ニチコン蓄電池U4M1シリーズは買い?機能・価格を徹底解説!
多彩な機能のハイブリッド型蓄電池が注目されやすいニチコン。
実は「U4M1」という大容量の単機能型モデルにも安定した人気があることをご存じでしょうか?
豊富なラインナップが魅力のニチコンですが、「U4M1は未チェックだった!」という方も多いはず。
そこで本記事では、以下の3つのポイントをくわしく解説していきます。
- ニチコンU4M1の特徴・「U4X1」との違い
- U4M1のスペックや価格・独自の強み
- U4M1を選ぶべき、おすすめの家庭3パターン
本記事を読めば、ニチコンU4M1があなたに最適な蓄電池かどうかしっかり判断することができます。
上位モデルU4X1とも比較検証していますので、シンプルで大容量な蓄電池をお探しの方はぜひご覧ください!
目次
ニチコンU4M1はどんな蓄電池?特徴や上位機種についても解説
まずはじめに、U4M1の特徴や概要、停電時の信頼性や、上位機種U4X1との違いを解説します。
ニチコンU4M1の特徴と概要
ニチコンU4M1mは、余裕のバッテリー量11.1kWhを誇る大容量・単機能型の蓄電池です。
単機能型なので、太陽光発電のパワコンがすでにある家にも設置できます。
停電時に家中の電気をバックアップする全負荷タイプのため、家電をストップさせません。
停電時の電圧が200Vと高いので、エアコンやIHクッキングヒーターなども難なく動かせます。
U4M1は停電時にどれくらい使える?
停電していてもU4M1があれば、一般的な家庭なら24時間以上給電を続けられます。
一般家庭でエアコンやIH、テレビなどを24時間使う電気量は9.3kWhほどですので、余裕で1日以上持ちそうですね。
また、U4M1の容量なら、昼間の電力すべてを蓄電池でまかなうことも可能です。
毎日、深夜にお得に充電→昼間に使うというサイクルが生まれるため、節約効果も期待できますね。
同シリーズ「U4X1」とはどこが違う?
U4M1は「U4シリーズ」の一角であり、上位機種のU4X1も存在します。
U4X1は容量が16.6kWhと業界最大レベルであり、さらに積極的な電力運用が可能です。
停電時の電圧などのスペックは高いU4M1と同じですので、好みの容量で選びましょう。
U4X1はバッテリーが大きいぶん価格も高いため、手頃なU4M1は買いやすいとも言えますね。
ニチコンU4M1のスペックや価格を徹底検証
続いて、U4M1のスペックや価格、相場感や独自の強みについて解説していきます。
ニチコンU4M1のスペック・価格
U4M1とU4X1のスペック・価格は以下のとおりです。
モデル名 | ESS-U4M1 | ESS-U4X1 |
希望小売価格(税抜) | 370万円 | 450万円 |
蓄電容量 | 11.1kWh | 16.6kWh |
サイズ(縦×横×奥行) | 125×106×30cm | 125×106×30cm |
重量 | 190kg | 236kg |
最大出力 | 3,000W / 200V | 3,000W / 200V |
充放電回数 | 8,000回 | 8,000回 |
保証期間 | システム保証10年 (延長保証 +5年) 自然災害補償10年 | システム保証10年 (延長保証 +5年) 自然災害補償10年 |
U4M1とU4X1の性能やサイズはほぼ同じですが、重量や価格が大きく違っていますね。
U4M1のスペック・価格は蓄電池相場と比べて高い?
U4M1と同等のスペック・容量を持つ他メーカー製品の価格と比較してみました。
メーカー / 品名 | 蓄電量量 | 希望小売価格 |
パナソニック / LJB1256×2 | 11.2kWh | 358万円 |
ニチコン / ESS-U4M1 | 11.1kWh | 370万円 |
シャープ JH-WB1921×2 | 13.0kWh | 約465万円 |
以上の結果から、U4M1の価格設定は「標準的〜少し安め」の設定となっています。
U4M1が他メーカー蓄電池と同程度の価格なのであれば、安定した200V出力や自然災害補償などのメリットを考えれば有利と言えますね。
U4M1ならではの強み・メリットは?
U4M1ならではの強みを以下にまとめていきます。
- 停電時も切替操作なしで太陽光発電を充電できる
- 特別な操作なしでニチコンV2H機器と自動連携できる
- 万が一に備えて容量の30%を自動蓄電してくれる
- AIによる自動制御で、最適な蓄電量をキープしてくれる
- 気象警報などが発表されると、自動で充電し備えてくれる
U4M1は特別な操作を覚えなくても停電にしっかり対応できるように設計されており、安心感や安定性に焦点を当てたモデルと言えそうです。
【3つのケース】ニチコンU4M1がおすすめなのはこんな家庭
最後に、U4M1をおすすめしたい家庭を、3つのケースに分けてご紹介していきます。
①自然災害補償も付いた「信頼性」の高い蓄電池が欲しい家庭
U4M1には10年間の自然災害補償が付いているため、台風や地震などによる故障が心配な家庭に特におすすめです。
他メーカーの蓄電池は意外と自然災害補償が付いておらず、購入後に別途、保険会社などと契約しなければなりません。
その点、もともと10年間の保証がセットになっているU4M1は、かなりお得と言えますよね。
さらに、有償でシステム保証期間を5年間延長できますので、購入してから末永く使っていけます。
②停電しても普段どおりにエアコンや家電を使いたい家庭
停電してもエアコンやIHをいつものように使いたい家庭なら、200Vで全負荷対応のU4M1はぴったりの機種です。
停電はいつ復旧するか予想できないため、実際にはバッテリー残量を気にして電気をついつい節約してしまうもの。
U4M1なら11.1kWhとトップクラスのスタミナですので、停電中も普段どおりストレスなく快適に生活できますね。
オール電化の家なら電気はまさに生命線です。電気代の節約もできますし、U4M1を設置するメリットは大きいでしょう。
③補助金でV2H機器もお得に設置したい家庭
V2Hの導入も同時に考えている家庭なら、国内シェアNo.1のニチコンV2H機器と自動連携できるU4M1はやはりおすすめです。
国のCEV補助金を利用すればV2H機器は半額、工事費はほぼ無料になりますので、20〜40万円ほどの予算で家にV2Hシステムを構築できます。
さらに、HEMSも設置すれば国のDER補助金で蓄電池本体も1kWhあたり3.7万円の交付を受けられます。
DER補助金を使えばHEMSの購入に対しても5万円がもらえますので、積極的に活用していきたいですよね。
※2022年度のDER補助金は、予算に達したため、2022年6月3日をもって受付終了しました。
【まとめ】ニチコンU4M1は高スペックな蓄電池!補助金で安く買おう
本記事で解説してきた重要なポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- ニチコンU4M1は11.1kWhという余裕の容量が魅力の単機能型蓄電池
- 全負荷型かつ200V対応なので、停電時も普段どおりエアコンなどが使える
- 同程度の容量のモデルの中では定価が安く、実売価格はさらに下がる傾向
- 停電時の自動運転切り替えや30%の常時蓄電機能など、安心設計も魅力
- 10年の自然災害補償が付くほか、最長15年の延長保証も受けられる
ニチコンU4M1は、「大容量+低価格+高機能」という嬉しい3つの要素を併せ持つ人気モデルです。
地方自治体の補助金を利用してかなり安く購入することもできます。
信頼のニチコンの人気商品に興味がある方は、ぜひ導入を検討してみてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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