田淵電機の蓄電池!話題のEIBSシリーズの魅力とは?価格帯は?
田淵電機の蓄電池!話題のEIBSシリーズの魅力とは?価格帯も!
蓄電池の有名メーカーとして知られている、田淵電機。
その中でも特に有名なのが、EIBSエネテラスとEIBS7からなる「EIBSシリーズ」です。
この記事では、EIBSシリーズにはどのような特徴があるのか、さらに価格帯についても解説します。
目次
田淵電機の蓄電池といえば「EIBSシリーズ」!特徴は?
田淵電機の蓄電池といえば、EIBSエネテラスとEIBS7からなる「EIBSシリーズ」が有名です。
では、EIBSシリーズには、どのような特徴があるのでしょうか。
具体的に9つ紹介します。
特徴①既存の太陽光パネルのメーカーを問わない
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの1つ目の特徴は、既存の太陽光パネルのメーカーを問わないことです。
とはいえ、どのメーカーのどの製品でも対応可能というわけではありません。
約10年前に比較的多く売り出されていたPotential Induced Degradation(PID)未対応の太陽光パネルには接続不可になっています。
蓄電池は、太陽光発電で卒FITを迎えた家庭に人気になっているもの。
太陽光発電のFIT制度は10年なので、既存の太陽光パネルがPID対応か否かをきちんと調べるようにしましょう。
既存の太陽光パネルがPID対応型の場合、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズが設置可能です。
太陽光パネルのメーカーを問わないのは、嬉しいメリットですよね。
※太陽光発電「FIT制度」とは↓
特徴②寿命が長い
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの2つ目の特徴は、寿命が長いことです。
一般的な蓄電池の寿命は、6,000~12,000サイクルといわれています。
1サイクルの定義は、蓄電容量0kWhから満充電にする→満充電から蓄電容量0kWh(使い切る)になる一連の流れのこと。
したがって、6,000サイクルの蓄電池より12,000サイクルをうたっている蓄電池のほうが、当然寿命が長いというわけです。
田淵電機のEIBSシリーズの寿命は、12,000サイクル。1日1サイクル回したとして、蓄電池が32.8年使える計算になります。
蓄電池の寿命は10~15年といわれているので、当然32.8年も使い続けることは不可能ですが、サイクル数が多い=寿命が長いことは大きなメリットになるのはお分かり頂けるでしょう。
蓄電池は初期費用がかかるものなので、できるだけ長く使っていきたいところですよね。
寿命が長い分、初期費用を多く回収できるのが、田淵電機のEIBSシリーズの特徴です。
特徴③停電時にも安心の全負荷型蓄電池
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの3つ目の特徴は、停電時にも安心の全負荷型蓄電池ということです。
蓄電池には、全負荷型蓄電池と特定負荷型蓄電池の2種類が存在しています。
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズは全負荷型を採用しているので、停電時にも家庭内にある全てのコンセントが使用可能で、平常時と変わらぬ生活を送ることができます。
特に、小さなお子さまや高齢者の方と同居の家庭の場合、全負荷型蓄電池の恩恵をまじまじと感じることができることでしょう。
特徴④200V対応型でオール家電家庭も安心
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの4つ目の特徴は、200V対応型なのでオール電化家庭も安心という点です。
様々なメーカーから販売されている蓄電池ですが、200V未対応の蓄電池がほとんど。
しかし、200V対応型の蓄電池でないと、エアコンやIH調理器を停電時に使用することはできません。
災害はいつ発生するかわからないもの。
真夏や真冬に大災害が発生し、長期間の停電を余儀なくされた場合、冷暖房が使えないのは辛いですよね。
避難所暮らしを余儀なくされる可能性もあります。
その点、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズは200Vに対応しているので安心です。
停電時も、冷暖房やIH調理器が使用できるので、普段と変わらぬ生活を送ることができるでしょう。
特徴⑤高速充電が可能で無駄を省ける
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの5つ目の特徴は、高速充電が可能なので無駄が省けるという点です。
一般的な蓄電池は、太陽光発電が多く発電したとしても、すべて完璧に充電されるわけではありません。
少なからずロスが生じてしまうので、無駄が生まれてしまいます。
しかし、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズは、最大5.5kWで高速充電ができるので、太陽光発電で得たエネルギーを無駄にはしません。
できるだけ無駄を省けるのは、停電時には特に嬉しいメリットとなり得るでしょう。
特徴⑥5.5kVAの高出力だから停電時も安心
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの6つ目の特徴は、5.5kVAの高出力だから停電時も安心という点です。
一般的な蓄電池は、停電時に蓄電池から出力できるのは2.0~3.0kVA程度。
出力というのは、家庭にある家電を同時にどれくらい使用できるかを表しているもの。
要は、低出力の蓄電池を導入してしまうと、先ほど説明した全負荷型蓄電池を購入したとしても、停電時に使える家電は限られてしまうのです。
しかし、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズは、5.5kVAの高出力を実現しているので、冷蔵庫やテレビ、照明、パソコン、スマホの充電、エアコンなど、多くの電化製品を同時利用できます。
他社の蓄電池よりも同時に使える家電が多いので、非常時も安心です。
特徴⑦パワーコンディショナーが最大5回路まで対応可能
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの7つ目の特徴は、パワーコンディショナーが最大5回路まで対応可能という点です。
パワーコンディショナー型式と回路数は、以下の通り。
EHF-S55MP3B | 3回路 |
EHF-S80MP4B | 4回路 |
EHF-S99MP5B | 5回路 |
パワーコンディショナーの数が少なければ少ない分、無駄を省くことが可能になります。
ちなみに、他社のパワーコンディショナーは、2~3回路が一般的。
だからこそ、太陽光の系統の数が多い家庭は、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズがおすすめです。
特徴⑧4つのモードから家庭に合ったモード選びが可能
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの8つ目の特徴は、4つのモードから家庭に合ったモード選びが可能という点です。
EIBSシリーズが展開している4つのモードとそれぞれの特徴は、以下の通り。
スマートモード |
|
節エネモード | |
ノーマルモード |
|
蓄電モード |
|
それぞれが特徴的ですよね。
各家庭によって、蓄電池を購入する意味は異なると思います。
卒FITしたから、非常時のため、節約のため…。
それぞれの家庭に合ったモードで蓄電池を動かせるのは、魅力的といえるでしょう。
特徴⑨15年の長期保証が標準装備
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの9つ目の特徴は、15年の長期保証が標準装備してある点です。
蓄電池の寿命は、10~15年といわれています。
競合他社は、蓄電池の保証期間を10年としている場合がほとんどで、15年保証を付けるとなると、5年延長として追加料金を支払う義務が生じます。
しかし、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズは、15年の長期保証が標準装備。
追加料金を支払う必要もなく、金銭面的にも大きなメリットですよね。
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズ!価格帯は?
続いて、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズの価格帯について見ていきましょう。
蓄電池は、ただでさえ高額商品。
したがって、できるだけ安い製品を選びたいところですよね!
EIBSシリーズは、競合他社の蓄電池と比べ、どれくらいの価格帯なのでしょうか。
【EIBS7】割高だけれどオープン価格で取引されている
田淵電機が販売しているEIBS7は、140万円前後で取引されています。
蓄電池の相場は、1kWhあたり15~20万円程度といわれています。
この計算式に当てはめると、蓄電容量7.04kWhのEIBSシリーズは105~140万円程度が相場になります。少々割高な印象ですね。
しかも、140万円というのは本体価格。
ここから、蓄電池の設置工事代や、太陽光発電を同時導入する場合はプラスで費用がかかってきます。
蓄電池や太陽光発電の導入は、気軽に検討できない大きな額となり得るでしょう。
とはいえ、EIBSシリーズはオープン価格。
したがって、蓄電池を多く扱っている販売店などに行けば、割安の料金で購入できる可能性も!
EIBSシリーズの購入を検討しているのであれば、販売店選びも重要になってきます。
【EIBSエネテラス】EIBS7よりは割安で取引されている
田淵電機が販売しているEIBSエネテラスは、蓄電容量4.0kWhで100万円前後です。
EIBS7よりも蓄電容量が少ないので、価格も安くなっています。
とはいえ、先ほどの計算式に当てはめると、一般的な相場と比べて少々割高な印象も。
EIBSエネテラスもオープン価格なので、安いけれどしっかり仕事をしてくれる販売店を探し、お得に購入できると良いでしょう。
田淵電機の蓄電池!設置する場合の注意点は?
最後に、田淵電機の蓄電池を設置する場合、注意点には何があるのかについて見ていきましょう。
主な注意点を3つ紹介するので、購入の際の参考にしてみてください。
災害補償が備わっていない
田淵電機の蓄電池には、災害補償が備わっていないというデメリットがあります。
蓄電池の災害補償とは、主に屋外設置型の蓄電池に対して、天災や盗難被害を補償してくれる有難いサービスのことで、競合他社の蓄電池は、災害補償が最初から備わっている場合がほとんどです。
したがって、田淵電機の蓄電池を購入するのであれば、家の火災保険の見直しをしたり、災害に対する何らかの保険に加入する必要があります。
保険会社を検討するのも大変ですが、一番痛いのは保険料の支払い。
蓄電池を運転していく上でのランニングコストは、他社製蓄電池よりもかかってしまうかもしれません。
屋外にしか設置できない
田淵電機の蓄電池は、屋外にしか設置できないというデメリットがあります。
蓄電池は、屋外設置型と屋内設置型の2パターンがありますが、基本的にどこのメーカーも、屋外型・屋内型の2種類を展開している場合がほとんどです。
しかし、田淵電機は屋外設置型の蓄電池しか販売していないので、注意が必要になってきます。
屋外設置型の蓄電池における、最低限の条件は以下の通りです。
- 塩害地域ではないこと
- 風通しの良い場所であること
- 直射日光が当たらない場所であること
- 寒冷地域ではないこと
- 積雪の心配がない場所であること
- 高温多湿な場所でないこと
- ガスの発生確率がない場所であること
上記の条件を満たしている家庭でなければ、蓄電池の屋外設置はできません。
しかも、屋外設置型となれば、天災や盗難被害に対する備えは十分にしておきたいところ。
しかし、田淵電機の蓄電池は、災害補償が備わっていないので、自ら保険に加入しなくてはなりません。この点が、大きなデメリットといえるでしょう。
田淵電機蓄電池はEIBSシリーズがおすすめ!災害補償には注意しよう!
この記事では、田淵電機の蓄電池EIBSシリーズについて解説してきました。
少々割高な印象のあるEIBSシリーズですが、オープン価格で販売していることから、販売店選びに注意するだけでお得に導入できる可能性も。
田淵電機の蓄電池EIBSシリーズは、寿命が長くて全負荷型を採用、5.5kVAの高出力を実現しているなど、非常時にも安心できる蓄電池になっています。
とはいえ、災害補償に未加入だったり、屋内には設置ができないなどのデメリットも。
こういったデメリットに注意した上で、ぜひ田淵電機のEIBSシリーズを検討してみてくださいね。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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