太陽光発電投資は儲かる?IRRの考え方と他の投資との違いも!
太陽光発電は初期費用が高いですが、長い目で見ると確実にプラスになるといわれており、長期的な投資に向いているといわれています。ともなれば、どれくらい儲かるかの判断材料である利回りが気になるところではないでしょうか。
今回の記事では、太陽光発電投資で使われる利回りの種類、その中でも内部収益率(IRR)は他の投資とどれくらい数値が違うのか、太陽光発電投資の内部収益率(IRR)が他の投資よりも高い理由を紹介します。
目次
太陽光発電投資のIRRとは?利回りの種類とIRRの概要を解説!
太陽光発電投資が儲かるといわれても、具体的にどれくらい儲かるのか気になりますよね。そこで今回の章では、太陽光発電投資の利回りの種類と内部収益率(IRR)の概要を解説します。参考にしてください。
種類①表面利回り
太陽光発電投資の利回りの種類の1つ目は、表面利回りです。
表面利回りとは、考え得る様々な出費(部品などの交換費用やメンテナンス費用、保険料など)を一旦除外し、投資費用や売電収入だけを見て考える収益率のことです。計算方法は「年間収益÷初期費用×100(%)」になります。たとえば、年間で得られた売電収入が6万円、初期費用が100万円だった場合、表面利回りは6%といった計算です。
種類②実質利回り
太陽光発電投資の利回りの種類の2つ目は、実質利回りです。
実質利回りは表面利回りに比べ、より正確なデータを反映できるものになります。計算方法は「(年間収益-年間支出)÷初期費用×100(%)」です。実質利回りにおける年間支出は、表面利回りでは触れられなかったメンテナンス費用や保険料などの支出も考慮されます。したがって、表面利回りに比べて結果の数値は悪くなるでしょう。ただ、この数値が実際の利回りに近いものなので、具体的な計算結果をしっかり精査する必要があります。
種類③内部収益率(IRR)
太陽光発電投資の利回りの種類の3つ目は、内部収益率(IRR)です。
一般的な投資では、投資額に対して最終的にどれだけ多くのリターンを望めるかという部分に重点が置かれます。一方で内部収益率(IRR)は収益を得るまでの時間に価値を置く考え方です。
たとえば、今すぐに手に入る100万円と来年手に入る100万円では、今年手に入る100万円のほうが価値があると考えます。理由は、今すぐに100万円を手にすることができれば、その100万円を元金に何らかの投資をして少しでもお金を増やすことができるからです。
要は、今すぐに手に入るお金と将来手に入るであろうお金の価値は違うということ。内部収益率(IRR)では、将来のお金の価値を現在のお金の価値に直すという考え方が必要になります。
太陽光発電投資でIRRの数値が高い理由は?他の投資との比較も!
冒頭でもお話した通り、太陽光発電は儲かる投資だといわれています。そこで今回の章では、他の投資と比べた場合の内部収益率(IRR)の数値および太陽光発電の内部収益率(IRR)が相対的に高い理由を解説します。
他の投資との内部収益率(IRR)の比較
太陽光発電の内部収益率(IRR)の数値は高いといわれています。
「投資」と聞いて容易に想像できるものと比較してみると、
- 不動産投資………5%前後
- 太陽光発電投資…10%前後
- 投資ファンド……10%前後
です。内部収益率(IRR)は、数値が高いほど投資の価値があると判断されます。つまり、空き家対策や修繕費用などが必要な不動産投資に比べ、太陽光発電投資や投資ファンドのほうが利益を得やすいということです。
しかし、投資ファンドは毎年キャッシュフローにばらつきがあったり、投資を始めるハードルも高いでしょう。一方で太陽光発電投資は、規模の大小こそあるものの、一般家庭でも簡単に始められるものです。次に紹介する太陽光発電ならではのメリットも実感でき、金銭面的な利益だけではなく、精神面的な利益も得られます。
太陽光発電投資の内部収益率(IRR)が相対的に高い理由
続いて、太陽光発電投資の内部収益率(IRR)が相対的に高い理由を紹介します。
理由①FIT制度があるから
太陽光発電投資の内部収益率(IRR)が高い理由は、FIT制度の存在にあります。
FIT制度とは、家庭用太陽光発電では最初の10年間、産業用太陽光発電では最初の20年間で利用できる高額の売電制度です。それぞれの期間、割高に設定されている売電単価で売電できるため、多くの売電収入を望むことができます。
たとえば、不動産投資や投資ファンドでは、太陽光発電のように確実に利益増を見込める期間はありません。不動産投資では、空き家が多くなれば収益率は減りますし、修繕費用を思ったほど貯金できておらず痛い思いをする可能性も考えられます。投資ファンドでは毎年利回りが変動するため、最終的にどれくらいの利益を得られるかは不透明です。
その点、太陽光発電投資は、他の投資にはない「確実に利益増を見込める期間(FIT制度)」があり、そもそも手が出しやすい投資なのです。
理由②高騰を続けている電気代が削減できるから
高騰を続けている電気代が削減できるのも、太陽光発電投資の内部収益率(IRR)が高いといわれている理由です。
太陽光発電でFIT制度を利用できる期間を満了すると、発電した電力をすべて自家消費することができます(もちろん売電を継続もできますが、FIT制度時代の半額以下の単価になるので、メリットはありません)。太陽光発電が発電した電力を自家消費するためには蓄電池が必要ですが、電気代が高騰している昨今の世の中で、電力会社から買電する頻度を最小限にできるのはとても大きなメリットです。
しかも、蓄電池を導入すれば電力会社との電力契約を「夜間:割安電力」「日中:割高電力」に変更できるので、最終的に請求される電気代も安くなります。家庭で使う電力が「夜間の割安電力」「日中に太陽光発電が発電した無料の電力」になるため、電気代が削減できるのも納得でしょう。
理由③停電対策ができるから
太陽光発電投資の内部収益率(IRR)が高いのは、停電対策ができるからです。金銭面的な恩恵は微々たるものかもしれませんが、精神面的な恩恵を大きく痛感できるはずです。
太陽光発電を所有すれば、最低でも日中の停電を免れることができます。ここに蓄電池を併用していれば、夜間の停電も避けることが可能です。一般家庭では、冷蔵庫やエアコン、洗濯機などを稼働させて日常生活を送ったり、テレビを視聴して停電の状況確認もできます。また、スマホの充電も難なくできるので、離れて暮らす家族や友人などと連絡を取り合うことも可能です。精神的にとても大きな恩恵を実感できるでしょう。
企業では、重要なデータを守ることができたり、オフィスを避難所として無償提供することもできます。企業のイメージアップに繋げることができ、長期的に見て経済的なメリットを実感できるかもしれません。
理由④初期費用があまり大きな額にならないから
太陽光発電投資の内部収益率(IRR)が高いのは、初期費用があまり大きな額にならないからです。家庭用太陽光発電の場合、必要な初期費用は100万円前後、蓄電池を併用したとしても合わせて250万円前後の初期費用が用意できれば設備を導入できます。
今であれば、国や自治体が補助金制度を実施しているので、よりお得に設備を導入できるでしょう。産業用太陽光発電は規模によって初期費用に大きな差がありますが、初期費用が高ければ高いほど得られる恩恵も大きくなると考えられます。
一方で不動産投資の場合、物件価格の15〜30%ほどを自己資金として用意する必要があるため、好条件な物件を手に入れるのは至難の業だといえるでしょう。
投資ファンドは1万円程度から手軽に始められますが、少額すぎると得られる恩恵は微々たるものです。太陽光発電投資や不動産投資と同等の結果を求めたいのであれば、それなりの出費を覚悟しなければなりません。しかも、先行きを見通せない不安にかられることになるので、精神面的にマイナスになる可能性は否めないといえるでしょう。
このように色々と考えたとき、太陽光発電はとても良い投資先といえるのではないでしょうか。
太陽光発電投資のIRRは数値が高い!他の投資より安心でおすすめ!
今回の記事では、太陽光発電投資の内部収益率(IRR)について解説しました。少し難しい内容でしたが、結論をいうと太陽光発電投資は将来的にプラスになる可能性が非常に高いだけではなく、他の投資に比べて手が出しやすいといった特徴があります。投資をしたいと願うのであれば、ぜひ太陽光発電投資を前向きに検討してみてください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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