電気代が安い時間帯とは?【夜間プランで蓄電池もフル活用!】
今回は電気代が安い時間帯について解説していきます。
皆さんは電気代が安い時間帯をご存知でしょうか。
結論から言うと、夜間の電気代が最も安いとされています。
本記事ではその理由と、夜間プランを使いこなす方法を解説していきます。
蓄電池や太陽光発電を導入している方、または検討している方にオススメの記事です。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
夜間の電気代は安い?
先ほども述べた通り、夜間の電気代は安く設定されていることがほとんどです。
その理由として供給過多であることが挙げられます。つまり、夜間は電気が余っているのです。
ほとんどの発電設備では、ピークの昼間に合わせて大量の電気を発電しています。
そして発電設備の大半は、細かな調整をすることが難しく、「夜間の発電量を控えめにする」ということができないのです。
そのため、夜間には価格を低く設定するプランを、各電力会社が提供しています。
各電力会社の夜間プラン
ここでは各電力会社の夜間プランを解説していきます。
解説する夜間プランは以下の通りです。
- 夜トク8(東京電力)
- 深夜お得プラン(エルピオでんき)
- 日曜から夜更かしプラン(親指でんき)
それぞれ解説していきます。
夜トク8
東京電力が提供する夜トク8(エイト)はその名の通り、夜の8時間が夜間料金になってお得になるプランです。
基本料金(1kW)が214.50円、午前7時〜午後11時が32.74円、午後11時〜午前7時が21.16円です。
また、東京電力は夜トク12(ジュウニ)も展開しています。
基本料金(1kW)が214.50円、午前9時〜午後9時が34.39円、午後9時〜午前9時は22.97円です。
どちらかと言うと夜トク12の方が使いやすそうです。
ただ、蓄電池を活用したり、夜型の生活を送るのであれば夜トク8も悪くない選択といえるでしょう。
ちなみに、通常のプランである「従量電灯B」の場合、120kWhまでは19.88円/kWh、120〜300kWhは26.48円/kWh、300kWh以上は30.57円/kWhとなっています。
深夜お得プラン
エルピオでんきが提供する深夜お得プランは、最大31%の節約が可能であることを謳っています(東京電力の従量電灯Cと比較)。
午前6時から午後11時までが27.5円/kWh、午後11時から午前6時が20.5円/kWhとなっています。
そのため、先ほど紹介した東京電力の夜トクプランよりも安く価格が設定されています。
元々、エルピオでんきはLPガス事業を手掛けていましたが、新電力として電気エネルギーに参入しました。
コスパの良いプランで攻めている企業です。
全体的に安い夜間プランとなっているため、迷ったらエルピオでんきの深夜お得プランを選ぶといいでしょう。
日曜から夜更かしプラン
親指でんきが提供する日曜から夜更かしプランは、TV番組「月曜から夜更かし」のパロディとなっています。
ですが、適用されるのは毎晩なので、ご安心ください。
東京エリアの場合、午前8時から午後10時が30.5円/kWh、午後10時から午前8時が24.4円となっています。
ネーミングに惑わされそうになりますが、実際の電気料金は特別安いわけではありません。
ユニークなプランに魅力を感じた方のみ、検討するといいでしょう。
夜間プランを最大限活用できる蓄電池の導入
夜間プランのお得な電気を最大限活用するのであれば、蓄電池の導入は必要不可欠です。
なぜなら蓄電池を導入すれば、「夜間の電気を蓄電して日中に利用する」という使い方ができるからです。
これであれば、夜型生活ではない人でも夜間プランの恩恵を受けることができます。
太陽光発電との併用がオススメ
また、蓄電池を利用するのであれば、太陽光発電と併用することをオススメします。
太陽光発電で日中は発電し、蓄電池で夜間の安い電気をフル活用する。このシステムを作り上げることができれば、全時間帯をカバーすることが可能になります。
一人暮らしではメリットはないかもしれません。
ですが、帰りの遅い大学生が同居しているなど、様々なケースで恩恵が発揮されます。ぜひ検討してみてください。
夜間プランの注意点
夜間プランの注意点として、日中の電気料金が跳ね上がってしまうことが挙げられます。
夜間の電気が余っているからとはいえ、そのまま夜間の電気を安くしていては、電力会社は儲かりません。
夜間の電気代を安くする代わりに日中の電気代を吊り上げることで、プラン全体のバランスを取っています。
軽い気持ちで夜間プランを選ぶと、思っていたよりもコストがかかる可能性が生じかねません。しっかり検討するようにしましょう。
夜間プランがオススメな人
夜間プランがオススメな人は以下の通りです。
- 夜型生活を送っている人
- 夜に営業する居酒屋
- 蓄電池を導入している家庭
夜間プランは日中の電気代が高くなる代わりに夜間の電気代が安くなるプランです。
そのため、夜行性の人にピッタリのプランといえます。特に夜間の場合、電気の明かりは必要不可欠です。
夜にゲームをしている学生の方々や、夜勤で働いている方にオススメといえるでしょう。
また、夜に営業する居酒屋にも夜間プランはオススメです。
居酒屋の場合、日中に営業することはほとんどないと思いますので、夜間プランは非常に適したプランだといえます。
そして先ほど紹介した通り、蓄電池を導入している家庭は夜間プランがオススメです。夜の電気を蓄電して日中に使うことができます。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- 夜間は電気が余っている為、電気代が安くなっている
- エルピオでんきの夜間プランがオススメ
- 夜に活動している方に、夜間プランはピッタリ
夜間プランを上手く使いこなせれば、電気代を大幅に節約することが可能になります。
蓄電池を導入している方はもちろんのこと、夜型の生活を送っている方に非常におすすめです。
また、日中は仕事に出掛けているので、そこまで電気を使わない家庭も多いはず。そんな方々に夜間プランはオススメです。
しかし、それ以上に日中の電気代が高くなる点に注意が必要です。
もはや、一般的な生活リズムを送っている方に夜間プランはオススメできません。
それぐらい電気代がシビアに設定されているように見えます。
夜間プランの導入を検討している方は、しっかりシミュレーションした上で導入するようにしてください。
本記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ参考にしてみてください。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!