群馬県で蓄電池の共同購入はできる?その他の補助金制度についても!
群馬県在住で、蓄電池の共同購入を考えている方は多いかと思います。
では、蓄電池の共同購入とはいったいどういう制度なのでしょうか。
また、蓄電池の共同購入のメリットとデメリットは何があるのかについても、今回の記事で具体的に解説します。
目次
群馬県でもできる?蓄電池共同購入事業の概要をチェック!
群馬県では「温室効果ガス排出量ゼロ」および「災害時の停電ゼロ」を実現するため、蓄電池の普及率アップを狙っています。
そこで登場した制度が、今回紹介する蓄電池の共同購入です。
まずは、蓄電池の共同購入の概要を解説します。
群馬県が実施している蓄電池共同購入の概要
群馬県が実施している蓄電池の共同購入は、既述の通り「地球環境のため」「災害時のため」に推し進めていきたい制度の一つです。
共同購入として実施しているのは、蓄電池の他に10kW以下の太陽光パネルもあります。
どちらも、地球環境や災害時のために必要なものですが、初期費用がとても高額であるがゆえに、思うような普及が見込めていないのが現状です。
そこで打ち出したのが、共同購入という初期費用がお得になる制度になります。
蓄電池の共同購入は、群馬県のみならず日本全国で実施している制度になるので、情報もたくさん出ていて安心です。
群馬県の蓄電池共同購入の受付件数について
群馬県の蓄電池共同購入の受付件数は、2022年4月現在333世帯です。
とても大きな数字であることが分かりますよね。
今後のスケジュールとしては、同年5月中旬頃に施工会社と蓄電池の金額が決定し、同年8月31日までに消費者が購入の有無を決断します。
つまり、現在の受付件数333世帯というのは、あくまで概算に過ぎません。
とはいえ、蓄電池の購入金額が前もって把握できるので、そこは良心的なポイントですよね。
群馬県で蓄電池共同購入はお得?メリットとデメリットを紹介!
続いて、蓄電池の共同購入は本当にお得なのか、メリットとデメリットを紹介します。
蓄電池共同購入のメリット
蓄電池の共同購入の主なメリットは、以下の通りです。
- 蓄電池の購入費用が安くなる
- スケジュールが消費者目線で安心
それぞれ具体的に見ていきましょう。
蓄電池の購入費用が安くなる
蓄電池の共同購入の主なメリットとして、蓄電池の購入費用が安くなることが挙げられます。
蓄電池に限らず、大型注文することで物品の単価が安くなりますよね。
「大量注文をしてくれるのなら…」と卸売価格を値下げしてくれるのはもちろん、運送費や人件費などを大幅削減できるので、私たち消費者が支払う金額も安くなる仕組みです。
つまり、蓄電池購入の意志を群馬県に伝えるだけで、個人で蓄電池を購入するよりもよりお得になるということ。
蓄電池の初期費用を抑えられるので、初期費用の回収も比較的短期間で終えることができます。
スケジュールが消費者目線で安心
スケジュールが消費者目線で安心なのも、蓄電池共同購入のメリットの一つです。
以下は、群馬県が発表している蓄電池共同購入のスケジュール一覧になります。
日付 | スケジュール |
2022年3月30日~2022年8月31日 | 購入希望者の参加登録 オンライン説明会 |
2022年5月中旬頃 | 施工業者決定 蓄電池の販売価格決定 |
2022年6月中旬頃 | 参加登録者に見積り送付 |
2022年8月31日 | 購入の最終判断 |
2022年8月~2022年10月頃 | 現地調査の後、正式契約 |
2022年11月~2023年6月頃 | 蓄電池の施工 |
ポイントは、2022年5月中旬に施工会社と蓄電池の販売価格が決定することです。
それにも関わらず、受付期間は同年8月31日。
つまり、すべての情報を知ってから、蓄電池共同購入制度の利用の有無を選択できるのです。
「共同購入だから蓄電池がもっと安くなると思ってたのに…」「施工会社に不信感があるから共同購入制度を利用しないほうが良かった…」などといった後悔を抱くことは少なくなります。
蓄電池共同購入のデメリット
続いて、蓄電池共同購入の主なデメリットは、以下の通りです。
- 蓄電池の選択肢が少ない
- 購入から施工までに時間がかかる
それぞれ順番に見ていきましょう。
蓄電池の選択肢が少ない
蓄電池共同購入の主なデメリットは、蓄電池の選択肢が少ないことです。
金銭面的にとてもお得な蓄電池共同購入制度ですが、市場に出回っているすべての蓄電池が対象というわけではありません。
蓄電池の共同購入対象商品というのが提示してあり、そこに記載がある蓄電池のみ共同購入として手が出せます。
つまり、蓄電池のメーカーや性能などにこだわりがある家庭は、共同購入自体を利用できない可能性があるということです。
購入から施工までに時間がかかる
購入から施工までに時間がかかるのも、蓄電池共同購入の主なデメリットの一つです。
蓄電池の共同購入のメリットで紹介した表をもう一度ご覧ください。
蓄電池の共同購入の受付開始は、2022年3月30日です。
そして、蓄電池を実際に購入し、施工に入るのが同年11月になります。
すべてを最短で済ませることができたとしても、7〜8か月は見ないといけないのです。
少々時間がかかりすぎな気もしますよね。
他にもある?群馬県で実施中の蓄電池共同購入以外の補助金制度は?
群馬県が実施している蓄電池の補助金制度は、共同購入以外に何があるのでしょうか。具体的に解説していきます。
県独自の補助金制度について
群馬県では、蓄電池や太陽光パネルを購入した家庭に向け、低金利の融資という形で補助金制度を実施しています。
融資金額は、以下の通りです。
対象商品 | 融資金額 |
太陽光発電 | 200万円 |
蓄電池 | 100万円 |
V2H | 100万円 |
太陽光発電+蓄電池 | 300万円 |
太陽光発電+V2H | 300万円 |
融資期間は10年間、融資利率は固定金利で年1%という条件になっています。
一括で購入するには、なかなか手が出しにくい蓄電池。
だからこそ、ローンで必須になる金利を低くする制度はありがたいものがありますよね。
各市町村の補助金制度について
群馬県では、各市町村が独自に蓄電池の補助金制度を実施しています。
蓄電池の補助金制度を実施している主な市町村と、補助金額は以下の表の通りです。
市町村名 | 蓄電池の補助金額 |
前橋市 | 1kWhあたり1万円 上限5万円 |
沼田市 | 1kWhあたり1万円 上限5万円 |
桐生市 | 1kWhあたり1万円 上限5万円 |
藤岡市 | 1kWhあたり1万円 上限5万円 |
みどり市 | 一律15万円 |
渋川市 | 一律5万円 |
各自治体によって、蓄電池の補助金額が異なっていることが分かります。
蓄電池を購入する際は、お住まいの自治体の補助金制度の有無や内容をしっかり確認することが求められるといえるでしょう。
群馬県の共同購入はお得だけど注意も必要!
今回の記事では、群馬県の蓄電池共同購入制度について解説しました。
共同購入で蓄電池を購入したい場合、2022年8月31日が期限となります。
もちろん、登録を削除することも可能なので、蓄電池の購入をお考えの場合は、共同購入専用サイトで登録だけ済ませておくと安心できるでしょう。
また、群馬県では蓄電池共同購入の他に、蓄電池の購入費用にかかる金利を低いものにする補助金制度を実施していることも分かりました。
蓄電池は高額商品なので、基本的にはどの家庭もローンを組んで蓄電池を購入するかと思います。
だからこそ、群馬県が実施している低金利制度は嬉しいものがありますよね。
群馬県在住の方は、ぜひお得な制度があるうちに、蓄電池の購入を前向きに検討してみてくださいね。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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