蓄電池の導入タイミングは?価格高騰する中、お得に導入できる方法
・蓄電池の導入タイミングで悩む、待てば安くなるのかな?
・2020年と比べて価格推移の変化はどれくらい違うのか。
・蓄電池をお得に購入する方法が知りたい。
今回の記事では、上記の内容をメインに高騰する理由や蓄電池のメーカー別の価格相場を紹介します。
目次
蓄電池の価格が高騰する理由【EV車ブームが要因】
全世界の電気自動車の普及に伴い、半導体不足が進みリチウムイオン電池の価格が下がらないといわれています。
2020年、中国での電気自動車の販売増加により、リチウムイオン電池の価格が1年で5倍に高騰しています。
現状、リチウムイオン電池の調達がむずかしい状況です。
蓄電池に使われているリチウムイオン電池の原材料は2つあります。
それはコバルト・リチウムです。
リチウムイオン電池の平均価格
2020年8月 | 3万9,750元 |
2021年1月 | 5万9,000元 |
コバルトの価格
2020年5月 | 23万2,500円 |
2021年1月 | 28万8,000円 |
引用:東洋経済
2021年蓄電池の価格推移【前年度と比較】
2020年と2021年の経済産業が発表する蓄電池の価格水準の記載はありませんでした。
2019年度の蓄電池の価格推移は以下の通りです。
年度 | 電池部分 | 本体価格 | 本体価格+工事費 |
2019年 | 5.9万円/kWh | 14.0万円/kWh | 18.7/kWh |
【引用:経済産業省 29ページ 家庭用蓄電池システムの価格水準】
2030年の目標価格は、工事費込みで7/kWhと発表しています。
【引用:経済産業省 15ページ 家庭用蓄電池システムにおける目標価格の考え方】
蓄電池の導入時期は?【防災対策や光熱費を重視するなら今!】
防災対策や光熱費の節約で導入したい方には、待たずに今購入することをおすすめします。
毎年、売電価格が下がることも理由の一つです。
太陽光発電と合わせて蓄電池を導入したい方にも同じことが言えます。
2019年~2021年 売電価格推移
年度 | 10kWh 未満 | 10~50kWh未満 |
2019年【H30年~R1年】 | 26円 | 14円 |
2020年【R2年】 | 21円 | 13円 |
2021年【R3年】 | 19円 | 12円 |
10kWh未満の売電価格が7円に対して50kWh未満では、2円と毎年単価は下がり続けています。
家計の足しにしたいと考えている場合、1日でも早い導入がお得になります。
各メーカー蓄電池の相場価格【容量別に紹介】
各メーカーの蓄電池の容量と価格を紹介します。
小さな容量から大きな容量に分けて、工事費込みの価格と特徴をみていきましょう。
ニチコンの相場価格
ニチコンの容量別の相場価格は、以下の通りです。
容量 | 相場価格(※工事費込み) |
4.1kWh | 約128万円 |
11.1kWh~16.6kWh | 約228万円~約283万円 |
ニチコンは、太陽光発電と蓄電池、電気自動車を組み合わせる「トライブリッド蓄電池システム」に対応しています。
蓄電池を設置後、電気自動車に必要なV2Hの増設・後付けが可能です。
将来、電気自動車の購入を検討している方にはおすすめです。
シャープの相場価格
シャープ容量別の相場価格は、以下の通りです。
容量 | 相場価格(※工事費込み) |
4.2kWh~6.5kWh | 約104万円~約146万円 |
8.4kWh~9.5kWh | 約205万円~約223万円 |
屋内・屋外の設置スペースをとらず、2台組み合わせて容量を増やすことができます。
テスラの相場価格
テスラ容量別の相場価格は、以下の通りです。
容量 | 相場価格(※工事費込み) |
13.5kWh | 約197万円 |
テスラは、海外メーカーの蓄電池です。
国内メーカーよりも容量が大きくゆとりを持って家電製品の使用が可能です。
高機能かつ大容量サイズを低コストで導入できます。
パナソニックの相場価格
パナソニックの容量別の相場価格は、以下のとおりです。
容量 | 相場価格(※工事費込み) |
3.5kWh~5.6kWh | 約154万円~約168万円 |
7.0kWh~9.1kWh | 約250万円~約285万円 |
11.2kWh | 約318万円 |
パナソニックは、世界トップクラスのリチウムイオン電池を搭載。
高品質と高い安全性に優れています。
三菱の相場価格
現在、三菱の蓄電池は販売していません。
2020年3月をもって販売を撤退しています。
蓄電池の導入に必要な費用【タイプ別の相場価格も紹介】
蓄電池の導入費用には、以下の費用がかかります。
「本体費用+工事費用+保証費用+アフターフォロー費用」=蓄電池の導入費用
太陽光発電と組み合わせて使う場合、発電した電力を変換するパワーコンディショナ―代が必要になります。
予算を抑えたい場合、蓄電量は減りますが容量を小さくすることで導入費用を下げることができます。
3パターン別の導入費用の目安
【失敗リスク軽減】蓄電池をお得に購入する3つのコツ
蓄電池をお得に購入する方法を取り入れる方法を紹介します。
まとまったお金を用意せずに蓄電池を購入する方法もご覧ください。
3社以上で見積りを取る
蓄電池は、業者によって価格に差があります。
見積り1つで決めるのではなく、3社以上の会社で見積りをとってもらいましょう。
高い金額で購入することなく、蓄電池をお得に導入することができます。
補助金を活用する
国や自治体の補助金を利用してお得に導入できます。
東京都の補助金は、以下の通りです。
単価/上限額 | 対象機器の条件 | |
東京都の補助金 | 7万円/kWh 上限額42万円 | ①都内の住宅において新規に設置される機器(未使用品)であること。 ②交付決定後に契約締結すること。令和3年4月~令和4年9月までに補助対象機器等を設置すること。 |
国からの補助金 | 一律 2万円 | ① 補助対象の要件を満たす家庭用蓄電システムであること。 ② 災害発生時(停電時)に宅内給電へ切り替えることができること。 ③ 災害発生時の宅内給電切り替えは自動および不測の事態用として手動切り替えができること。 ④ 災害復旧後に、遠隔からの動作状態を監視できる機能を具備すること。 |
自治体によって補助金を実施していない場合もあります。
現在、補助金制度を行っているのかホームページを確認しましょう。
【初期費用を軽減】金利の低いソーラーローンを活用してみる
ソーラーローンとは、太陽光発電の導入に利用できるローンです。
蓄電池の設置でも、活用できます。
最長15年までの借り入れ期間が多く、500万円〜1000万円までの融資が受けられます。
また蓄電池の購入が決まる前でも、申し込める特長があります。
金利は、1.7%~3%とリフォームローンより金利が低いです。
頭金・保証人なしで借り入れできるため、すぐ資金を得ることができます。
【蓄電池の先延ばしNG】補助金の利用ができる今がベスト!
価格が下がるタイミングを待ってから、蓄電池の導入をしようと考える方は多いでしょう。
しかし、補助金の利用ができる今こそ導入のチャンスといえます。
補助金は、いつまでも使える訳ではありません。
一定の設備数に到達すれば、補助金制度はなくなります。
補助金の利用ができる最適なタイミングといえるしょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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