シャープ蓄電池の特徴や相場価格などを詳しく解説!
「シャープの蓄電池ってどんな特徴がある?」
「シャープの蓄電池は種類が多いけれど、どれを選べば良いかわからない。」
このように考えている方はいませんか。
シャープは家電メーカーとして有名で、蓄電池でもとても人気です。
なぜ人気になったのでしょうか。
今回は、シャープ蓄電池の特徴や種類、相場などについて詳しく紹介します。
目次
シャープ蓄電池は国内No.1!【相場価格と種類が豊富】
まずは蓄電池分野におけるシャープの立ち位置やシャープ蓄電池の特徴についてみていきましょう。
シャープは蓄電池に強い
シャープと聞くと冷蔵庫やテレビなどの家電を思い浮かべる方も多いでしょう。
シャープは住宅用太陽光発電やメガソーラー発電など、太陽光発電事業を幅広く手掛けています。
そして、蓄電池の出荷台数に関しては国内ナンバーワンです。
その背景にはシャープ蓄電池ならではの特徴や種類の豊富さがあります。
シャープ蓄電池の特徴
続いては、国内ナンバーワンであるシャープ蓄電池の特徴を4つ紹介します。
容量の選択肢が広い
1つ目は、容量の選択肢が広いことです。
2021年現在、シャープの蓄電池は「4.2kWh」「6.5kWh」「8.4kWh」「9.5kWh」の4種類の容量の蓄電池を販売しています。
容量だけ見ても、どれを選べば良いかわかりませんよね。
以下のような考えで選んでみることをお勧めします。
- コスト重視で災害時に最低限で良い→4.2kWh
- 普段使いでも蓄電池を活用したい→6.5kWh
- できるだけ自給自足がしたい、4人以上の家族がいる→8.4kWh、9.5kWh
また、シャープの蓄電池はミドルタイプを2つ繋ぎ合わせることも可能です。
2つ繋ぎ合わせた場合は13kWhとなり、9.5kWhよりも大きな容量の蓄電池を作ることができます。
複数のモード
2つ目は、複数のモードが存在することです。
蓄電池は数種類の容量がありましたが、運転方法はいずれも同じです。
主に2種類の使い方があり、一度設定すれば、毎日そのおモードで運転できます。
2種類とは「経済性モード」「クリーンモード」です。
経済性モードでは、余剰電力を売電し、蓄電池への充電は深夜電力で行います。
エコキュートをイメージするとわかりやすいでしょう。
このモードをお勧めする方は、売電単価が30円後半で、深夜電力の単価が安い契約のままの方です。
売電単価が低いとあまり効果を発揮しないため注意しましょう。
次にクリーンモードでは、余剰電力を充電するモードです。
このモードの場合、晴れているときの余剰電力のみで充電をし、電力会社に電気を売ることはありません。
このモードをお勧めする方は、売電単価が20円台の方やFIT制度の10年が経過して売電単価が下がった方です。
現在ではクリーンモードの運転が主流となっています。
停電時でも安心
3つ目は、停電時でも安心できることです。
シャープの蓄電池があれば、停電が起きたとしても普段通りの生活を送ることができます。
まず前提として、蓄電池には「特定負荷型」と「全負荷型」の2種類があります。
特定負荷型とは、停電時にあらかじめ決めた専用配線のみの電気が使えるタイプです。
一方、全負荷型とは、停電しても家中全ての電気が使えるタイプです。
全負荷型の方が魅力的に見えますが、使いすぎる傾向があり、容量の減りが早いので注意が必要です。
そして、シャープの蓄電池のタイプは以下になっています。
- コンパクトタイプ→特定負荷型のみ
- ミドルタイプ→全負荷型と特定負荷型を選択可能
- 大容量タイプ→全負荷型と特定負荷型を選択可能
家族の人数や停電時に使いたい家電などを考えて、容量を選ぶようにしましょう。
後付けパワコン
4つ目は、後付けパワコンです。
太陽光発電を設置するけど、蓄電池はお金の問題で設置を躊躇している方はいませんか。
シャープは蓄電池の後付けが可能なパワコンを展開しています。
つまり、パワコンを入れ替えることなく、蓄電池を後付けできます。
シャープ蓄電池の種類・相場と保証を紹介!
ここからはシャープ蓄電池の種類と相場、保証内容などについて紹介します。
JH-WB1921
1つ目は、JH-WB1921です。
JH-WB1921は6.5kWhと増設13kWhの蓄電池です。
設置場所に関して、屋内と屋外が兼用です。
しかし、屋内設置にする場合は別途レールが必要となるため、屋外設置をお勧めします。
停電時には全負荷バックアップに対応しています。
シャープ蓄電池の中で最も大きな容量で家全体をバックアップしてくれます。
設置場所 | 屋外・屋内兼用 |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 560×320×575mm |
重量 | 74kg |
価格 | 単体160万円/組み合わせ271.3万円 |
JH-WB1711
2つ目は、JH-WB1711です。
JH-WB1711は、先程のJH-WB1921と同様に、6.5kWhと増設13kWhの蓄電池です。
しかし、設置場所に関しては屋内専用となっています。
塩害地域や敷地が狭い場合には屋内専用が推奨されているため、該当する方はこのJH-WB1711を選びましょう。
設置場所 | 屋内兼用 |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 520×263×500mm |
重量 | 69kg |
価格 | 168.6万円 |
JH-WB2021
3つ目は、JH-WB2021です。
JH-WB2021は最新機種で、9.5kWhの蓄電池です。
この機種のモニタには、蓄電池の残量がどのくらい保つのかを示す「めやす時間」が表示されるようになっています。
ちなみに、めやす時間は組み合わせによっては他の蓄電池でも対応可能です。
また、別の注目ポイントとして、構造があります。
JH-WB2021は蓄電池の底面にネジ穴がない構造になっています。
それによって地上500mmまでの水位でも水が入りにくいです。
そのため、河川近くに住んでいる方や浸水の災害が心配な方には特にお勧めの種類と言えるでしょう。
設置場所 | 屋外・屋内兼用 |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 560×470×685mm |
重量 | 120kg |
価格 | 206.9万円 |
JH-WB1821
4つ目は、JH-WB1821です。
JH-WB1821はシャープの蓄電池の定番商品です。
蓄電容量が8.4kWhで、急速充電にも対応しています。
そのため、晴れ間が少ない時間でも短時間でしっかりと充電してくれます。
大きなシステム容量の太陽光発電を設置している方にお勧めの商品と言えるでしょう。
設置場所に関しては、基本的に屋外の設置です。
しかし、屋内設置用のレールを別途購入することで屋内にもおくことができます。
設置場所 | 屋外・屋内兼用 |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 700×360×605mm |
重量 | 135kg |
価格 | 198.4万円 |
JH-WB1621
5つ目は、JH-WB1621です。
JH-WB1621の蓄電容量は4.2kWhで、シャープのクラウド蓄電池の中で最も小さい容量です。
小さい容量で本当に大丈夫か考えてから購入するようにしましょう。
最近では大きな容量が選ばれることが多くなってきました。
そして、6.5kWhと4.2kWhで価格差も以前より縮まっています。
そのため、見積もりをしっかりしてみてから購入しましょう。
設置場所 | 屋外・屋内兼用 |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 500×360×605mm |
重量 | 77kg |
価格 | 131.5万円 |
保証
最後に保証内容について紹介します。
シャープの蓄電池はシステム設置時に15年保証(有償)、もしくは10年保証(無償)を選ぶことができます。
また、蓄電池をシャープの太陽光モジュールに後付けした場合でも、10年間の保証がついています。
【まとめ】相場を知り、シャープ蓄電池を購入しましょう!
今回はシャープ蓄電池の特徴や種類について紹介しました。
シャープは太陽光発電分野でとても強いです。
その背景には、保証内容の充実さや種類の豊富さ、シャープならではの特徴があるからです。
初めての方でも安心して購入できるのでお勧めです。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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