スマートハウスとloTの違いは?【メリットと相場価格を解説】
・スマートハウスの仕組みとは?
・スマートハウスのメリット、デメリットや価格が知りたい
・スマートハウスとloTハウスとの違いは?
上記の内容をメインにご紹介します。
スマートハウスの相場価格についても合わせてご覧ください。
目次
スマートハウスとは?【賢く節電できる地球にやさしい住宅】
スマートハウスは、太陽光発電システム・蓄電池・HEMSを使って家中の電力を制御できます。
スマートハウスが開始した頃は、家中の家電をなるべく使わずにおこなう省エネ方法でした。
しかし現在は、太陽光発電システムなどを利用して自家発電・自家消費をおこなう方法が一般的です。
地球温暖化を進行させないために、国が主導となりスマートハウスの普及に取り組んでいます。
スマートハウスは、電気自動車や家中の家電製品と連携できるため、必要に応じて電気を活用できるのが特徴です。
HEMSを使って、家中の家電をコントロールすることで、電気料金を大幅にカットすることにも期待できます。
スマートハウスのメリット【うれしい5つのポイント】
スマートハウスに住むメリットは、毎月の光熱費を抑えることができます。
さらに補助金が使えたり、停電に備えることができたりする点もスマートハウスの魅力です。
ここからは、スマートハウスの5つのメリットを紹介します。
余った電気を蓄電したり売電できる
スマートハウスに住むことで、太陽光発電で発電した電力を自家消費したり、余った電力を売電したりできるのが特徴です。
自家消費の電力と別に余剰電力がある場合は、電力会社に売電できるため、収益に期待ができます。
また発電した電力を蓄電池に蓄えて、その電力を電気自動車の充電に回すことも可能です。
日中の電力をうまく活用することによって、電気料金の節約に期待ができるでしょう。
深夜電力を格安で利用できる
深夜帯の安い電気を蓄電池に貯めて、昼間の高い時間帯に格安で利用できます。
電化上手プランの料金単価での昼間と夜間の料金単価は以下のとおりです。
- 昼間の料金:30円67銭、夏の場合34円16銭
- 夜間の料金:15円12銭
料金単価の差は、およそ2倍の差です。
電化上手プランは、季節によって料金単価に違いがあります。
太陽光発電なしのご家庭でも、蓄電池があれば安い価格で電力を使用できます。
太陽光発電がある場合は、蓄電池と併用することで電気代をさらに安く抑えることができるでしょう。
停電を回避できる
スマートハウスは災害時に停電が起きても、太陽光発電や蓄電池を使うことによって、ふだん通りの生活を送ることが可能です。
日中に太陽光発電の電力を蓄電池に貯めて、非常用の電源として活用することができるのでいざというときでも安心です。
停電時に必要な容量は、6kWh前後を目安にすると良いでしょう。
蓄電池には特定負荷型と全負荷型の2つのタイプがあり、それぞれ停電時の使用方法が異なります。
- 特定負荷型:一部のお部屋のみ使用できる半面、価格は安い。
- 全負荷型:家中の電気を長時間使用できる一方、価格が高い。
2つの特徴を理解しておくことで、停電時も安心して利用できるでしょう。
HEMSで家中の電気使用量を把握できる
HEMSは、AI機能を搭載しているので家中の電力を365日24時間コントロールすることができます。
HEMSを使って天気や1日の電気使用量を把握して、使う分だけの電力を作り出し、電気のムダ使いを減らせるメリットがあります。
電気の使用量をモニターから見ることで、家の電力はどのくらい使われているのかリアルタイムで把握できるため自然と節電意識が高まりやすくなるでしょう。
システム導入に補助金が使える
太陽光発電や蓄電池、HEMSの導入費用の一部は、国や自治体の補助金で賄うことができます。
東京都の補助金の目安は、以下のとおりです。
システム名 | 東京都 | 自治体 |
太陽光発電 | 20万~50万円/kWh | 5万~10万円/kWh |
蓄電池 | 7万円/kWh(上限42万円) | 5万~10万円/kWh |
HEMS | 5万円 | 2万~5万円 |
地域によって具体的な申請期間は異なります。
お住まいの国や自治体のホームページに一度問い合わせて申請期間や申請内容を確認してみましょう。
スマートハウスのデメリット【2つの注意点】
スマートハウスに住む最大のデメリットは、太陽光発電や蓄電池などの高額な導入費用がかかることです。
ここからは、スマートハウスのデメリット2点を紹介します。
初期投資が高い
太陽光発電や蓄電池などの設置には、高額な費用が必要です。
光熱費が安くなる分、初期費用が高いのが欠点といえます。
太陽光発電と蓄電池の価格相場は、以下のとおりです。
- 太陽光発電(250W~310W):約20万~約154万円
- 蓄電池(3.5kWh~10kWh):約90万円~約190万円
各メーカーによって価格やグレードが違うため、ライフスタイルに合ったものや予算内に納まるものを選びましょう。
なお、導入費用の一部を補助金で賄うことができます。
導入費用を抑えるためにも、補助金を積極的に活用することをおすすめします。
インターネットの接続が必要
スマートハウスに住む場合は、家中の電力をインターネットに繋げる必要があります。
そのため、家電とHEMSに接続するWi-Fiが必要です。
スマートハウスは、Wi-Fiをうまく使うことで外出先でも家電製品をコントロールすることが可能です。
HEMS対応のアプリを使って、スマートフォンやタブレットから家中の家電の操作や管理がいつでもできます。
インターネットに接続するためには、HEMS対応の分電盤に交換しなければなりません。
HEMSを導入する際は、HEMS対応の分電盤と機器をコントロールするアイセグの設置が必要です。
スマートハウスとloTハウスの2つの違い
スマートハウスとloTの違いを一つずつ紹介します。
スマートハウスとは、賢い家という意味を示します。
主に自家発電や自家消費をしながら節電したり、HEMSを使って電力の使用量を管理したりする「省エネ」住宅のことを指します。
対してloTハウスは、Internet of Thingsの略で、インターネットにモノをつなぐという意味です。
loTハウスは、スマートフォンやタブレットを使って家電を操作したり、ドアキーの代わりとしても使えるのが特徴です。
両者の機能や特徴は、似ているようでまったく違います。
スマートハウスは、エネルギーを作ったり貯めたりする仕組みに対して、loTハウスは、暮らしの快適さや安全性を高めることに着目されています。
現在は、スマートハウスとloTハウスが合わさり、スマートホームと呼ばれる住宅が普及しています。
将来的には両者とも同じような意味として考えられる傾向にあります。
スマートハウスの価格相場【3社のメーカーを比較】
スマートハウスを建てる際の各メーカーの坪単価は、以下のとおりです。
住宅メーカー | 商品名 | あたりの1坪価格 | 対応地域 |
タマホーム | 大安心の家シリーズ | 30万円以上 | 全国(沖縄県および離島を除く) |
ミサワホーム | 子育て世帯の家 SMART STYLE | 60万~80万円以上 | 全国(沖縄県および離島を除く) |
アイダ設計 | アイダ設計総合 | 30坪980万円(1坪あたり32,7万円) | 関東一都六県 |
3社の坪単価の価格相場は、平均41万〜48万円です。
スマートハウスにリフォームする場合、太陽発電システムと蓄電池、HEMSとスマート家電の費用が必要になります。
上記の予算をしっかりと把握してから、スマートハウスを検討しましょう。
スマートハウスはエネルギー消費の少ない暮らしが可能
スマートハウスは、電気自動車や家中の家電製品と連携できるため、必要に応じて家中の電気を活用したり、電力の使用量を管理できたりするのが特徴です。
HEMSを使って、家中の家電をコントロールすることで、電気料金を大幅にカットすることも期待できるでしょう。
スマートハウスは、光熱費をカットできる分、太陽光発電システムなどの設備費用や建築費用がかかります。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、スマートハウスを検討してみて下さい。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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