エコキュート配管工事に悩むあなたへ【仕組みを理解しよう】
- エコキュートの配管の仕組みについて知りたい
- エコキュートの配管交換は、保証対象なの?
- 配管交換の工事費はいくら?
上記のことで悩んでいませんか?
今回の記事では、エコキュートの仕組み・交換費用や保証について解説します。
目次
エコキュート配管の仕組みとは?【わかりやすく解説】
エコキュートの配管には、主に三層管を使用しています。
三層管には3つの素材から出来ています。
- 架橋ポリエチレン管
- アルミニウム
- 架橋ポリエチレン管
三層管の中に、架橋ポリエチレン管とアルミニウムを挟むことで、得られる3つのメリットがあります。
- 耐熱性がアップ
- 耐塩素材に優れている
- 耐侵蝕性に優れている
三層管の特徴は、従来よりもカンタンに配管を曲げることが出来るため、キレイに配管をまとめることが可能です。
三層管をヒートポンプ管に使用した寿命は10年が目安です。
エコキュートの管種別比較【4つの配管を紹介】
エコキュートに使われる配管は、4つあります。
それは、銅管、架空ポリエチレン管、アルミ三層管、フッ素樹脂保ホースです。
では、1つずつ配管を紹介していきます。
銅管【熱に強く抗菌効果あり】
エコキュートに使用できる配管には以下の条件があります。
- φ12.7のなまし銅管Mタイプ以上のもの
- 1cm以上の厚みがある保温材が付いているもの
その条件を満たす商品は、高耐候性被覆チューブです。
耐温度95℃ | ◎ |
耐候性パイプ | ◎ |
耐候性保温材 | ◎ |
価格 | 3,450円(税抜き) |
保証 | なし |
品番 | ECO-CU4T |
保温材の厚み | 10mm |
保温材の外径 | 12.7mm |
パイプの長さ | 4m |
架空ポリエチレン管【一軒家・マンションなどの定番】
エコキュートのメーカーが接続に承認している架橋ポリエチレン管は「三菱ケミカルインフラテック社製のHCシリーズ」のみ使用が可能です。
耐温度95℃ | ◎ |
耐候性パイプ | なし |
耐候性保温材 | ◎ |
価格 | 14,900円(税抜) |
保証 | なし |
品番 | HC-10HON10-T |
保温材の厚み | 10mm |
保温材外径 | 34mm |
パイプの長さ | 25m |
アルミ三層管【海外でメジャー】
機器メーカー推奨のアルミ三層管です。
アルミ三層管は、銅管と樹脂管の2つを合わせたハイブリッドパイプです。
耐温度95℃ | ◎ |
耐候性パイプ | ◎ |
耐候性保温材 | ◎ |
価格 | 10,320円(税抜き) |
保証 | なし |
品番 | UPC10-HONT10 |
保温材の厚み | 10mm |
保温材外径 | 34mm |
パイプの長さ | 20m |
フッ素樹脂保ホース【安心保証つき】
フッ素樹脂保ホースには、ブリヂストン社「エコるーぶ」がおすすめです。
10年の保証つきで長く使用することができます。
パイプの中では、断トツで柔らかく耐久性に優れています。
耐温度95℃ | ◎ |
耐候性パイプ | ◎ |
耐候性保温材 | ◎ |
価格 | 42,000円(税抜) |
保証 | ◎(10年) |
品番 | EL10AH10-20 |
保温材の厚み | 10mm |
保温材外径 | 35.5mm |
パイプの長さ | 20m |
エコキュート配管のみ工事する場合にかかる時間・費用
配管工事には、すべての配管交換と一部の配管を交換する場合の2パターンがあります。
- 配管工事の時間:1~3時間が目安
- 配管取り替え費用:1~2万円
配管を交換する際には、元々ついている配管を取り外して新しい配管に交換します。
エコキュートをつなぐ2本のヒートポンプの配管は水漏れしやすく、取り外しに注意が必要です。
配管費用の内訳は、3つです。
- エコキュートの点検費用
- 配管の取り外し費用
- 新しい配管費用+工事費
配管工事を依頼するには、まずハウスメーカーに問い合わせることをおすすめします。
配管工事の内容に納得いかない場合は、製造メーカーに相談しましょう。
頼む業者によっては、相場より5万円以上も高くなる場合があります。
エコキュートの保証期間を紹介【メーカー別に違いアリ】
エコキュートの保証期間と保証内容は、各メーカーによって異なります。
エコキュートの代表メーカー3つの保証期間は以下のとおりです。
- 三菱電機の保証期間:2年(延長保証あり)
- ダイキンの保証期間:5年(10年保証有償)
- パナソニックの保証期間:ヒートポンプユニット3年、タンク5年
保証期間内であれば交換費用が、タダになる場合もあります。
しかし保証期間内に地震などの災害が原因で、配管交換をお願いする場合は、有料になるため注意しましょう。
エコキュート配管の向きだし工事は要注意【悪質業者の可能性大】
エコキュートの配管工事を、依頼する際には複数の業者に見積もりを取りましょう。
いい加減な業者に工事を任すと、配管の保温処置がされず、向きだしのまま修理されます。
最終的に配管が割れてしまう原因になりかねません。
また業者によって、割高な工事費を請求されたり、追加費用を要求されるトラブルもあります。
トラブルに合わないためにも、複数の業者から見積もりを取り、工事費用をしっかりと比較しましょう。
エコキュートの配管工事には見積もりが大切
エコキュートの配管工事をする際には、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
別業者の見積もり書を、あらかじめとっておくことで、割高な工事費を請求されるリスクを減らすことができます。
また見積もり時に、工事費が高いと感じた場合は依頼しないようにしましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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