ゼロエミッション東京戦略とは?政策内容や家庭で可能な取り組みも!
「ゼロエミ」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
「ゼロエミ」の正式名称は「ゼロエミッション」ですが、一体どういう政策のことを指すのか気になりますよね。
今回の記事では、ゼロエミッション東京とは何なのか、ゼロエミッション東京政策の概要や家庭でできるゼロエミッションを解説します。
目次
ゼロエミッション東京戦略とは?ゼロエミッション東京について!
ゼロエミッション東京戦略を見ていく前に、ゼロエミッション東京とは何なのかという部分を見ていきましょう。
地球温暖化問題に立ち向かうための取り組みのこと
ゼロエミッション東京とは、地球温暖化問題に立ち向かうための取り組みのことです。
昨今、地球温暖化が急速に進んでいるのが問題視されているのは周知の事実。
地球温暖化はもはや世界レベルの問題で、各国が2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすること(=カーボンニュートラル)を公言しています。
日本ももちろん各国と足並みを揃えていて、日本の中でも特に人口の多い東京都は独自に「ゼロエミッション東京」を掲げ、地球温暖化に立ち向かうための行動を起こしているのです。
ゼロエミッション東京の主な政策
ゼロエミッション東京の主な政策は、以下の通りです。
- 都内における温室効果ガスの排出量を2030年までに2000年比50%削減
- 再生可能エネルギーの電力利用割合を50%に引き上げる(2030年までに)
- 東京都内における非ガソリン車販売を100%にする(2030年までに)
実は、世界規模で行われている「2050年カーボンニュートラル」を実現するためには、2050年までにゼロエミッション東京を成し遂げるのでは遅いのです。
2050年に目標達成を望むのであれば、2030年までにある程度の状況に落ち着いてなければならないといわれています。
だからこそ、東京都はゼロエミッション東京を2030年までに成し遂げようと躍起になっているのです。
私たち個人も、ゼロエミッション東京成功のために一肌脱ぎたいですよね。
ゼロエミッション東京戦略!元々の政策と何が変わったの?
ゼロエミッション東京は、2020年に戦略を一新しました。
それを「ゼロエミッション東京戦略」といいます。
では、ゼロエミッション東京戦略によって、今までとこれからの政策にどのような変化が生じるのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。
2030年までの目標を強化
ゼロエミッション東京戦略では、2019年12月に東京都が掲げた基準よりもさらに強化したものを2021年1月に発表しています。
2021年1月に発表された新たな目標は、以下の通りです。(すべて2000年比)
目標とする項目 | 今までの目標基準 | 新たな目標基準 |
温室効果ガスの排出量 | 30%減 | 50%減 |
再生可能エネルギーの電気割合 | 30%程度 | 50%程度 |
エネルギー消費量 | 30%減 | 50%減 |
目標がかなり強化されていることが分かりますよね。
要は、それほどまでに地球温暖化が深刻化しているということです。とても危機的な状況といえるでしょう。
政策のアップデートを実施
ゼロエミッション東京戦略では、元々の政策のアップデートを実施しました。
既述の通り、2050年カーボンニュートラルを実現するため、2030年までに様々な分野で省エネや再生可能エネルギーの使用などを進めていかなければなりません。
そこで、東京都は政策のアップデートを実施。地球温暖化対策をより強化していく戦略を考えたのです。
アップデートされた主な政策は、以下の通り。
- プラスチックゴミ対策
- 食品ロス対策
- 水素エネルギーの普及促進
- 再生可能エネルギーの普及促進
- ゼロエミッションビルの建設拡大
- 世界諸都市との連携強化
日本の中でも、特にエネルギー消費量が多い東京都。
だからこそ、日本の政策実現はまずは東京都からといえるでしょう。
ゼロエミッション東京戦略!ゼロエミッションを家庭で実現するには?
ゼロエミッション東京を実現するためには、政府が何らかの取り組みを行うだけでは限りがあります。
私たち個人も、微々たるものではありますができることはたくさんあるので、国民がしっかり協力して、将来の地球環境をより良いものにしていくために尽力していけると良いですよね。
最後に、ゼロエミッション東京戦略を家庭で実現するための方法を解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
節電に努める
ゼロエミッションを家庭で実現するため、節電に努めるよう心掛けましょう。
電力会社から売電して家庭で電力を使用する場合、石油や石炭などの化石燃料を燃やして作られた電力を購入します。
しかし、化石燃料を燃やす際、地球温暖化の原因を作っている二酸化炭素が排出されてしまう懸念があるのです。
つまり、各家庭が節電に努めることで、二酸化炭素の排出量を減らせるということ。
また、節電すれば電気代の請求額も軽減されます。まさに一石二鳥になるので、ぜひ節電の努力をしてください。
水の出しっぱなしをやめる
水の出しっぱなしをやめるのも、ゼロエミッションを家庭で実現するための方法の一つです。
普段何気なく使っている水ですが、実は私たちの家庭に届くまでに多くの電力が使われているのです。
つまり、水の出しっぱなしをやめることで、二酸化炭素の排出量を減らせるということ。
また、水の出しっぱなしをやめることで節水に繋がり、水道代の請求額も大幅削減が期待できます。
先ほどの節電同様、地球環境のためはもちろん、家計も助かるので一石二鳥の取り組みといえるでしょう。
自家用車の利用を控える
自家用車の利用を控えるのも、ゼロエミッションを家庭で実現するための方法です。
いわずもがな、ガソリン車は地球環境に悪影響を及ぼします。
昨今、世間に出回っているのはガソリン車やハイブリッド車、電気自動車、水素車がありますが、ダントツの普及率を誇っているのは今もなおガソリン車です。
つまり、自家用車が電気自動車だからといって気軽に車を使ってしまうと渋滞を引き起こしてしまい、多くのガソリン車が無駄にガソリンを排出してしまうことになります。
したがって、自家用車の種類が何であれ、基本的には徒歩か自転車などで行動するようにし、遠方に行く際は電車やバスなどの公共交通機関を利用するのが地球環境のためといえるのです。
マイバッグを持参して買い物に行く
マイバッグを持参して買い物に行くのも、ゼロエミッションを家庭で実現するための方法です。
今まで買い物袋として使用されていたプラスチック製の袋ですが、プラスチック製品は燃やす際に多量の二酸化炭素を排出してしまいます。
したがって、地球温暖化のことを考えれば使用は避けたいところ。
マイバッグを持参して買い物に行けば、無駄なプラスチック袋の利用を最小限に抑えることができます。
昨今、多くのスーパーなどで買い物袋が数円で販売されていますが、ここでも節約が期待できますよ。
ゼロエミッション東京戦略実現には個々の力が必須!皆で協力しよう!
ゼロエミッション東京戦略を実現するためには、個々の力が必要不可欠ということが分かりました。
地球環境を良くするためには、たった数日の努力では意味がありません。
長期的にしっかり対策をして、行動していけるよう努めましょう。
節電や節水はもちろん、買い物時にはマイバッグ持参などを徹底的に行っていけば、地球も喜ぶこと間違いなしですよ。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
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この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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