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スマートハウスって一体なんだ?【メリット・デメリットも解説】

太陽光発電 2024年01月04日更新

今回はスマートハウスについて解説していきます。

そもそもスマートハウスとはなんなのか、ゼロから説明します。

スマートハウス初心者の方におすすめの記事です。

メリットやデメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

スマートハウスとは?

スマートハウスは、家電や設備機器をインターネットなどでコントロールし、最適制御を行うことで、消費エネルギーを最適化することができる住宅のことを指します。

具体的には、HEMS(Home Energy Management System)を用いて、コントロールすることが一般的となっています。

HEMSを利用することで、家庭内のエネルギーの動きを可視化することが可能となり、それを参考に電力使用の最適化を進めることができます。

類語としてスマートホームと呼ばれる概念がありますが、意味はスマートハウスと少し異なるものです。
スマートホームは、
IoT(Internet of Things)を軸に、利便性・快適性を追求した住宅のことを指します。

スマートハウスはエネルギーの効率化、スマートホームはITを用いた生活の利便性向上だと考えればいいでしょう。

スマートハウスのメリットとは?

ここではスマートハウスのメリットについて解説していきます。メリットは以下の通りです。

  • 光熱費の削減が期待できる
  • エネルギーを効率よく運用できる
  • 補助金制度を活用できる

それぞれ解説していきます。

光熱費の削減が期待できる

スマートハウスは、HEMSだけでなく、太陽光発電や蓄電池、エコキュートなどで構築されています。
特に太陽光発電を活用することで、電気を直接生み出すことが可能なので、
光熱費の削減が期待できるのです。

蓄電池を用いることができれば太陽光発電の余剰電力を貯めておけますし、FIT制度を利用して高値で売電することもできます。

スマートハウスを利用することで、光熱費の削減が期待できるのは、ほぼ間違いないでしょう。

エネルギーを効率よく運用できる

スマートハウスの特徴は、HEMSを用いてエネルギーを効率よく運用できる点にあります。
例えば、明日の天気が雨になる可能性が高い時は、前日の夜に電気代が安い夜間電力を蓄電池に蓄電して、翌日の日中に使う…といったことが、全自動で出来てしまいます。

また、HEMSを活用することで、パソコンやスマートフォンからでも家電を操作することができます。
例えば外出中に「あ、エアコンの電気消し忘れた!」という時でも、遠隔でスイッチをオンオフできるのです。

このような積み重ねは、まさに塵も積もれば山となる。トータルで大きな節約に繋がることでしょう。

補助金制度を活用できる

現在、カーボンニュートラルを始めとして、エネルギー問題について、国家が手厚く補助するようになりました。
企業だけでなく、私たち一般市民でもその恩恵を受けることができます。
補助金制度です。

ほとんどの自治体で太陽光発電や蓄電池の導入の際の補助金制度が整っています。
スマートハウスを構築するには、それなりのお金が必要です。

ですが、補助金制度を利用することで、コストをぐっと落とすことができます。

スマートハウスのデメリットとは?

ここではスマートハウスのデメリットについて解説していきます。デメリットは以下の通りです。

  • 初期投資が大きい
  • 投資分を回収できるか予測がつかない

それぞれ解説していきます。

初期投資が大きい

スマートハウスの最大のデメリットは、やはり初期投資が大きいことでしょう。

HEMSを導入することは、そこまでのコストもかかりません。
ただし、スマートハウスの肝となる太陽光発電や蓄電池のコストが非常に大きいです。
補助金制度でかなりの金額を軽減することができますが、それでも
100万円以上の出費となるのはほぼ確実です。

また、エアコンやテレビなどの家電も、HEMSに対応しているモデルと未対応のモデルがあります。
場合によっては買い替えも検討することになるでしょう。

ただし、最近は共同購入事業が進んでおり、共同購入することで費用を大幅に削減できる場合もあります。
補助金制度を含め、各自治体の公式HPでしっかりリサーチするようにしましょう。

投資分を回収できるか予測がつかない

初期投資が嵩むこともそうですが、スマートハウスを利用することによって、投資分を回収できるかどうかの予測が非常に難しのも事実です。

少なくとも、光熱費が軽減されるのは間違いありません。
ただし、それが投資分を回収できるほどなのかと言われると、少し疑問が出てきます。

特に難しいのが、電気代の価格推移や、技術革新です。
これについては正確に予測することが非常に難しいため、投資分を回収できるかどうかはギャンブルだと思った方がいいかもしれません。

ただし、スマートハウスのメリットは、コストパフォーマンスだけでなく、利便性にもあります。
その点はポジティブに考えるべきですね。

スマートハウスは補助金を活用すべし!

スマートハウスを導入するのであれば、絶対に補助金制度を活用するようにしましょう。
少しイメージを掴んでもらうために、実際の補助金制度を紹介してみようと思います。

今回紹介するのは、神奈川県大和市の補助金制度です。
大和市は、オフィスへのアクセスのいい住宅街地域で、家賃もそこまで高くないことから、30代夫婦の家庭が多い街です。
そんな大和市では、「住宅用再生可能エネルギー・省エネルギーシステム等設置費補助金」を用意しています。

大和市に居住している方が対象で、太陽光発電システムの場合は1kWあたり10,000円の上限40,000円、リチウムイオン蓄電池の場合や上限30,000円となっています。

基本的に多くの自治体が、同じぐらいの金額の補助金制度となっています。
ただし自治体によっては、大幅に補助されるケースもあるので、各自治体の補助金制度をしっかり調べるようにしましょう。

まとめ

それでは本記事をまとめていきます。

  • スマートハウスは、HEMSを活用することで消費エネルギーを効率化する住宅のこと
  • スマートハウスは光熱費の削減が見込める
  • 初期投資が大きいため、投資分を回収できるかは分からない
  • スマートハウスを導入するのであれば、補助金制度を活用するべき

繰り返し言いますが、スマートハウスを導入する際は、絶対に自治体の公式HPを確認して、補助金制度の有無を確認するようにしてください。

先ほど紹介した大和市の補助金制度は数万円規模でしたが、自治体によっては数十万円規模の補助金制度を進めている場合もあります。必ず確認するようにしましょう。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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中田 萌
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