V2Hのおすすめメーカー3選!企業ごとの強み・人気商品もご紹介!
電気自動車やPHVをお持ちの方は、車を蓄電池として使えるV2Hに興味がある方も多いのではないでしょうか?
2022年度も引き続きCEV補助金制度の実施が発表されていますので、V2Hを買うなら今年がチャンスと言えそうです。
とはいえ、V2Hを販売しているメーカーは数多くあるため、機器選びに失敗して後悔したくないですよね。
そこで本記事では、以下の3つのポイントについてくわしく解説していきます。
- V2Hの特徴やメリット・デメリットをおさらい
- 本記事が厳選したV2H機器のおすすめメーカー3選
- おすすめメーカーの主力商品のスペックや価格
記事を読めば、国内シェアを3分する人気メーカーの主力商品の魅力やコスパまでしっかり理解できるようになります。
「V2H機器の種類が多すぎてなかなか決められない!」とお困りの方は、ぜひ記事に目を通してみてくださいね!
目次
V2Hとは?設置するメリット・デメリットをおさらい
まずはじめに、V2Hの特徴や機能、メリットやデメリットを再確認していきましょう。
V2Hの特徴や機能
V2HとはVehicle to Homeの略語で、電気自動車のバッテリーを家庭用蓄電池として利用できるシステムのことです。
通常では電気自動車への充電しかできませんが、V2Hを使えばEVの電気でエアコンやIHクッキングヒーターなどの高負荷の家電も動かせるようになります。
蓄電池と同様に、停電時のバックアップ電源としても活躍するため、災害により停電してしまったときも普段どおりに生活できますね。
V2Hのメリット【電費代が安くなる】
V2Hの最大のメリットは、「夜トク8」などの深夜型電力プランとの組み合わせで電気代がお得になることです。
夜間の電気代は昼間の「3分の2」ほどですので、夜に充電した電気を日中に使うだけで大幅に光熱費を節約できます。
仕事を終えた夕方など、電気をよく使う時間にはEVが家にあることは多いため、うまく活用すればV2H機器の購入費を早めに回収できるでしょう。
V2Hのデメリット【費用回収まで時間が必要】
V2Hのデメリットは、設置費用を回収するまでに数年かかってしまうことです。
一般的なV2H機器の価格は40〜100万円ほどであり、1年間に10万円節約できたとしてもかなりの時間を要する計算になります。
しかしながら、2022年度は国のCEV補助金を利用すれば工事費ゼロ・本体50%オフで購入できるため、回収までの期間をぐっと短縮できます。
CEV補助金の申請は2022年5月以降に始まる予定ですので、ぜひとも活用したいですね。
V2Hのおすすめメーカー3選!迷ったらこの会社を選ぼう
つづいて、 国内で大きなシェアを持つ人気の3メーカーの魅力を解説していきます。
①ニチコン【おすすめ!】
ニチコン株式会社は、京都府に本社を置くコンデンサの開発企業であり、近年では蓄電池やV2H機器を手広く手がけているメーカーです。
家庭用蓄電池の豊富なラインナップとコスパの高さで知られ、2020年の国内層販売台数はNo.1を記録しています。
近年、太陽光発電・電気自動車・蓄電池をひとつのパワーコンディショナで管理する「トライブリッド」方式を発表し、ますます柔軟な電力管理が可能になりました。
②デンソー
株式会社デンソーは、愛知県に本社を置く国内最大手の自動車部品メーカーであり、家庭用蓄電池やV2H機器の開発・販売も行う企業です。
大容量の家庭用蓄電池の評価が高く、停電に備えて30%の電力を自動的に確保する安心設計や、24時間サーバーによる見守りサポートなどが魅力です。
蓄電池やV2H機器のラインナップは少なめですが、ほとんどの商品が高スペック・高耐久であることも特徴となっています。
③東光高岳
株式会社東光高岳(とうこうたかおか)は、東京都に本社を置く変圧器や事業者向けの配電機器メーカーであり、V2H機器の開発も手がけています。
屋外型のEV急速充電器の国内シェアNo.1(2021年度)を記録しており、電気自動車のバッテリー制御に関して高い技術力を誇ります。
変圧器メーカーならではのノウハウを詰め込んだV2H機器は信頼性・安定性が非常に高く、根強い人気があります。
【V2H】おすすめメーカーの主力商品は?それぞれの強みを解説
さいごに、人気メーカー3社の主力商品の価格やスペック、強みを徹底比較していきます。
おすすめ3モデルのスペック・価格を徹底比較!
まずは、おすすめ3モデルのスペックや価格を以下にまとめてご紹介します。
メーカー | ニチコン | デンソー | 東光高岳 |
品名 | VCG-663CN3 | DNEVC-D6075 | CFD1-B-V2H1 |
参考価格(税抜) | 398,000〜498,000円 | 1,100,000円 | 750,000円 |
サイズ | 幅809×高さ855×奥行337mm | 幅809×高さ855×奥行337mm | 幅580×高さ742×奥行310mm |
重量 | 約88kg | 約91kg | 約80kg |
ケーブル長さ | 3.7m | 7.5m | 3.7m(標準)/7.5m(オプション) |
充電機能 | AC202V 6kw未満 | AC202V 6kw未満 | DC150〜450V 最大3kW |
給電機能 | AC202V 6kw未満 | AC202V 6kw未満 | AC200-100V 連続3kW/短時間6kW |
①ニチコン/EVパワー・ステーション
ニチコンのEVパワー・ステーションは、充分な性能と40万円以下という驚きの価格設定が魅力のスタンダードモデルです。
ニチコンのV2H機器はすべて「系統連系」という方式を採用しており、 EVの電気と太陽光発電の電気を同時に使えます。
数万円ほど高くなりますが、同じスペックでケーブルの長さが7.5mのモデルも用意されています。
②デンソー/DNEVC-D6075
デンソーのDNEVC-D6075は、停電時でもエアコンなどが使えるパワーと、太陽光発電との連携機能が魅力のハイスペックモデルです。
別売りのHEMS(エネルギー管理システム)と連携することで、天気予報を自動取得して夜間の充電量を調節してくれます。
マットで落ち着きのある色合いも魅力的で、 サイズもコンパクトなため屋外スペースを有効活用できます。
③東光高岳/SmanecoV2H
東光高岳のSmanecoV2Hは、家庭用としては充分なスペックと狭い庭にも設置できるコンパクトさが魅力のモデルです。
「非系統連系」のためEVと電力会社の電気を手動で切り替える必要がありますが、太陽光発電の電気はそのまま充電できます。
東光高岳の製品は故障が少ないことでも知られていますので、 信頼性の高いV2H機器をお探しの方に特におすすめです。
【まとめ】V2Hのメーカーは機能とコスパ・信頼性で選ぼう!
本記事でくわしく解説している重要なポイントを、以下にもういちどまとめていきます。
- V2Hとは、EVに充電した電気で家庭の電気製品を動かすシステムのこと
- V2Hのメリットは、深夜プランの電気を昼間に使って電気代を節約できること
- V2Hのデメリットは、購入資金を回収するまでに数年かかってしまうこと
- メーカー選びに迷ったら「ニチコン」「デンソー」「東光高岳」がおすすめ
- 中でも人気・コスパともに良好なのがニチコンのEVパワー・ステーション
100万円を超える商品も多い中、ニチコンのEVパワー・ステーションは40〜80万円というお求めやすい価格が魅力です。
2022年度のCEV補助金を利用すれば本体は半額、工事費は無料で設置できますので、できるだけ安く買いたい方はぜひ活用してくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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