エコキュートが故障したらどうする?よくある症状・原因・修理費用まで徹底解説!

※本記事は、事業者から提供を受けた商品・サービスのPRを含む広告コンテンツです。
ガス給湯器や電気温水器など、従来の給湯設備に比べて「高い省エネ性能」で人気のエコキュート。災害時には貯湯タンクのお湯を「生活用水」として利用できることから、「災害時の備え」としても注目されています。
一方で、耐久性も高く、10年以上使い続けられることも多いエコキュートは、消耗部品の劣化などが原因で「不具合や故障」が起こる可能性はゼロではありません。突然お湯が止まったりすると、「メーカー修理が必要なの?」と慌ててしまいますよね。
そこで本記事では、エコキュートでよくある「5つの故障」とその原因・対処法をわかりやすく解説していきます。さらに、修理を依頼した際の「費用の目安」や、故障を予防するための「3つのメンテナンス方法」もご紹介。
記事を読むことで、「故障のサイン」や「長持ちのコツ」、「延長保証の重要性」なども理解できますので、興味がある方はぜひ目を通してみてくださいね!
目次
エコキュートでよくある「5つの故障」とは?原因・対処法をご紹介!
エコキュートの一般的な製品寿命は「10〜15年」ほどといわれており、長く使ううちに、各部の劣化が原因で不具合が起こる可能性は高まるものです。とくに、「お湯が出ない」「温度が安定しない」「エラーコードが表示される」といったトラブルはよくあるため、事前に対処法などを確認しておきたいところ。
そこで本項では、エコキュートで起こりやすい「5つの故障」をピックアップし、具体的な症状や原因、対処法をご紹介していきます。
トラブル①:お湯が出ない・止まらなくなる
蛇口やシャワーから水は出るが、エコキュートのお湯が出ない場合は、貯湯タンクの「お湯切れ」が原因の可能性があります。お湯の沸き増し(沸き上げ)を行い、しばらく待つことでお湯が出るようになりますので、タンク残量に気をつけながら使用しましょう。
お湯だけではなく水も出ない場合は、地域的な「断水」が発生しているケースも考えられます。この場合は、断水が復旧したタイミングでお湯が使えるようになります。
設定した水位に達してもお湯はりが止まらない、お風呂からお湯があふれている、といったトラブルは、「お湯はりの水位の設定ミス」や「前日のお湯が残っている」ことが原因かもしれません。
適切な水位設定に直しても問題が解決しない場合は、お風呂の「循環口」の詰まりを掃除することで症状が改善することもあります。「水位センサー」自体の故障の可能性もあるため、手を尽くしても直らない場合は、メーカーや業者に相談しましょう。
トラブル②:お湯の温度が安定しない
シャワーや蛇口から出るお湯が急にぬるくなる・熱くなるといった不具合は、「タンクの残り湯量が少ない」「複数か所でお湯を大量に使っている」「サーミスタ(温度センサー)の故障」などが原因として考えられます。
お湯切れは沸き増しの実施、お湯の使いすぎなら使用を控えることで解決しますが、サーミスタの故障はプロの修理が必要となります。「他に問題はないのに温度調節の調子が悪い」という状況が続くなら、なるべく早く修理を依頼しましょう。
また、お湯の温度調節に関するトラブルは、エコキュート側の問題ではなく、シャワーや蛇口の温度を調整する「水栓側の不具合」が原因のケースもあります。こういった場合、エコキュートのリセットや設定変更を行っても問題は解決しないため、メーカーや業者、販売店などに点検を依頼するのがおすすめです。
トラブル③:お湯の水圧が安定しない
シャワーや蛇口・お湯はり時に出るお湯の勢いが弱い・なかなか安定しないといった症状は、「複数か所でのお湯の使用」「給湯温度の急な変更」「フィルターや配管の詰まり」などが原因の可能性があります。
温度設定を急に上下させたり、一度に大量のお湯を使うと一時的に水圧が不安定になるケースがありますが、しばらく待っていれば解消することが大半です。フィルターや配管の詰まりが原因の場合、ブラシや洗浄剤などで清掃を行い、水圧が戻るか確認してみましょう。
お湯の水圧トラブルは、「給水・止水栓の不具合」「給水ポンプの故障」など、メーカーや業者による修理が必要なケースも存在します。問題を放置したまま使い続けるとトラブルが悪化する恐れもありますので、なるべく早く点検を依頼することをおすすめします。
トラブル④:配管やタンクからの水漏れ
貯湯タンクやヒートポンプの周囲に水たまりができていたり、配管の接続部分などからポタポタ水が出ている場合は、どこかに「水漏れ」が発生しているかもしれません。水漏れの直接的な原因は、「凍結による配管損傷」「配管やパッキンの劣化」「タンク内部のトラブル」などさまざまですが、ユーザーで対応できないケースが大半です。
水が漏れている場所 = 水漏れの発生場所とも限らないため、トラブルが発覚しだい、すみやかに販売店やメーカー、水道業者などプロに点検を依頼しましょう。建物内部の配管に水漏れが起きている場合、最悪のケースでは基礎にダメージが及ぶ可能性もあります。
トラブル⑤:エラーコードがひんぱんに表示される
エコキュートのリモコンにエラーコードが表示されるのは、機器が異常を検知しているサインです。「E◯◯」や「H◯◯」といった番号が点滅するケースが多く、給水・給湯トラブル、ヒートポンプの異常、センサーや基盤の不具合など、その原因は多岐にわたります。
まずは取扱説明書や公式ホームページなどでエラーコードの内容を確認し、リセット操作やフィルター清掃など、自分で対応できるかどうかを見極めましょう。ただし、同じエラーが何度も繰り返し出る場合は、部品の劣化や故障が進行している可能性も考えられます。
また、エラーを検知する各部センサーや、エラーコードを表示するリモコン自体が故障しているケースも。いずれにしても、「お湯は出せるから」とエラーを放置して使い続けると、故障が拡大して修理費用がかさむ恐れがあります。不安を感じたら、早めにメーカーや業者へ相談することが大切です。
故障をしっかり予防!エコキュートの「3つのおすすめメンテナンス」
多くのメーカーの取扱説明書では、エコキュートを長持ちさせるために「ユーザーによるメンテナンス」を推奨しています。お手入れをするか、しないかで、トラブルが発生する確率や頻度、最終的な製品寿命は大きく変わってくるでしょう。
そこで本項では、エコキュートを長く使い続けるために特におすすめな「水抜き」「配管洗浄」「プロの定期点検」についてご紹介していきます。
メンテナンス①:定期的にタンクの「水抜き」をする
長く設備を使用していくうちに、エコキュートの貯湯タンク内部には、水道水に含まれるミネラルや不純物、微細なサビなどが少しずつ溜まっていきます。これを放置し続けると、配管の詰まりや「余計な電気代の発生」、センサーの誤作動といったトラブルにつながり、最悪のケースでは故障の原因になることも。
そこで有効なのが、定期的な「水抜き」メンテナンスです。水抜きは貯湯タンクの排水弁を開けて、内部に溜まった水を排出するだけのシンプルな作業。専門的な工具や知識などは必要なく、取扱説明書があれば初心者でもかんたんに実施できます。
貯湯タンクの水抜きは多くのメーカーが「年1〜2回」の実施を推奨しているため、「春」と「秋」など作業しやすいタイミングで忘れずに行うことをおすすめします。ほかにも水抜きは、長期間の旅行などで家を空ける際に、タンク内の雑菌繁殖や凍結予防として実施することもあります。
メンテナンス②:日頃の配管洗浄 + 洗浄剤を使った手動洗浄
エコキュートの内部を清潔に保ち、汚れによるトラブルを予防するため欠かせないのが日々の「配管洗浄」です。とくに、追いだき配管の内部には皮脂や入浴剤の成分などが付着しやすく、洗浄せずに放置するとぬめりニオイ、雑菌の繁殖を招くことも。
普段からできる対策としては、お風呂に入った日の最後にはリモコンで「配管洗浄」の操作を行うだけでOKです。最近では「お風呂の栓を抜くだけ」で自動で配管洗浄がスタートする機種もあります。
さらに、年に1〜2回はメーカー指定の洗浄剤を利用して、手動でしっかり洗浄するのもおすすめです。手動洗浄の流れは機種によって異なりますが、たいていは浴槽に水を貯めて洗浄剤を投入し、洗浄ボタンを押すだけ。初めてでもかんたんに実施できます。
メンテナンス③:3年に1度はプロの定期点検を受ける
エコキュートの寿命をできるだけ延ばし、面倒なトラブルを予防するには、家庭でできるメンテナンスだけでなく、「プロによる定期点検」もとても大切です。プロの点検では、貯湯タンク内部や各部の配管、ヒートポンプや各所の弁類など、素人では確認できない細かな部分をていねいに点検。問題があれば修理・交換などの適切な対応を実施してくれます。
プロの点検により、小さな異常や劣化を早期に発見できれば、放置して使い続けることで起こり得る、大きな故障や高額修理を未然に防ぐことが可能です。定期点検には費用がかかりますが、メーカーも3年に1度ほどの実施を推奨しているため、必要なメンテナンスと割り切って依頼することをおすすめします。
エコキュートの修理費用の相場はどれくらい?部位別の目安を解説
エコキュートの修理費用は「故障した箇所や症状」によって大きく異なります。一般的な目安として、リモコンの故障は「1~3万円」、給湯トラブルは「2~6万円」、貯湯タンクや配管の水漏れは「1.5〜10万円」で修理できるケースが多いようです。
一方で、ヒートポンプユニットの故障は「数万円〜20万円」、タンク本体の水漏れや内部腐食などは「10万〜30万円」ほどと、かなり高額になることも。また、設置から10年以上が経過したモデルは「交換部品が手に入らない」可能性もあり、高いお金をかけて修理するより、新品への買い替えを検討したほうが経済的な場合もあります。
※本項の数値・内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
参考:大真エンジニアリング / エラー解決隊 / 和上ホールディングス
修理費用を抑えられる!「延長保証」に加入するメリット
故障内容や部品交換の有無によっては、高額な出費になりかねないエコキュートの修理。急な出費によるストレスを回避するためには、設置したタイミングで「延長保証」に加入しておくのがおすすめです。
多くのメーカー・販売店では、「5年・8年・10年」といった保証期間の延長プランを用意しており、10年プランでも費用は「3万円前後」で加入できることが一般的です。販売店によっては、延長保証を無料で付帯してくれる場合もあります。
延長保証に加入しておけば、ヒートポンプやタンクなど高額修理が必要になった際も、保証範囲内なら何度でも無料で修理してもらえます。もしものときの備えとして、エコキュートの導入時には延長保証への加入を忘れずに検討しましょう。
まとめ:エコキュート故障は早めの対処と予防が大切!正しい知識で長持ちさせよう
エコキュートの故障は、「お湯の温度や勢いが不安定」といった軽微なものから、「水漏れ」「お湯が出ない」といった重大なものまでさまざま。多くのトラブルは取扱説明書の指示に従ってリセットなどを行うことで解消しますが、中にはメーカーや業者への修理依頼が必要なケースもあります。
エコキュートを長持ちさせ、突発的なトラブルを予防するためには、「水抜き」や「配管洗浄」などの家庭でできるメンテナンスの習慣化が欠かせません。さらに、3年に1度を目安に「プロの定期点検」を受けることで、小さな不具合も早期発見することができます。
また、急な故障による高額修理のストレスを回避するためには、設置時に「延長保証」に加入しておくのも効果的です。正しい知識と日々のお手入れで、エコキュートをいつまでも快適に使っていきましょう!
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!
蓄電池
太陽光発電
パワーコンディショナ
エコキュート
IHクッキングヒーター
外壁塗装
ポータブル電源











蓄電池の選び方


























