを防ぐことが可能です。また、UVカット機能がある屋根材を使ったカーポートであれば、愛車が紫外線の影響を受けにくくなり、塗装の劣化を防ぐことも可能です。
メリット②雨に濡れずに車に乗り降りできる
雨に濡れずに車に乗り降りできるのも、カーポートを設置するメリットです。
完全に濡れないというのは無理かもしれませんが、通勤やお出かけ前にがっつり濡れてしまうのは避けられます。屋根があるので、車の周りに水たまりができにくく、足元が濡れないのも嬉しいメリットです。車の乗り降りに時間がかかる小さなお子様や高齢者、障がい者の方も、安心できるでしょう。
メリット③車内温度の上昇を和らげることができる
カーポートを設置すれば、車内温度の上昇を和らげることができるメリットも実感できます。おすすめは、日光を遮断するアルミ製の屋根材を使うことです。
メリット④アウトドアスペースとして活用できる
アウトドアスペースとして活用できるのも、カーポートを設置するメリットです。
車を移動する場所さえ確保できれば、駐車場でバーベキューをしたり、お子さまの簡易プールを設置して水遊びをさせてあげられるなど、休日の楽しみ方が広がります。
メリット⑤太陽光パネルを設置できる
カーポートを設置すると、太陽光パネルを設置できるのもメリットです。
太陽光パネルは、基本的に住宅の屋根に設置します。ただ、住宅の屋根に設置すると足場が必要で工事代が高くなったり、使用中の不具合を目視で確認できにくかったりします。
カーポートは住宅の屋根よりは低いので、これらのマイナス面を痛感する頻度が少なく済むでしょう。
カーポートはいる?いらない?カーポートを設置するデメリット5選!
続いて、カーポートを設置するデメリットを見ていきましょう。
デメリット①費用がかかる
カーポートの設置は、屋根を付けないいわゆる青空駐車場に比べ、費用が必要です。車を守れたり乗り降りに気を遣わなくて良いメリットはありますが、出費の面ではデメリットといえるでしょう。
デメリット②家の見た目が悪くなる場合がある
家の見た目が悪くなる場合があるのも、カーポートを設置するデメリットです。
基本的にカーポートは住宅の前や真横に設置するので、通行人が真っ先に目にする場所になります。せっかく見た目にこだわって作ったマイホームなのにも関わらず、家の外見ではなく、カーポートの印象が強くなってしまう恐れがあるのです。
カーポートには様々な種類があり、選ぶものによっては家の見た目を損ねてしまうものもあるでしょう。せっかく設置するものなので、家の見た目を考慮したものを設置できると良いですね。
デメリット③家の日当たりが悪くなる場合がある
家の日当たりが悪くなる場合があるのも、カーポートを設置するデメリットです。
先ほどもお話した通り、カーポートは家の目の前や真横に設置します。住宅は基本的に日差しが入る方向に窓があるので、その方向にカーポートがあると家の日当たりが悪くなる恐れがあります。
カーポートは住宅の1階部分ほどの高さがあるので、1階にリビングがある家庭では、設置方法やカーポートの種類の選び方に気を付けたほうが良いでしょう。
デメリット④自然災害で破損する危険性がある
カーポートを設置するデメリットとして、自然災害で破損する危険性があることです。とはいえ、通常のカーポートはしっかりした強度があるので、自然災害での破損を危惧する必要はありません。ただ、屋外の設置物ということで、暴風や豪雨などの影響をまったく受けないというのは嘘になります。
自然災害で破損する危険性を極力少なくするためには、住宅にしっかり固定できるカーポートの設置を検討すべきでしょう。
デメリット⑤受けられるメリットが中途半端
受けられるメリットが中途半端というのも、カーポートを設置するデメリットです。
愛車を守れるカーポートですが、ビルトインガレージに比べると守れる範囲は狭いです。全長の長い車の場合はボディーがむき出しになる可能性がありますし、暴風雨の場合はカーポートで守られる範囲も狭くなります。
雨に濡れずに車に乗り降りできるメリットも、ビルトインガレージのほうが勝ります。ビルトインガレージであれば、行く場所によっては暴風雨の日も雨に1mmも濡れずに買い物を済ませることができるでしょう。
上には上がある、ということわざではないですが、カーポートのメリットを上回るビルトインガレージという存在があります。もちろん、ビルトインガレージのほうが導入費用が高いデメリットはありますが、カーポートのメリットをより上回るメリットを実感できるのは確かです。
カーポートはいる?いらない?カーポートの設置がおすすめな家庭!
最後に、カーポートの設置がおすすめな家庭を紹介します。
おすすめ①アウトドアを手軽に楽しみたい家庭
カーポートの設置がおすすめな家庭は、アウトドアを手軽に楽しみたい家庭です。
本格的なアウトドアとなると、揃えるものが多くて大変です。しかし、自宅の駐車場で簡易的なアウトドアができれば、家族の時間もより充実するでしょう。
おすすめ②小さい子どもや高齢者と同居している家庭
小さい子どもや高齢者と同居している家庭も、カーポートの設置がおすすめです。紹介した通りアウトドアができる他、雨の日も濡れるのを気にせずに車に乗り降りできるからです。小さい子どもや高齢者は車の乗り降りに時間がかかるので、雨が降ると車で出かけるのも億劫になるでしょう。しかし、カーポートがあれば、車でのお出かけも安心です。
おすすめ③雪が降る地域の家庭
雪が降る地域の家庭も、カーポートの設置がおすすめです。
雪は意外と重く、雪の重みで車のボンネットが凹んでしまったという事例も多くあります。カーポートの雪除け対策や雪落としが必要にはなりますが、愛車を雪から守れるのは大きなメリットでしょう。
おすすめ④敷地面積が比較的大きい家庭
敷地面積が比較的大きい家庭も、カーポートの設置がおすすめです。
カーポートを設置せずに車を置いていると、直射日光によって車の劣化スピードが早まったり、雨の日に大変な思いをしたり、様々なデメリットがあります。だからこそ、カーポートを設置できるような敷地面積が比較的大きい家庭では、駐車場スペースにカーポートを設置するのがおすすめです。
反対に、敷地面積が小さめの家庭では、設置できるカーポートがそもそも存在しない可能性が考えられるので注意しましょう。
カーポートはいる?いらない?家族で話し合って結論を出そう!
今回の記事では、カーポートはいるのかいらないのかを見てきました。
カーポートにはメリットとデメリットがあり、設置に適している家庭とそうでない家庭があります。ただ、初期費用を払ってでもカーポートを設置する意味は十分にあるでしょう。カーポートを設置できる場所があるのであれば、設置を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!