【エコキュートが凍結したら】すぐにできる対処法や原因と対策も解説!
オール電化家庭で多くの支持を集めているエコキュート。
しかし、機械である以上、故障の恐れや不具合が起こる可能性は捨てきれません。
今回の記事では、エコキュートの故障や不具合の中で特に頻度が高いとされている凍結の原因について解説します。
もちろん、対処法と予防策についても解説するので、冬本番を迎える前に、いざという時の対処法を頭に入れてくださいね。
目次
エコキュートが凍結したらどうする?原因は?
エコキュートが凍結したら、暖かいお湯が使えなくなってしまい、寒い冬には特に不便を強いられることでしょう。
では、エコキュートはなぜ凍結してしまうのでしょうか。理由を2つ紹介します。
外気温が大幅に下がったから
エコキュートが凍結してしまう理由の1つ目は、外気温が大幅に下がったからです。
とはいえ、通常であればエコキュートの給湯設備事態が凍結することはありません。
外気温の影響で凍結の恐れがあるのは、給水配管や給湯配管など、外部にむき出しになっている配管です。
配管内に存在していた水分が外気温の低下により凍ってしまうと、いくら蛇口を回しても水やお湯が管を流れることはありません。
長期間家を留守にしたから
エコキュートが凍結してしまう2つ目の理由は、長期間家を留守にしたからです。
特に、1か月程度の長期に渡って家を空ける場合、注意が必要になってきます。
長期間家を空けた時にエコキュートが凍結してしまう原因は、エコキュートを使わない期間が長期化することでヒートポンプ配管内が凍結してしまうからです。
また、エコキュートのタンクに長期間同じお湯を置いておくのは、不衛生といえます。
冬場に長期間家を空ける場合は、エコキュートの凍結防止はもちろん、タンク内のお湯の衛生状態を守るため、タンク内を空にしてから出かけるよう心掛けましょう。
エコキュートが凍結したら…。凍結時の対処法は?
エコキュートが凍結してしまった場合、お湯が使えなくて不便を強いられます。
また、普段何気なく使えているものが使えない生活は、それだけで不便を感じてしまいますよね。
ここからは、エコキュートが凍結した場合の対処法について、具体的に2つ紹介します。
配管が自然解凍されるのを待つ
エコキュートが凍結してしまった場合の対処法として最も安全なのは、配管が自然解凍されるのを待つことです。
どんなに寒い地域でも、太陽さえ顔を出せば外気温は上がります。
外気温が上がれば自然と配管が解凍され、気づいた時にはいつも通りエコキュートが使えるようになっていることでしょう。
時間に余裕があるのであれば、安心安全な自然解凍を待つようにしましょう。
配管にぬるま湯をかける
エコキュートが凍結してしまって今すぐにでも復旧させたい!という場合、配管に10~20度のぬるま湯をかける方法があります。
この際、配管にいきなり熱湯をかけるのはNG。
配管が破裂する可能性があるので危険です。
使って良いのは、あくまでもぬるま湯。
先ほど紹介した、エコキュートが自然解凍されるのを待つに比べ、解凍までの時間を短縮することができます。
この際、配管部分にタオルなどを巻いてからお湯をかけることで、より素早く配管が凍結してくれますよ。
エコキュートが凍結したら!凍結の予防策4選!
最後に、エコキュートを凍結させないための予防法を4つ紹介します。
日々の生活にちょっとしたひと手間を加えることで、エコキュートの凍結を防止できます。
寒い真冬にお湯が使えない!という非常事態を防ぐため、ここで紹介する4つの予防法をしっかり頭に入れてくださいね。
凍結予防ヒーターを取り付ける
エコキュートの凍結予防法の一つ目は、凍結予防ヒーターを取り付けることです。
凍結予防ヒーターには、凍結防止帯という別名があります。
凍結予防ヒーター(凍結防止帯)をエコキュートの配管などに取り付けると、配管の凍結を予防するためのシステムが自動で稼働してくれるという嬉しい効果を得られることができます。
凍結予防ヒーターは、配管温度が3~9度と低くなった場合に自動で運転を開始します。
その後、配管温度が13~19度になったと同時に運転をストップさせ、エコキュートの配管の凍結を防止してくれるのです。
エコキュートの所有者が、エコキュートの配管の温度を逐一管理できるわけではありません。
だからこそ、機械が自動で凍結防止に働いてくれるのは、うれしいメリットといえますよね。
エコキュートの配管内にある水を常に流しておく
エコキュートの凍結予防法の二つ目は、配管内にある水を常に流しておくことです。
これは、水道管の凍結を防ぐ方法として有名ですね。
つまり、一晩中、少量で良いので、水を常に出している状態をキープすることが大切です。
この方法を採用することで、エコキュートの配管が凍結する確率はほぼなくなるでしょう。
とはいえ、水道代はかかってしまうので注意が必要です。
また、エコキュートの温度設定で水モードを選択できない機種も存在しています。
水モードを選択できない機種の場合、タンク内のお湯を垂れ流しにする必要が出てきますが、この場合は必要な時にお湯が使えない!といった症状が発生する恐れがあります。
経済面で大きなデメリットを被る可能性があるので、注意が必要です。
配管内にある水を常に流しておくという対処法を取りたい場合、エコキュートの温度設定で水モードを選択可能な機種に限ることを覚えておきましょう。
保温材(断熱材)の破損がないか確認する
エコキュートの凍結予防法の三つ目は、保温材(断熱材)の破損がないかを確認することです。
実は、エコキュートの配管やヒートポンプ配管などは、凍結防止のために最初から保温材(断熱材)がコーティングされています。
とはいえ、配管などは屋外にむき出しになっているもの。
天候によって劣化が生じやすいですし、猫などの野生動物にかじられた影響などで、配管が破損している恐れがあります。
保温材(断熱材)に破損個所が見られた場合、効果を最大限に感じることはできません。
エコキュートを購入した販売店もしくは施工業者に相談し、保温材(断熱材)を巻き直してもらうよう手配しましょう。
凍結防止運転機能を使う
エコキュートの凍結予防法の四つ目は、凍結防止運転機能を使うことです。
凍結防止運転機能は、エコキュートのフルオート機能に搭載されている機能のこと。
凍結防止運転機能には、外気温を自動で計測し、配管の凍結の恐れを察知したら、配管内の水やお湯を循環させて凍結を防いでくれる嬉しい機能があります。
各メーカーによって、凍結防止運転機能の使い方は異なるため、冬本番になる前に機能についてしっかり調べておきましょう。
エコキュートが凍結したらどうする?対処法や予防策を講じておこう!
この記事では、エコキュートが凍結した場合の対処法や予防策について解説しました。
エコキュートの凍結は、極寒地域でのみ発生するものではありません。いたって普通の気温の地域であっても、条件さえ揃えばエコキュートが凍結する可能性は十分にあります。
したがって、真冬になる前に、エコキュートの凍結予防策を講じておくべきなのです。
いざという時に慌てないためにも、万一の対処法もしっかり頭に入れておきましょうね。
リノベステーションではオムロンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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